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9月に見た映画、ドラマ

記憶に残っているものを忘備録がわりに。

『ダーク DARK』

Netflixで見れるドイツのSFドラマ。filmarksで4.1と評価高いので見てみた。

ヴィンデンというドイツの小さい町で子供の連続失踪事件が起こる。背景には4家族の4世代にわたる秘密が隠されており、時空を超えた謎に迫るSFスリラー。 

とにかく複雑!登場人物の子供時代、大人、老年、その親の子供時代(以下同じ)の姿が描かれるので頭が混乱する。しかも何回もタイムトラベルする。
子供たちが町の不可思議な謎に迫る感じは『ストレンジャーシングス』っぽいが、それは序盤くらい。時代が交錯していくのでまた違う雰囲気のドラマ。ストシンみたいな、子供らしいジュヴナイルあふれる可愛いエピソードもない。
大人は浮気やら不倫やらで。こんな小さな町に何十年もずっといるのか疑問だけど、日本もそういう土地柄もあるのかも。

とりあえずシーズン1は見終わった。たまに誰だっけこいつと思いながら見ているが、相関図を見たりしてなんとか雰囲気でつかんでいる。ダークSFを見たい人におすすめ。ドイツの鬱蒼とした森や素敵な洋風のお家も雰囲気を味わえる。
ドイツ語はダンケとイッヒビンしかわからない。

『シュリ』

アマプラ広告でデジタルリマスター版とデカデカと出てきたので視聴。
北から来た工作員たちによる韓国でのテロを防ごうとする、悲恋の要素もあるアクションサスペンス。1999年公開作品で、ところどころ映像が古くは感じるが、かなりスタイリッシュでテンポよかった。
よくある南北ものではあるけど、金魚がキーとして印象的に使われていたり、伏線が張り巡らされていたり。結構ぐろ。名優ソン・ガンホとハン・ソッキュ、チェ・ミンシクが若い!!チェ・ミンシクは今は貫禄あるおじいちゃんな感じだけど、若い頃はなかなかかっこいい。

『KCIA 南山の部長たち』


現在上映中の『ソウルの春』の前日譚となる1979年の朴正煕暗殺事件を描く。ソウルの春は映画館で見たかったけどもう上映終了しそう。。

主演のイ・ビョンホンは実際に大統領を殺害した、中央情報部のパク部長を演じている。イ・ビョンホンはしぶ〜いいい男すぎて「いい人」に見えてしまう。この事件は実際はよくわかっていないことも多いそうで、大統領暗殺が民主主義のためなのか、自分が権力争いに負けそうだからなのか、錯乱状態だったからなのか、真相はわかっていないらしい。朴大統領暗殺から、全斗煥政権による独裁、光州事件…と更なる混迷につながっていく。イ・ビョンホンが、親愛なる大統領から冷たくされたり、ライバルから足蹴にされたり、ずーっと苦悩しまくる姿に同情する。小賢しいライバルを演じるのはクァク・ドウォン。この方が出てるのは『アシュラ』や『コクソン』など毎回面白い。映像が重厚で見応えがあった!



今年の秋はいろいろ興味ある映画が公開されているけど、少し前まで安静指示だったし、平日は一応仕事しているし、休日は混んでいる街に出るのが億劫でなかなか見にいけない。定期的に映画館で映画を浴びないとなんとなく人生の活力みたいなエネルギーが湧いてこないので、そのうち見にいきたい。

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なずな
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