弱っちいヒーロー

こんばんは。

れふとで御座います。
年末年始の会食祭りがやっと終わり、平穏な日々が戻って参りました。

慌ただしい中でも、それでも気付きってあるもので。


先日、古い付き合いのサミー（仮）がスパイダーマンを観てきたという事で、
正義のヒーローの素敵さとかカッコよさとかを熱く語ってくれました。

歴代のスパイダーマンが出てきて初代のトミーマグワイアが〜とかすごい熱意でプレゼンしてくれて、
笑顔のまま少し興奮して、少しだけ引きました。
私は残念ながらトミーマグワイアしか知らないのです。

でも、観に行きたいなとも思いました。

ただ、私は残念ながらダークヒーローの方が好みでは御座います。
そして私はその夜、考えました。

ヒーローとは。

マーベルとかに出てくるヒーロー達って漏れなくカッコいいですし、
憧れる子供達が後を絶たないからこそ、ずっと愛され続けていると思うのです。
キャプテン・アメリカがフリスビー失くしたとしても、
それでもカッコよく見えます。


ただ、私はダークヒーロー好きなので、思ってしまったのです。

分かりやすい程の圧倒的なヒーローって
分かりやすく助けを求めてる人々を漏れなく救えちゃうけど、
分かりにくく助けを求めてる人々って、救えないんだろうな。

極論を言いたいわけではないんですが、強い人だからこそ、弱い人の事を理解しきれない部分も、あるんじゃないかと思うのです。
助けを求めている人を助けられるのがヒーローではあると思うのですが、
目に見えないSOSに気付けるヒーローって、私は見た事がないのですよね。

そこはまぁ、舞台も舞台ですしね。

そりゃそうだわとも思います。

ただ、それでも心のSOSって人の中にある弱さを理解出来るからこそ気がつけるのではないかと思うところもあるのです。
弱者だからこそ弱者の事を理解できたり、
救ってあげられたりする部分があったりするのではと、私は感じます。

そう思うのは、私自身が弱者だからなのですが、
以前の記事でも書いた通り、
私は手を引いて助けを求めている方を上から引き上げてあげられる程の力も、カッコ良さもありません。

なので、せめて超えられない心の壁に遭遇した人の、その踏み台くらいには、
なれるんじゃないだろうかと考えています。

正義のヒーローには成し遂げられない事を出来る人が、
世の中にはきっと、たくさんいるのではと思うのです。

私なんて　と自らを卑下してしまって可能性を狭めてしまうような。
勿体無いなと思う方、たくさんいらっしゃいます。

お仕事をしていると上司だとか部下だとか、
先輩とか後輩とか年齢とか。

色々あるとは思うのですが、何にも出来ない赤ちゃんが笑顔になるだけで、
ただそれだけで全て解決してしまう事があるように、
そんな方だからこそ出来る事が、きっとたくさんあると私は信じて止みません。


こんな私にでも出来る事がきっとあると思い続けられるのは、
スパイダーマンみたいなスーパーヒーローがいるからなのだろうと思うのです。

そういう意味でも力をくれるだなんて、
ヒーローってやっぱりカッコいいです。

それでは皆様、良い週末を。