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思ったより大事な人をネットで見つけた話(その2

しばらく前に書いた話があるのですが、そこで出会った人の話をもう一つ。

休学中の私がオンラインゲームのオフ会に参加した、そのしばらく数か月後。そのオフ会の主催者だった女の子の友人とツイッターでたわいもない話をしていて、完全なるノリで今度スイーツ食べに行こうという話になった。

まあ普通なら、友人の友人とよしごはんいこー!とはなりづらいのであるが、そこはネット世界の気軽さがあった。少なくともその当時の私たちは時間があったし腰が軽かった。


その当日、彼女と駅で待ち合わせた。割と小さい駅ですぐ相手は見つかった。小柄な彼女は元気に声をかけてくれた。
○○の友達だよね、からスタートしたが、同い年ということもあり私もいくらか気楽だった。
まずは彼女の教えてくれたスイーツバイキングに行った(初対面なのに)。普通に食べることも楽しみにしていた私ではあったが、最初のオフ会で大食らいを露呈していたせいかめちゃくちゃ食べた。彼女がそれで笑ってくれたので緊張しがちな私の心は緩んだ。

そのあと、街を歩いてウィンドーショッピングなどしたのだが、彼女は(私にぴったりの)とにかくよく話す子だった。私はわりと話を聞くのが得意なところがあるので、初回にしてテンポが合うのを感じた。


それ以降、夜ご飯を待ち合わせて食べたり、一緒に日帰りで出かけたり、彼女と出かけたところはかなり多い。観光へ行ったし、イベントも参加したし、家にも泊めた。
私よりも社交的で、体力もあり、知力もある。私にないものをたくさん持っているので尊敬している。ただ私に似てわりと大雑把。そんなところが居心地がいい理由かもしれない。
ある時、私の思い付きで急遽花火に行った。会場まで駅からバスでいく、けれど何も調べていない。そこに浴衣の人が何組か乗ったバスを見かけたので、よし乗ろう!と彼女が言った。私もまあ間違えてもいいよね!といって乗った。この時は結果オーライ、やったね!と二人で喜んだ。そういうことがお互い気にならない。

いい友達ができたものだと今でも思う。

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