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【マリノス】第25節横浜FC戦レビュー【Jリーグ2023】

横浜FCとアウェイで対戦。
結果は1-4で敗戦。
横浜ダービーで痛恨の大敗。

フォーメーション

ヤンマテウスに代わり宮市が先発。GKは引き続き飯倉。

試合展開(得点経過)

1得点目 前半9分 ロペス(マリノス)

CKからニアのエドゥアルドがボールをそらし、ゴール前のロペスが見事なヘディングシュートで先制点を奪う。

1失点目 前半36分 林 幸多郎(横浜FC)

CKのこぼれ球に反応したに見事なダイレクトシュートを決められてしまい、同点に追いつかれてしまう。

2失点目 後半7分 伊藤 翔(横浜FC)

ゴール前のこぼれ球に反応した伊藤に見事なトラップからのシュートを決められてしまい逆転を許す。

3失点目 後半17分 オウンゴール(横浜FC)

カウンターをくらい、ゴール前へのクロスをクリアに行ったエドゥアルドの足に当たったボールはそのままゴールへ入ってしまいさらにリードを広げられてしまう。

4失点目 後半48分 吉野 恭平(横浜FC)

またしてもカウンターをくらい、最後は吉野に決められてダメ押しの失点。

気になったこと3つ

1.絶対に負けてはいけない試合で負けた

アウェイ横浜FC戦で勝てないジンクスを破れず。横浜ダービーという負けられない戦いで負けてしまった。ダービーという要素を除いても首位と17位の対戦での大敗はあってはならない。

この日の横浜FCは素晴らしい集中力でマリノスの攻撃の芽を摘み、鋭いカウンターを何度も成功させた。球際も激しく明らかにマリノスよりも気持ちが入っていた。どちらのほうが「絶対に負けられない」と感じていたか、結果が全てを物語っている。

2.前半のチャンスを仕留めきれず

前半多くのチャンスを作りながらも得点は1に留まった。特に宮市には3回ほど決定的なチャンスがありながらいずれも仕留めきれなかった。そして素晴らしいシュートから前半のうち同点に追いつかれてしまう。

あのシュートが無くても、この日の守備では失点するのは時間の問題だった。だからこそ前半のうちに多くの得点が必要だったにもかかわらず、決定力不足が露呈してしまった。

3.カウンターを受け続ける

守備では前半からカウンターを受け続けた。攻め切れないマリノスからボールを奪って素早くサイドバックの裏にボールを送り、山下を走らせるやり方を止めることができなかった。

サイドバックの裏を狙われるのはわかっているが、そのリスクを負って攻撃に厚みをもたらすのがマリノスのやり方。ただ、この日はボールを握るもののシュートやクロスで終われず、ボールを奪われてカウンターを受ける場面が目立った。ボールの出どころへのプレッシャーもかからず負の循環を断ち切れなかった。

全体感想

マリノスの攻撃力は明らかに落ちている。仲川レオセアラマルコスという途中交代で流れを変えられる選手を放出しているので当然だが、思った以上に事態は深刻だ。

エウベルロペスヤンマテウス西村といった前線の選手が不調または不在の場合、その影響は顕著に表れている。交代でパワーを追加できる選手が不足しているため、彼らが交代するまでにリードしておかないと打つ手が無くなる。

この試合の交代も、攻撃を活性化できたのは井上ナムテヒのみ。水沼、山根、吉尾は爆発的なパワー注入を期待できない。それならばナムテヒ水沼を先発させたほうがいいのではと思ってしまう。

ただ、移籍期間も終了しているため、これ以上の戦力アップは望めない。井上植中など攻撃の切り札になり得る選手が成長してくれるのを期待するしかない。

次の試合に向けて

次は9月2日(土)にアウェイで柏レイソルと対戦する。レイソルは直近5試合で1勝3分1敗、現在17位。直近でヴィッセルやサンフレッチェと引き分けており、全く油断できない。

マリノスは嫌な流れを断ち切りたい。スタメンを変更するならこのタイミングしかないと思うが、マスカット監督の決断が鍵になる。

それではこの辺で失礼します。


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