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フランスに引越して1週間日記|念願のオランジュリー美術館、カフェetc.

こんにちはKiki(キキ)です!
フランスに移住してもう2週間が経とうしています。
新しい土地に行くと1日があっという間に感じますね。

今日はフランス1週間目の日記をお届けします。
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ヨーロッパ文化遺産の日

パリに到着した日は9月第3週目の週末。
ちょうどヨーロッパ文化遺産の日。
毎年この2日間、なんと普段一般には非公開の歴史的建造物が無料で一般公開される!
エリゼ宮(大統領官邸)やパリ市庁舎など。
こういう文化的なイベント大好き!かなり楽しみにしていた。
時差ボケや長距離移動があるかもしれないと思い、事前に予約が必要な施設は今回は諦め、リュクサンブール公園内にある「元老院」Sénatに訪れた。

元々はマリードメディシスが住んでいたお城で、現在はフランス元老院 ( 上院 ) の議事堂として使われている。

さすが元々宮殿。どこも煌びやかで豪華絢爛という言葉がピッタリ。
特に大広間は圧巻。ここにはナポレオンの王座も。
この広間だけで30分は居られる。
フランスの歴史上、重要な人物達が描かれた天井画もあったり、、
渡仏前にフランス史を復習しておいて良かったと心底思った。

元老院-Le Sénat 大広間の天井。

そして、図書館。
図書館の天井画はあのドラクロワによって描かれたもの。ドラクロワと言えばフランスを代表するあの作品(私の中で)、「群衆を導く自由の女神」を描いた人物。

元老院-Sénat 図書館
図書館の窓から。リュクサンブール公園も見えます

1時間も並んだけど、見応えたっぷりでとても満足度が高く、時差ボケの体を叩き起こして行った甲斐があった。
誰でも無料で、歴史的・文化的施設や建造物を国を挙げてみんなで楽しみましょう!っていう日があるのってとても素敵。Sénatにも小学生くらいの家族ずれやおじいちゃんおばあちゃん世代の方も沢山来ていて、良い週末の過ごし方だなと感心した。

念願のオランジュリー美術館

この日は、美術館にも行った。
念願のオランジュリー美術館。
私は印象派の絵画が大好き。

今回の渡仏は3度目。
初回は時間がなくて泣く泣く諦め、ルーブルを優先。
2回目はオランジュリーのチケットをオンラインで事前予約もして行く気満々だったが、いざ美術館に着くとその日ちょうどストライキがあり、美術館が閉館。。(チケット代は後日返金してもらいました)
なので今回が3度目の正直。

この日のオランジュリーは意外と空いていて、列に数分並んですぐに入館。
入り口からまっすぐ進んだ正面にモネの部屋があった。

1番見たかった絵。
クロードモネの睡蓮。
8枚の絵が2つの部屋に分かれて展示されてある。
空間をたっぷりと使って。
なんとも贅沢なお部屋。

天井にはレースカーテンのような布が覆ってあり
天窓からの光をやさしく受け止めていて、
部屋には柔らかな気が満ちていた。

正にモネが描いていた絵のような
何とも言えない不思議な光に包まれている

モネの睡蓮。

モネの部屋についてはこのような言葉が。

「仕事に疲れきった神経は、そこで淀んだ水に佇む風景に癒されるであろう。そしてこの部屋は、ここで過ごす者にとって、花咲く水槽の真ん中で、安らかな瞑想を行うための隠れ家となるであろう」

オランジュリー美術館パンフレットより

まるで自分が本当に睡蓮の池の前に立っているような。中央の椅子に座ってボッーと眺めていると、なんだが水面が揺れているようにも見えてくる。
本当に不思議な瞑想の空間。
人々の小声のお喋りさえも、心地よく聴こえてくる。五感で感じるモネの睡蓮。
何度も来たいと思える空間だった。

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他にも素晴らしい絵の数々。
私のお気に入りをシェアします!

左からシスレー、ピサロ、モネ『May triptych』
ルノワール 『Pêches』
ルノワール『Bouquet dans une loge』

他にも素晴らしい作品が沢山ありました。
印象派好きな方、オススメです!!どの季節、時間帯に訪れてもそれぞれの雰囲気が楽しめる素晴らしい美術館だと思います。
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絶対に勝てないもの。

いくらヨーロッパが好きとは言え、
食べ物に関しては母国のものに勝てない。
香ばしいバゲットをオリーブオイルに付けて食べるのも好きだけど、やっぱり…
お米大好き!お味噌汁大好き!!!
移住して早3日目で韓国系のアジア食品スーパーに行った、ルンルンで。
本当に何でもある!尋常じゃないくらい高いけど。
鰹節、味噌、豆腐、雑穀米を購入。

それから毎日1回はお味噌汁を食べてる。
味噌汁といっても日本で作っていたようなお鍋で出汁から取って作るものではなく即席お味噌汁。
お茶碗に鰹節と茅乃舎の出汁を少しと豆腐と味噌を入れて、お湯をかけて混ぜるだけ。
簡単だし、全然美味しい。
やっぱりホッとする日本の味。

フランスのブルターニュ産の鰹節。でも鹿児島の枕崎の会社みたい。


パリの小さな映画館

ウェスアンダーソン監督の作品が好きで、彼の映画は欠かさず観てきた。
この夏に公開された最新作「アステロイドシティ」は日本で見逃したため、フランスで見ることに。
パリで上映している映画館は2つ。
モンパルナスにあるMK2 Parnasseに行った。

小さな昔ながらの映画館。
調べてみると、元々はStudio de Parisという名前で1930年につくられたらしい。そんなに古いの…⁈
平日だったこともあり、お客さんも10人くらい。
塩気増し増しのポップコーンを食べながら鑑賞。
良かった。
なんか家で見ているような気分だった。

上映時間の5分前に入ったけど誰もいなかった

映画のオリジナル言語である英語音声に、フランス語字幕。
私にはまだ少し難しかった。
ウェスアンダーソン作品で1つ前の「フレンチディスパッチ」は、英語音声に日本語字幕で観賞したけど展開が早すぎで付いていけないところが幾つもあった。
フレンチディスパッチに比べたら難解なところはそんなになかったけど、多分もう1回観ると思う。1回じゃ消化出来ない。
それでも今回の作品もとても楽しめた。
俳優陣の豪華さ。そしてなんと言ってもウェスアンダーソンの映画って、1コマ1コマどこを切り取っても絵画に出来そうな、それくらい全てのシーンがアートのようにオシャレ。
1秒ずつ止めたい。
映画のワンシーンだけを見て「これはこの監督の作品だ」と分かる監督ってどれくらいいるだろう?そんなにいない気がする。

モンブラン発祥のカフェ

なんと大学の後輩がヨーロッパ旅行中で、パリに来る!!
馴染みの人に異国の地で会うのは、なんだがとてつもなく嬉しい。先月東京で一緒にご飯を食べたばかりだから不思議な感じだった。

サロン・ド・テ「アンジェリーナ(Angelina)」でお茶をした。
パリには何軒かあるがせっかくならと、リヴォリ通りにある本店に行くことに。
1903年創業の老舗サロン・ド・テ。
なんとココ・シャネルも通っていたとか。
さすが有名店。
お店の前には行列が出来ていた。
でも、並ぶとあっという間で20分くらいで席に案内された。

アンジェリーナ本店

私はモンブランとグリーンティーをオーダー。
モンブラン発祥の地とも言われていることもあり、ここのモンブランは一度食べてみたかった。
ちょっと甘さが強いので、緑茶と一緒だとちょうど良い。
サクサクのメレンゲ、マロンクリームが濃厚で最高!

濃厚モンブラン♡

日本語で色々な話をして、とても嬉しい美味しい時間だった。

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そういえば、ご存知の通りラグビーのワールドカップがフランスで開催されています。街中では各国のユニフォームティシャツを着た人も沢山見かけ、夏は過ぎましたが街はとても賑やかで活き活きとしています!
他にも色々あった最初の1週間だったけれど、長くなりすぎたので取り敢えず今回はここまでにしますね。皆さまの1日が良い日になりますように⭐️

フランス移住1日目の日記はこちら▼


最後まで読んでいただきありがとうございます!
また次回も頑張って投稿していきますので応援よろしくお願いします🌼

せっかくフランスにいるのでYoutube動画も投稿したいと思っています、
是非チャンネル登録、いいね、コメントお待ちしております。

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