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映画『ヴェノム』を観て--怪物も人間と同じ生き物

来月公開の『ヴェノム』ですが、私は韓国で一足早く観てきました。なんちゅうか観ている側の身体にビンビン入りんできます。実際、ヴェノムという地球外生物は、それ単体でちょっと強いスライムみたいなものなんですが、人に寄生すると、もうギンギンの躍動獰猛生物になる。だから観てる方も身体にくる。これはある意味面白い。寄生される感があるからビビるし没入する。VRとかやれば人1人ぐらいは実際に心臓発作で殺れるかもしれません。

ちょっとだけネタバレしますが、ヴェノムの目的は自分の故郷(星)から同胞を連れてきて人間を食い散らかすこと。極めて生物学的かつ残酷な目的です。まあ、人間だって仮によその星に行って、そこに極上のロブスターがうようよいれば、似たようなことやりますよね。それをヴェノムもやろうとする…!

なんだけど、ある理由で翻意します。なぜか?そこも極めて生物学的な理由。群れる生物って個体の強さなどによって序列ができますよね。ヒントはそこです。

主演はトム・ハーディー。なんか寄生される役にピッタリだったなと。ゾンビに食われる役とかでもハマりそうな悲壮感。マーヴェル作品は全然観ないんですが、これは面白かったです。キモいけど。



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