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スタッフと考える「エッジの過去・現在・未来」

ラーンネット・エッジ3年目の1学期が終了したのを機に、これまでの振り返りも兼ねて、スタッフのなおちゃんにレゴ・シリアスプレイ(R)という手法で「エッジの過去・現在・未来」を考えてもらいました。

レゴ・シリアスプレイ(R)は、ファシリテータが投げかけた問いに、レゴブロックで作品を作り、それを説明することを通じて答えるというもので、レゴブロックの作品が、言葉と言葉にならぬものの間を繋いでくれるというメソッドです。

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はじめにスキルビルディングという、"手で考える"ためのウォームアップから始めていますが、詳細は割愛します。ちなみに、写真は「最近の私」について説明しているところです。

ーー このブロックの山の中から、気になるブロックを3つ選んでください。

1m四方に山盛りのブロック群の中から、直感的に目についたブロックを3つ選んでもらいます。この時点ではこの後に何を問われるか、なおちゃんは知りません。

なお 選びました。

ーー では、その3つがそれぞれ「エッジの過去・現在・未来」を表すとすれば、どれが過去・現在・未来にあたるかを考えて、シートに並べてみてください。

なお えーー。んー..

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一番左の「過去」は、オレンジ色の花のようなパーツ。不透過。真ん中の「現在」は2ポチの直方体。黄色の透過。一番右の「未来」は立方体を対角線上にスライスしたような形の三角柱。無色の透過。

ーー それぞれについて説明してください。

なお 「過去」は、歯車?部品の一つという感じ。ささやかに回り始めた。芽が出たばかりとも言えるかも。色は、他の2つと違って透明じゃないのは、人間関係の濃さを表してるのかな。「現在」は、色的にスッキリ、綺麗になってきた印象がある。でも透明ではない。わかってきたことやできてきたこともあるけど、視界が完全に開けているとは言えない感じ。形もまだゼリー状かな。「未来」は、小さいけど転がりにくい形で、透明。安定かつ自立して、クリアな状態でそこにあるという感じ。

ーー なるほど。透明度が上がっていくのが面白いね。

なお スッキリしてくる、という感じなんだけど。今はまだわからないことも多くて、自分たちでやっていることを整理できる段階じゃないけど、それが未来にはわかってるかも、と。自分たちに何ができるかとか、何はやらなくていいとか。

ーー なるほど。では次に、もう一歩「未来」について考えてみます。さっきの「未来」を表すブロックは何を問われるか知らずに選んだわけだけど、これにもう少しアレンジした方が「エッジの未来」を表せるようであればそうしてみてください。

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エッジを表す透明の三角柱の周囲に、色、透明度、形の異なるブロックが複数並べられる。

なお エッジのブロックはそのまま変えず、同じような志の仲間のスクールが周りにあるようにしました。

ーー 仲間。色や形の違いは何を表してるの?

なお まずはスクールの成長段階の違い。始まったばかりのところや「現在」のエッジのようなところがある。あとは「学校」に近かったり、特色を前面に出した尖ったところなどの方針の違い。大きさは規模や年代幅を表している。色は柔軟さや頑なさも表してるかも。それぞれがそれぞれに純粋にやっていて、「仲間」だけど、みんな違う感じ。エッジもそういう中で自立して、私たちなりにわかっていることがあって、余計なことはやらず、必要なものがより洗練されている。

ーー なるほど。では最後に、あえてこのエッジの「未来」の状態に名前をつけるとしたら?

なお 「エッジここにあり」かな。今はエッジのようなスクールは少なくて、親御さんや子どもたちにとって探しにくい上に選びにくい。でももし「仲間」が増えて、このような活動が目に触れやすくなり、社会の認識も併せて変われば、エッジはエッジとして「ここにあれば」よくなる。そうなるといいな。

おまけ

終了後、なおちゃんから「うっぢゅの考える『エッジの過去・現在・未来』も作ってみてよ」とのリクエストが。そこで作ったのがこちらです。詳細についてはノーコメントでお願いいたします。

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