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【マリノス】GS第4節カヤFCイロイロ戦レビュー【ACL2023】

カヤFCとホームで対戦。
結果は2-1の勝利。
貴重な勝ち点3獲得でグループ首位に浮上。

フォーメーション

前回のカヤFC戦に引き続き3バックを採用。ロペス、エウベル、一森などの主力はベンチにも置かず、少数精鋭で勝負した。

試合展開(得点経過)

1得点目 前半26分 村上 悠緋(マリノス)

右サイドでボールを受けた井上から、ペナルティエリア右へスルーパス。これを受けた村上がゴール前に切り込みそのままシュート。これが決まって先制点を奪う。

1失点目 前半39分 堀越 大蔵(カヤFC)

カウンターからロングスルーパスを通されてしまう。これを受けた堀越が飯倉と1対1になりそのままシュート。これが決まり同点に追いつかれてしまう。

2得点目 後半42分 ヤンマテウス(マリノス)

ナムテヒからゴール前のヤンマテウスへパスが通ると、トラップでボールは高く浮いてしまう。ヤンマテウスは反転してダイレクトシュートを放つとこれが決まり、勝ち越し点を奪う。

気になったこと3つ

1.大事な勝ち点3

グループ内最下位のカヤFCにきっちり2連勝できたのは大きな収穫だ。マリノス、仁川、山東の三つ巴の様相を呈するグループの中で、カヤFCに勝ち点を落とさないことは重要。実際にこの試合でも終盤まで同点で推移しており、カヤFCの力も決して侮れない。

今後、仁川と山東もカヤFCと対戦するが、必ずしもカヤが負けるとは限らない。

2.主力を温存

リーグ戦の合間に行われたACLでアウェー戦ということもあって、マリノスは複数の主力を温存した。外国人選手はナムテヒとヤンマテウスのみ。ベンチにはユース所属の選手も2名入った。

それでも、勝ち点3を得ることができたのはチームの総合力によるところが大きい。優勝争いのリーグ戦の合間でグループリーグ突破も目標にするマリノスにとっては良い結果だったのではないだろうか。

3.最後は個のクオリティ

とはいえ、カヤFCの組織的な守備の前に最後の最後まで決勝点は奪えなかった。そして、こじ開けたのは外国人選手の個のクオリティ。特にヤンマテウスの反転シュートはアイデアと実行力という部分で日本人では難しい領域に達していた。

当然こういうプレーを期待して助っ人外国人として使っているのでこれはこれでOKなのだが、やはり来年度以降もACLやカップ戦も平行して戦うことを考えれば、日本人プレーヤーだけでも個で打開できるだけの力を持った選手が現れてほしい。

全体感想

グループステージ突破に向けて大きな勝ち点3を手にした。裏のカードでは山東が仁川に2連勝。勝ち点9でマリノスと山東が並んだが、直接対決の結果によりマリノスが現在1位となっている。

とはいえ、まだ仁川戦と山東戦が残っており予断は許さない。特に次の仁川戦は大事になってくる。ホームでの仁川戦を落としているので、もし仁川と勝ち点が並んだ場合、直接対決の結果で不利となる。アウェーとはいえ勝ちに行く必要があるが、仁川としてもこれを落とすとグループステージ敗退濃厚。どちらも負けられない戦いとなる。

だが、次の仁川戦もリーグ戦の終盤戦の合間に予定されており、コンデション面で難しい試合になりそうだ。今シーズンも残り少ないので、リーグ戦もACLも全力で臨むしかないが、これ以上の負傷者を出すわけにもいかない。最後までチームマネジメントが難しい。またしてもマスカット監督の手腕が問われている。

次の試合に向けて

次は11月12日(日)にホームでセレッソ大阪と対戦する。セレッソは現在5位でマリノスにとっては相性の悪い相手だ。

リーグ優勝に向けてもう目の前の試合を勝つしかない。相性が悪いとか言ってられない。負傷者も徐々に復帰し始めており、チームの調子は上がってきている。

それではこの辺で失礼します。


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