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【あるよあるよの会社生活:ハラスメントにドキドキ 実話編】

2.2年目、後輩が入ってきて

⑥ハラスメントにドキドキ 実話編


 【パワハラ編】
   事例1:言葉の暴力
        上司が部下に公然と指導?できる場面がある。それは、承
       認ルートにおける監査(レビュー)の時である。
       その場では、申請者と監査役の役職者、また、申請者の上司
       や監査側の審査部門の人たちによって行われる。
        そこで、役職者はレビューしながらだんだん気持ちよくな
       って発言がエスカレートする。いわゆる自分に酔いしれなが
       ら、みんなの前で指摘し自分の有能さを示している。
       しかーし。ここで指摘されている申請者は、公開処刑状態と
       なる。
        申請者=公開処刑 監査役=有能さのお披露目会
       この構図が、言葉の暴力を生む。
       「ダメ」「どうしてこうなるの」「自分で見返した」
       「なぜ」「却下」「ほんとに」
       など、心にぐさりと刺してくる言葉が飛び交ってくる。
       会社では、反論しずらい雰囲気がある。
       この辺りの言葉までは、指導の範囲と捉えることも可能だ
       が、口調によっては、パワハラ認定されるかもしれない。
        部下の自尊心を傷つけたら、一生、信頼関係が修復するこ
       とはない。これは、自分の経験からそう思う。

       なので上司は、個人の作業の仕方ではなく、提出された資料
       の内容の本意を探ることをしっかり意識し対応する必要があ
       る。
        ここからが恐ろしいことだが、上司が気持ちよく語りだす
       と止まらない。
       自分が実際に聞いたアウトの言葉は、以下だ!
       「徹夜でやれ」「小学生でもできる」「ふざけるな~」
       「すぐやれ」「俺は朝四時から仕事してるんだぞ」
       「何にもできないやつだな」「降格レベルだ」「降格しても
        良いってことだな」「俺なら5分でできる」
       など、パワハラNGワードをよく聞いた。
       特に「降格」という人事発言をしたのを見た時は、会社を辞
       めさせようとしているのか?と勘違いしたぐらいである。
 
        自分もある程度の年齢を重ねた時には、あの言葉ヤバいで
       すよと後からその人に進言していたが、アドレナリンが出て
       気持ちよくなっている上司は、「まあ、大丈夫だろ~」と、
       昔ながらの気質で軽く考えていた人もいた。
        こういう人たちが上層部にいると、根が深すぎるので早く
       この組織から離脱しないとだめだと良く思っていた。
      
       こういった発言者は、以下のような結果となっている。

        結果①:人事に相談されて、左遷された人(部長)
        結果②:エンゲージメント結果が全社最下位となり、社長
            や総務に目を付けられた上司。
        結果③:労働組合に相談され、労使問題に発展。
            で部下側が移動。※これでよいのか疑問だった。
        結果④:該当組織の社員の離職率上昇。社員配属に関し
            て、かなりチェックを入れらえてしまうようにな
            った。
        結果⑤:長時間残業をめちゃくちゃ行い、労基に駆け込ん
            だケース。で、労働実態を暴露。社員はそのまま
            退職。
             会社が労基のブラックリスト入り。
            ※自業自得のような気はしていた。     
        こういった結果になった場合、その人の会社生活は終わっ
       たと思ってよいだろう。

   事例2:言葉の圧力
        最近のハラスメントに関する問題が取り上げられることが
       多くなり、暴言などは少なくなってきてはいる。
       ただ、暴言ではないが、それ言ってどうなるの?という発言
       をする上司、先輩は、少なからずいる。
        夏季休暇やゴールデンウィーク直前に下記のような言葉
       だ。
       「夏休みの宿題で考えられるね」
       「休み中だと集中して考えられるね」
       「休み中に、旅行がてら見てきたら」
       などだ。言った上司は、笑顔で発言しているところが、なん
       とも冗談だけど、半分本気という感じで言い訳できるように
       しているところが憎らしい。
        ただし、労基は労働者の見方、こういった上司の言葉は完
       全にアウトになることを理解したほうが良い。
       休日勤務を付けていればよいが、付けていない場合は、サー
       ビス残業(上司からの圧力での)の認定が下るだろう。

        直球にとらえれば、休日出勤指示ってことになることを理
       解すべき。
       
       自分は、こういう輩を見ていると、反面教師として絶対にそ
       ういった発言はしないようにしていた。逆に、休みは仕事の
       ことは完全に忘れてね。絶対、メールなど見ちゃだめだよっ
       て言っていた。もし、仕事の対応したら、勤務を付けてねと
       も言っていた。

        もう一つ厄介なのが、俺は休み中でも仕事してるけどね。
       という発言や、早朝から仕事してるけどとアピールする上司
       だ。それを言ってどうするの?といつも思う。
        「休み中に、いろいろ確認してみるね」
        「難しい課題なので、休み中にゆっくり考えてみる」
        「夏は暑いので、7時から仕事してるので、7時から会議
        できるよ」
       などだ。

        こういった発言をしている輩にも、言わずにやれ!と心の
       中で思っている。
       7時は、朝飯食ってるよ。って感じでプライベートに入って
       くるなと毎回思ったりする。

        多分、小学生や中学生の頃は、勉強をしていても「全くや
       っていないと」発言しテストで良い点を取ろうとしていたは
       ず。なぜか、会社に入るとその逆をやりたがる。非常に不思
       議である。

        この辺りも、直接の作業指示にはなっていないが、俺が仕
       事をしているのに、君はやらないの?という圧力に他ならな
       い。なぜか、そういうのを分かっていない。

        対策は、心の中で「パワハラが分かっていない人だな」と
       思って、無視することである。それができない場合は、メモ
       を取っておこう。メールで言われていたら、そのメールは削
       除不可の保存状態にしておく。

        私個人は、家族や趣味は無いのかな?この人は?仕事中心 
       って、寂しい人だなと勝手に思って、自分を納得させてまし
       た。

   事例3:会議室でのとんでもない恫喝
        二人きりで指導するという、一応マナーを守った指導もあ
       るが、度を超すとパワハラという事を理解していない。二人
       きりであれば、どんな指導もOKと勘違いしている輩だ。
       会社の会議室は、マンションなどの防音設備とは違い、大き
       な声を上げると何となく聞こえてくる。
       「俺をなめてるのか」「バカヤロー」「ふざけるなー」
       「どう責任取るんだ」「死ね」
       こんな言葉が壁から聞こえてくることがあった。

       まあ、こういう言葉を発する人は決まっていたので、その人
       が会議室に入って言った段階で、「ブートキャンプが始まる
       な」と噂をしていたぐらいである。
        二人きりだからといって、何を言っても良いわけではな
       い。こんなことをしていたら、新聞に載る事件になりかねな 
       いと感じていた。

        こういった発言者の部下は、以下のような結果となってい
       る。

        結果①:心を壊して、産業医や人事に必然的に相談とな
            り、発覚。上司異動。
        結果②:上司のマンションの前に急に現れる。上司は、ヤ
            バいと思ったが、冷静に喫茶店に行ったとのこ
            と。
             こちらも、心が折れていて退職の相談。で退
            職。これで、良いのか?とは思った。
        結果③:壁から聞こえる声から、別の人が総務に相談。何
            かおかしいと。で、発覚、上司異動。

        二人での指導においても、立場の弱い(反論できない)人
       に対しての恫喝は、なんとなく気持ち良くなるのだろう。心
       を壊しに行っていることも理解せず。

        こういう上司に巡り合ってしまったら、組合や別の上司に
       相談しよう。全員がこんな人ばかりではないので。

【セクハラ編】
  こちらは、そんなことするの?という少し面白いネタを中心に話そうと
 思う。昼ドラのようなネタも少なからずあるが、ここで暴露してもあまり
 面白くないので。

  事例1:手助けのマウス操作
       あ?と思ったシーンがある。女性社員がマウス操作で、いろ
      いろ作業しており、ここが分からないとか上手くいかないとい
      う感じで、上司へ相談しながら作業を行っていた。
       上司は悪気もなく(なかったはず)、マウス操作を行おうと
      マウスに手を掛けようとしたら、女性社員がマウス操作してい
      たので、手と手が重なるようになった。
       女性社員は目がテン。男性社員はそのまま操作を継続し、こ
      うやれば良いねと、知らん感じで完了。う~ん。

  事例2:狭いサーバルームでの急な作業
       事例1のマウス操作に続いてだが、今度は、トラブル発生!
      ちょっとどいてほしいというシチュエーションになった。この
      時である、女性社員をどけようとしたその行動に、またも目が
      テンになった。
      サーバールームのコンソールは、立って作業するようになって
      いるので、人を無理に移動させようとすると、どこに手を持っ
      て行って動いてもらうかは非常に難しい。※サーバールームの
      コンソールをイメージできないと分からないかも。
       で、結果、女性の腰に手を当て、移動させた。??なぜ
      腰??と思ったが、人を移動させるには腰を持つのが楽とも言
      われているが・・・。

  事例3:飲み会にて、これはどっきりか?
       飲み会の時には、酒に飲まれてしまう男性社員がよくいる。
      いろんなストレスを抱えているかもしれないが、上司こそ飲み 
      会は仕事の一つと割り切って参加しないと、悲劇を迎える。
       いろいろなシーンを見るたびに、自分は酔いが冷めてよかっ
      たし、人生棒に振るつもりでやってるのかな?と思って、見て
      いたり、ヤバそうなときは突っこみを入れていた。
      ・手を触りだす人 
        結構いました。すごく肌白いねって感じで触りだすやつ。
        もうバカだな。酔いが回ると、会社の飲み会がキャバクラ
        に来ていると勘違いし始めるのだろう。
      ・万札出して、女性の服に差し込む人
        昔のドラマ見過ぎな人だろう。数人見かけた。これもバカ
        だ。
         先にお金出しておくねと言いつつ、服に差し込み始め
        る。本当にバカだ。
        この手の人は、役職者の中でも上の人が多いので、指摘が
        できない感じ。安いですよと、わけわからん同調をする輩
        も出てくる。同罪であることも理解できていない。
      ・おくちくちゅくちゅモンダミン 
        飲み会終盤。座席がガラガラポンになっていると、自分の 
        グラスがわからなくなってきている。しかーし、怖いおや
        じは、女性のグラスは覚えていて、そのグラスの余ったビ
        ールで、くちくちゅくちゅモンダミンと言って、飲み始め
        るやつがいた。
         宴会芸のつもりだろうが、はっきり言って気持ち悪い。

   事例4:○○ちゃん。なぜ下の名前で呼んじゃうの?
        勘違いしている上司に多い。女性社員から何となく信頼さ
       れ始めたとか、気に入られたいという心理からか、女性の下
       の名前で呼び始める人がいる。下の名前で呼ぶ意味って何?
       と発言している人を見て、良く思っていた。
        もし、相手が下の名前で呼んで来たらびっくりするはず。
       よく相手の気持ちになって考えろと上司は言うが、この時ほ
       ど、何も考えていないと思う時は無い。

   事例5:秀吉真似ちゃった?温かいスリッパ
        サーバールームは、24度ぐらいに設定してある。なの 
       で、とにかく寒いことが多い。
       サーバールームは狭いこともあるが、操作端末も少ないの
       で、入れ替わりで作業することが多々ある。
       また、サーバールームは静電気防止のために、特別なスリッ
       パを履いて入室するケースがある。
        入れ替わりの時に、当然スリッパを脱いで出ていこうとす
       るのであるが、ある社員が、今脱いだばかりのスリッパを入
       室しようとした女性社員に「温めておいたよ」と言って差し
       出した時には、目がテンになった。
        同じ男性でも履きたくなかったので、「温かいと逆に気持
       ち悪くない」といって、女性社員側のコメントを放ち、履か
       なくてよい感じにはした。もしかしたら、履きたかったかも
       しれないので、後から確認したら、助かりましたとお礼を言
       われて、ちょっとほっとした。

 なんにせよ、無礼講というのは、会社の世界でそんなのは存在しない。
 人間は感情の生き物であり、記憶もあり、自尊心が強い。

  会社の中での行動、会社関係のイベント、すべて、仕事として慎重に対
 応するのが一番である。

  出来る限りの経験談という題なので、私がどうしていたかというと、結
 婚するまでは、学生時代の友人とだけ本音含めて語っていた。
 結婚してからは、ほぼ誰にも相談したりしていない。それよりも、会社で
 の立ち位置をいかに確保するかを考え、スキル含めて邁進していた。
 課長職になり、会社の派閥なり、嫌な部分が見えてきたころに、同じよう
 な悩みを持つ人に遭遇し、2名のみ本音を語れる人が出てきた。
 ここでも、秘密裏にできるという信頼が芽生えるまでには、時間がかかる
 ので、見極めは非常に重要である。こちらが見極めているのと同時に、相
 手もこちらを見極めているはず。
 また、当然ではあるがある程度会社の中で揉まれていないと、価値観が合
 わないだろう。その点も見極めのポイントである。

  そういう人と、半年に一回ぐらい、飲み入っていろいろ情報交換するだ
 けで、会社の動向をつかむのには十分である。
  そういう人をぜひ見つけてほしいと思う。

  また、会社で生きづらければ、退職することも検討すべきと思う。そこ
 まで会社に縛られる必要はない。君を必要としてくれる会社は、どこかに
 あるはずである。

【番外編】
  事例1:明日の会議は・・・?
       社内ではなく、車内で起きた事件。会社から帰宅し、TVを見
       ていたら、○○さんが電車内で盗撮。逮捕というニュースが
       流れる。
       ん???、あれ、同じ名前だぞ?まさかな。
       翌日、出社し会議に参加。昨日のニュースで流れていた同じ
       名前の人が来ていない・・・。
       まさかのまさかなのか?という感じで、横に座った人に聞い
       たら、ニュースは事実ですとのこと。
       えええええ!
       WBSでタスクが割り振られていたが、進捗することもなく、
       再検討になったことは言うまでもない。
        こういった社外向セクハラ?に至るケースもあるので、車
       内盗撮にも気を付けておいたほうが良い。

  事例2:ちょんまげ
       知る人ぞ知るちょんまげ。まさか、見ることになるとは。
      男性社員が女性管理職にちょんまげ。まあ、この飲み会は、大
      宴会状態(大相撲の9寸盃で回し飲みなど)だったので、なん
      でもありだったが、びっくりした。

  事例3:一人ぼっちのカラオケ
       二次会でカラオケに行くこともあるだろう。ただ、人数が多
      いと、ボックスを二個借りて歌う事もある。で、酔っているの
      で露骨な嫌がらせもある。
       ある輩が歌い始めたら、そのボックス全員がもう一方のボッ
      クスに移動。酔っているから笑えるが、これも立派なパワハラ
      だろう。

  事例4:実は、怖いストーカー?
       女性社員と教育担当の男性社員。いろいろ教育なり、顧客訪
      問なりで、一緒に食事や帰ったりすることが多い人がいた。
      まあ、顧客対応の仕事が多いと、こういったケースは少なくな
      いので、あまり気にしていなかったが、若い社員は、あの二人
      というか、男性側が怪しいと噂になる。
       その後、女性社員が転職することになると、数か月後、その
      男性社員も、その転職先に転職を行った。
      はたから見れば、怖。良い転職先かもしれないが、ストーカー
      に見えてもおかしくない。と感じていた。
      その後どうなったかまでは、分からないが・・・。

  事例5:リアルバーチャーファイター
       血気盛んな社員は本当に存在する。レビューという作業は、
      破壊的作業。こういったストレスがレビューは当たり前なのだ
      が、そこが理解できないと、反論ばかりされていると感じ、認
      めてもらえないことに腹が立ってくる。
       そうなると、暴言が飛び出る「なんか、文句あるんですか」
      と。「文句ではなく、間違っている所を指摘しているだけ」と
      返すことが多いだろい。でも、血気盛んだと、「そんなに指摘  
      するなら自分で直せ」と喧嘩になるケースを見た。
       ここで、大人にていない上司が、「レビューやって
      やってるんだぞ」とか「その口の利き方はなんだ」となると、
      第一ラウンドの開始である。
      胸倉をつかんで胸を殴る。さすがに顔を殴るのはためらうよう
      だ。で、馬乗り。その時点で、周りが止める。
      多分、こうなる前に、この二人にはいろいろ確執があったんだ
      ろうなと察しはしましたが。喧嘩するのは、小学生までかな。


  今回は、実話編を記載しました。生生しいというより、少し笑えるネタ
 にしたつもりです。
  次回は、いろいろな葛藤が始まるリーダーになってからを記載しようと
 思います。


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