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薄明を進む

日の出が遅くなってきました。

太陽の高度も下がり、光を撮るには面白い季節になってきました。早朝は暑くもなく寒くもなく、カメラを持ってのウォーキングにぴったりです。同じ時間に通っても、季節によって見せる表情がまったく異なります。

わたしは、この薄明の時間帯が大好きです。明るくなりすぎるとちょっと白けてしまうし、暗すぎると何も見えないし、このくらいの薄明りが好き。なにかドラマの始まりを感じさせてくれる気がします。

毎日同じような日々が過ぎるとしても、日の出の時間や太陽の高度が違います。それだけで今日という日は今しかないのだと、この1日をどう生きるかということを考えさせられます。細々とした生活の雑務が始まれば、そんな感慨はどこかに消し飛んでしまうとしても、ほんの一瞬でもそれを意識することで、今日の日がかけがえのないものになります(なるはずです 笑)。

さぁ、今日眠りにつくときにどんな気分でいたいか、今日という日をどう生きるか。ゴールを決めてみましょう。明日が必ず来ることは、約束されていないのですから。

薄明の中を進む船。水面が滑らかなドレープのように波立っています。

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