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芸術家の性

芸術家というのは、何にでもなれる素晴らしい生き物である。

空を飛びたければ、空も飛べるし

野球のバットになりたければ、バットにもなれる

普段、歩いている道路にもなれるし

川の水にだってなれる


ただ、何にでもなれる分、幾分困ることもある

それは、性別を超えてしまった上に起きてしまう

窮屈さに似たものがあることである

芸術家の性は、実際の性別はあっても

どちらとも言えないことがある

なぜなら、さきほども書いたように

男性にも、女性にもなれるからだ

男性が女性になると、現実では、ニューハーフや男の娘。女装、オカマなどの言葉もあるがそれで当てはまるものではない。

もっとも抽象的でクリエイトな部分で物を見たり、創造したり出来るのである。

あなたの前に何もなくても、芸術家が一人いればどんなものだって自由に見せてくれるであろう。

芸術は、絵や文章、音楽などからゼロからイチを生み出すものである。

ゼロからイチを生み出すからこそ、芸術家の性はあるようでないようなものだ。

良い言葉で例えるなら、男性であり、女性でもある。

悪い言葉で例えるなら、男性でもなく、女性でもない。


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