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流星



星を眺めつつ

想いを馳せ

恋に焦がれる


きみの髪

きみの爪

きみの産毛

何れも忘れられない


あの日

遠く
遠くへと去っていったきみ

自分の中に残った痕

その心地よさ


唇よりも
舌で感じ
通じるような

甘い毒のような感覚

こんな気持ちには
もうなれないのだろう


ぼくは
水面に映る三日月を
懐くことができなかったよ


星が流れる度
瞳はそれを追い
心はきみを乞い求める




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