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今日覚えたい文法

AもBも〜ない。

・わたし(女性)も母もスポーツは好きだ。
Ma mère et moi (être) sportives.

être を2秒で活用してください。
はい、どうぞ!

そう、Ma mère et moi をまとめると nous なので、
Ma mère et moi sommes sportives.
となります。
(Ma mère et moi, nous sommes sportives.
のように言い直している文をよく耳にしますが、もちろん話し言葉では問題ありません。書くと少しまどろっこしくて爽やかさに欠ける印象です。)

では、これを否定文にしてみましょう。

・わたし(女性)も母もスポーツは好きではない。

単純に "ne - pas" を使って否定文にしてみましょう。

肯定文に比べて否定文は若干の気遣いが必要です。
「何を否定するのか」を明確にする必要があるので、構造が少し複雑になりがちなのです。

この場合は、主語に相当する「わたしと母」を否定していますね。

こんな文法のルールがあります。
「否定文の中では、原則的に "et" は使えない」
(もちろんルールなので破られることもあります)

ということは、
Ma mère et moi ne …
はもうすでに使えないことが決定してしまいました。
どうしよう…

こんな時には "ni" を思い出してください。
このために!2つ以上をまとめて否定する役割を持ち、単独では使えない "ni" があるのです。
 
ただし注意が必要です。
否定語 "pas" が入ると、全てをひっくり返します。

Je n'aime que toi.
好きなのはあなただけよ。
Je n'aime pas que toi.
他にも好きな人がいるわ。

Ni ma mère ni moi (être) pas sportives.
(pas は必要ありません)

では動詞 être を直説法現在形に活用してみましょう。

問題は「誰に合わせる」のか?ということです。

ma mère に合わせる?
moi (je) に合わせる?

どちらも sportive ではないのですから、まとめてしまえばいいのです。

Ma mère et moi sommes sportives.
→ Ni ma mère ni moi ne sommes sportives.

Toi et ton père (=vous) êtes râleurs.
あんたも父ちゃんも、ふたりとも文句言いだよね。
→ Ni toi ni ton père n’êtes râleurs.

Comme ça, Hélène et Florian seront heureux.
このままでふたりとも幸せだね。
→ Comme ça, ni Hélène ni Florian ne seront heureux.
ここままではふたりとも幸せになれないね。

ご参考まで

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