Lenboxx

作編曲家・ミキシングエンジニアをしてます。新しい知識や忘れたくないことを書いていこうか…

Lenboxx

作編曲家・ミキシングエンジニアをしてます。新しい知識や忘れたくないことを書いていこうかと。

マガジン

  • 楽曲制作のTips

    楽曲制作のあんなことやこんなこと

  • DAWのTips

    DAWのあんなことやこんなこと

  • ミックス・マスタリングのTips

    ミックス・マスタリングのあんなことやこんなこと

記事一覧

酔った様なビートDrunk Beatの作り方

Drunk Beatとは?ドランクビートとはその名通り=酔ったよ様なビートで、ディラビートとも呼ばれており、アメリカのヒップホップを中心に活躍したJ Dillaの名前が由来です。…

Lenboxx
2年前
12

ビット・デプスと32bit floatの話

音声信号がデジタル上でどう記録されるのかDAWや多くのコンバーターで使用するパルス符号変調(PCM)方式について。アナログ音声を録音するとき、入力された音声信号はA/Dコ…

Lenboxx
2年前
3

Studio One オートメーションが反映されない状態でバウンス(書き出し)されてしまうバグ

症状 : CPU使用率が70%を超えたプロジェクトの書き出しを行う際、ボリュームなどのオートメーションが反映されないまま書き出されてしまうバグに8~9割の確率で遭遇した。 …

Lenboxx
2年前
5

ダイナミック・レンジとラウドネス・ノーマライゼーションの話

ダイナミック・レンジとはダイナミック・レンジという語は文脈によって異なり、主に3つの意味で使われる事が多いかと思います。 ① 曲中において、音の大きい箇所と小さい…

Lenboxx
2年前
11
酔った様なビートDrunk Beatの作り方

酔った様なビートDrunk Beatの作り方

Drunk Beatとは?ドランクビートとはその名通り=酔ったよ様なビートで、ディラビートとも呼ばれており、アメリカのヒップホップを中心に活躍したJ Dillaの名前が由来です。彼がビートメイクをした際テープエディット、サンプラーによって産まれたミスをそのままループに使用した結果、新たなビートとして誕生しました。

サンプルを用意しましたので聞いてみて下さい。

よれた渋めのビートですね。意外と感

もっとみる
ビット・デプスと32bit floatの話

ビット・デプスと32bit floatの話

音声信号がデジタル上でどう記録されるのかDAWや多くのコンバーターで使用するパルス符号変調(PCM)方式について。アナログ音声を録音するとき、入力された音声信号はA/Dコンバーター(Analog to Digital Converter)により数字の列に変換されますが、これは音声信号の連続的な電圧値を毎秒何万回と等間隔でサンプリング(標本化)することによりデジタル変換され、連続的ではない離散的なデ

もっとみる
Studio One オートメーションが反映されない状態でバウンス(書き出し)されてしまうバグ

Studio One オートメーションが反映されない状態でバウンス(書き出し)されてしまうバグ

症状 : CPU使用率が70%を超えたプロジェクトの書き出しを行う際、ボリュームなどのオートメーションが反映されないまま書き出されてしまうバグに8~9割の確率で遭遇した。

対策 : パフォーマンスモニターのドロップアウト保護を[最小]だったところを[高]または[最大]にしたところ、10回以上書き出してるが症状は見られなくなった。

ダイナミック・レンジとラウドネス・ノーマライゼーションの話

ダイナミック・レンジとラウドネス・ノーマライゼーションの話

ダイナミック・レンジとはダイナミック・レンジという語は文脈によって異なり、主に3つの意味で使われる事が多いかと思います。

① 曲中において、音の大きい箇所と小さい箇所の差
概念として使われることが多く、具体的な数値では表しません。
②機器などが取り扱える信号レベルの最小値と最大値の比率
主に、機器やシステムのスペックを語るときに使用されます。
③RMS平均レベルとピークの差(クレスト・ファ

もっとみる