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「自分は独立しても大丈夫か?」を見極める超簡単な方法

人材会社、求人広告のコピーライター、IT系メガベンチャーと広告会社の広報、経営戦略室を経て、今は小さな広報コンサルティング会社の代表をしている松田純子です。広報時代も含めたライター歴はかれこれ17年ほどです。

企業広報&広報コンサル、ライターの経験を生かして、広報担当者の方に役に立つ情報や読みやすい文章(文書)を書くコツなどをシェアしています。

本日は、前々から私が訴えたかった(?)「独立(フリーランス/スモール起業など)しても大丈夫か」を見極める簡単な方法についてお話しします。


■成功しているスタートアップ(米国)の創業者の平均年齢は意外と〇歳


ある米国の調査によると、創業後5年の成長率でトップ0.1%に入る米国のスタートアップの創業者の創業時の平均年齢は45歳だったそうです。

シリコンバレーなどのスタートアップと言えば、華やかで若き天才が成功しているイメージがあります。でも、この結果を見るとやっぱり経験は大切なんだと分かります。

ちなみに、私が会社を作った時に相談に行った「創業手帳」さんでも、周りで相談している方々はみなさん50代くらい?に見えました。意外としっかり経験を積んだ上で、手堅く起業する方が普通なのかもしれません。


■どのくらい経験を積めば独立しても大丈夫か?


自分自身や周りを見ても、該当する領域の経験があれば有利だけれど、それだけが成功要件でないことは間違いないと思います。

私で言えば、「企業の広報部立ち上げ支援」が仕事であり、独立前に広報部の立ち上げを含む15年ほどの実務経験がありました。

ただ、自分で会社をするとなると、サービス開発や顧客候補を探すためのマーケティング、経理、税務、法務、省庁から何やらいっぱい送られてくる( º言º)アンケート?対応など、本業以外にもたくさんやることがあります。

特に広報など管理系の分野で独立する人にとって、”自社の顧客を探す”仕事は会社員時代には全く必要なかった新しい仕事です。

つまり、

本業の経験、能力だけで独立するのはちょっと心配?ということが言えそうです。


■コレが出来ていれば独立しても大丈夫!


そこでお伝えしたいのが、私が以前から独断と偏見で思っている、会社員が「独立しても大丈夫か」を測る基準です。


それは…





画像1

図2


自身のカレンダーを眺めて、「自分で入れている仕事」がどのくらいあるか見てみてください。逆に、上司からの指示や組織上の都合で割り振られている仕事の割合はどの程度でしょうか? 


結論:


自分が所属する会社や組織のKPI、KGIを達成させるために


図1


というのが、私が独断と偏見で持っている一つの指標です。


与えられた仕事で成果を出すことも素晴らしいことですし、簡単にできることではありません。ただ、


図9


ので、それでも大丈夫かが分かる簡単な指標だと思っています。自分で仕事を創れている人は、新しい機会も人脈も自然と自分で創れているんじゃないかなと。


■(おまけ)独立した後に会社員に戻る人の理由


私が実際に独立することを決めた後、いろんな分野の方と会うなかでよく聞いたのが、「実は昔、独立して仕事をしていました」という話です。

自分が独立すると話したら急に聞くようになったので、みなさん普段からその話をよくしている訳ではなく、「独立仲間」として教えてくれたようです。

そうした方は、平均2年くらい独立して仕事をした後、会社員に戻っていました。

理由はほんとうにさまざまで、想像通りな理由斜め上な理由もありました。代表的なものは、以下のような感じだった気がします。


・家族が出来たので「安定」を優先した。

・さまざまな交渉(※)に疲れた。

・本業は好きだけどマーケティング(顧客探し)は好きじゃなかった。

(※)仕事はたくさんあったが、逆にあり過ぎて「断る」ことや「見積もりなどで交渉する」仕事が嫌になって会社員に戻った。「交渉が嫌になる」は女性に多いパターンでした。


個人的には、これからの時代のキャリアは、従来の「一社で一生」的なものとは真逆のジャングルジム的なものになると思っています。

独立するのも、戻るのも、また独立するのもタイミング次第だし、いろいろ経験した方がキャリアのプラスになると思います。


ただ、独立後に会社に戻る話で一つ言えるのは、


一回独立して仕事をすると否が応でも経営目線やコスト意識が”痛いほど”身につくので、また会社員として仕事をするときに必ず生かされるだろうな、ということです。


以上、本日は私が前から訴えてみたかった

「独立しても大丈夫かどうかはカレンダーで見極める!」という話について書いてみました。


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