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食べることは生きること

女性をターゲットにした食品に使われる、『ギルティフリー』という謳い文句をご存知でしょうか?健康に良い素材を使っているから、罪悪感なく食べられますよーと、お菓子やスナックなどに使われることが多いようです。

でも、よく考えてみると、そもそもなぜ食べることに罪悪感を感じるのでしょうか?

生命体として存在している以上、食べるという行為は必要です。生命を維持するため、そして次世代を残すために食べます。食べるものが動物であろうと植物であろうと、またはプランクトンなどであろうと、どんな存在も生きている以上食べることは必須です。

だけど、罪悪感を感じてしまうのはなぜでしょう?

他の動物の感情は分からないので人間として考えると、食べることが生命の維持だけではなく、快楽につながっているからだと思います。食べることで気持ちを高揚させたり慰めたりできるのが、人間にとっての食べる行為なのではないでしょうか?

身体の声を聞くと食べ過ぎないとも言われますが、それも大変です。これだけ情報が飛び交う人間社会で、少なくともわたしは体の声を冷静に聞くことはできません。

だけど、食べることに罪悪感は不要です。食べられなくなったときは死を迎えるときです。どんなものであれ、食べられる自分の体に感謝して食物をいただくのが、一番気が楽になるのではないでしょうか?

一生懸命に葉っぱを食べるコガネムシを見て、ふとそんなことを思いました。

葉っぱを食べるコガネムシを害虫と呼ぶのも、結局は人間の価値観ですね。

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