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それでも、生活は続く

「友情」と「愛情」、いつからどう変化するんだろう。

と言うのも、先日、友人が突然告白してくれた。
相手と私の関係は少し変わっていて、
2人で飲みに行ったことも1回しかなく、
普段は誰かしらが必ずいてずっと他愛もない話をしている関係だった。
全然気が付かなかったが、勢いではないと言う。


そんなふうに思ってくれたこと、
伝えてくれたこと、本当に、ありがとう。
友達として、人として尊敬している人からの告白はとても嬉しい。

でも……正直……
本当に正直な気持ちをいうと……
嬉しい気持ちよりも強く感じてしまったのは、
「付き合っても、付き合わなくても、
きっともう今まで通りには戻れない。」
ということだった。

返事を考える。
悶々とする時間。

友達として、人として好き。
でも「恋愛」となると、それだけでは一緒になれない。
いろんな面でお互いの将来を見据えて一緒に過ごせそうか、を考えなきゃいけない。
将来を考える前に、いろんな事情が絡み合っていることもある。
どんな事情であっても、この人のためならと乗り越える勇気も必要だ。

文字通りの「好き」は一致していても、
「好き」の種類が一致していないまま一緒になったところで
これから先の様々な場面できっとチグハグになってしまう。

せっかく相手が言ってくれてるんだし、
年齢的にも飛び込んじゃえばいいじゃん!
と言うこともあるかもしれない。
でも恋愛の「好き」じゃないのに、そんな気持ちで付き合えない。

あーーーーーーーー
どうしようどうしようどうしよう・・・
悩みに悩んで答えを出した。

「もしよかったらこれからも友達でいたい。」

送信までには何度も何度も内容を確認して、
悩みに悩んで緊張しながら返した。


そもそも友達として付き合うという答えが正解なのかわからないし、
友達には戻れないかもしれない。
これから友達でいられたとしても、
「想いを伝えてくれた相手に話す話じゃないかな」とか、自分でも考えて発言したりと
前とはちょっと違う関係に、きっとなってしまうとは思う。
いずれにせよ「これまでと全く同じ」ようには戻れない。
戻れないことに悲しい、寂しいと思ってしまう自分もいる。

けど、友達にだってきっといろんな想いがあったはずだ。
相手もいろんなことを考えた上で、伝えてくれたのかもしれないし、
悲しい、寂しいはお互いかもしれない。

改めて、想いを伝えてくれて、ありがとう。
好きになってくれてありがとう。
「恋愛」の好きではないけど、
これからも人として好きなのは変わらないです。
本当にありがとう。


これから先もいろんな選択、怖さから逃げられない。
選択することは勇気が必要だし、代償もある。
それでも生きていくしかない。

さ、今日はお気に入りの入浴剤入れて、ゆっくりお風呂に浸かろう。
早めにベットに入ってたくさん寝ようかな。
明日はお寿司でも食べに行こう。

どんなことが起きても、それでも生活は続く。

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