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ヘルプマークの役割
こんにちは!れごです☺️
今日は私が普段から身につけているヘルプマークについて。
使っていて思ったことをまとめました。
それではいきましょう!
ヘルプマークとは?
ヘルプマークは義足や人工関節を使用している方、内部障害や難病の方、又は妊娠初期の方など、援助や配慮を必要としていることが外見からはわかりにくい方々が、周囲に配慮を必要としていることを知らせることで、援助を得やすくなるよう、東京都が平成24年10月に作成したマークです。
ヘルプマークは約12年前からありますが、ここ数年で認知が拡大している印象です。地域によって偏っているのかもしれません。
記事に掲載できませんが、神戸市が作成したヘルプマークのポスターは他にどんな人が使っているかわかりやすくデザインされています。良ければ見てみてください。
私がヘルプマークを使う理由
私がヘルプマークを持ち歩く理由は感覚過敏を持っているからです。
感覚過敏は広義では感覚が過剰に敏感な症状を指しますが、個人差があります。
私の症状は聴覚過敏が一番重くて、大きな音が怖くて痛みを感じたり、苦手な音がとても多いこと。
また音が多い賑やかな場所では気持ち悪さと緊張で体調を崩します。
他にも眩しいと目が開けられなくなる視覚過敏や紙など特定の物を触れない触覚過敏、体調によって食べられるものが変化する味覚過敏と匂いでクラクラする嗅覚過敏があります。
一見誰でも起こりうることですが、はっきり言えば一日中この状態になっています。ずっと何かしら苦しい。
今回は私が一番困っている聴覚過敏を例に挙げます。
私の場合は自分の部屋を出ると基本的に頭痛が止まらないから、外出する時はいつもヘッドホンを身につけています。
ヘルプマークを使おうと思ったのは出先ならどこでも体調の限界を迎えて動けなくなる可能性があるからです。
特に電車の音が苦手で乗っている間は吐き気が止まらないから辛い時は座ります。
やむを得ず優先席に座る事も多いから体調が悪いことを周囲に伝えるためにヘルプマークを付けています。
ヘルプマークを見かけたらどうすれば良いのか
これはすごく難しい話だと思います。これには理由があります。
先述した通り、私は急に体調を崩すことがあるから身につけているのですが、
実際に助けを求める状況には滅多になりません。その前に手を打つからです。
つまり常に配慮が必要ではない。
けれどもものすごい体調不良と戦いながら外出しているから、
確かに同じ電車に乗っている人に比べれば配慮が必要な状態かもしれません。
ところが私の外見もヘッドホンをしている普通の学生ですから、
カバンに付いたヘルプマークに気づいた人もどうしたら良いかわからないと思います。
一応ヘルプカードという具体的な説明を記せるものがあり、非常時にカードを見せるだけでしてほしい配慮や対応を伝えられるものもありますが、
同じ電車に乗った誰かに積極的に見せることもないから、非常時以外出番がないというのも事実。
そうなんです。非常時以外に出番がないのです。
だからこそヘルプマークの効果が薄れているようにも感じるのです。
ヘルプマークの本当の役割
ヘルプマークが本当にできることは何か。
まずは使用者目線。
ヘルプマークを持っているといざという時に誰かを頼るハードルが下がる安心感があります。
それがお守りのように外出する心理的な辛さを和らげている。
あくまでも私の場合ですからこれが全てではありません。
やはり本当に身につけるべき人がいるのだと思います。
ではヘルプマークを見かけた私たちができること。
それは見守ることではないでしょうか。
いざという時に助けられることが大事。けれども本当の非常時は滅多に訪れない。
ヘルプマークの有無に関わらず、その時体調が悪かったり困難を抱えた人が気兼ねなく周りを頼れるようになってほしい。
ヘルプマークの役割は、見守ることだと思います。
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