短歌① ~せいかつ~
わたしの一番すきな本屋さん、恵文社一乗寺店さんに通う日々のなかで短歌に触れるようになった。すこしずつ短歌を詠み始めたから、わたしの歌を聴いてください。
初めてだから稚拙な出来かもしれないけれど、わたしの大切な作品たちをどうか。
だれも首絞めてくれないからわたし
今日もネックレスをしています
右の目の黒目から見て4時半の
短針のところの白目にほくろ
「バスの画像を選択してください」
わたし、人間だから間違えるかも
消防車パトカー白バイ救急車
物々しいね犯人はわたし
常識とかこれが普通とかそんなこと
人間型押しマシンみたいに
熱海から手紙を出した僕からの
手紙は今日のぼくに届いた
次の角右に曲がって3つ目の
信号左に曲がると地獄
贈り物 包みをビリビリ破くとき
心の壁も剥がれた気がした
内臓と肋骨の間に冷えた手を
ぬるっと入れられたかのような怪談
昨日より今日のわたしがよかったと
明日のわたしが言えますように
以上です。
31音にのせるのは難しいけれど、確かな楽しさがそこにはあって、わたしの考えや閃きがかたちになっていくのは幸せでした。
また詠みたい!!!
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