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聖者の行進 #1

プレミアリーグ第17節

 サウサンプトンvsリバプールの試合をお届けします。前節シティ相手にもハイプレスでいくサウサンプトン。今節はどのようなメンバーでリバプール戦に臨んだのか。

 それでは、スタメンから見ていきましょう。

サウサンプトンの布陣は4-2-2-2

リバプールの布陣は4-3-3

➤前半【サウサンプトンのハイプレス】

 開始早々、ボールを失った瞬間から相手自陣にてハイプレス。4-2-4の形ででボールを奪いに行く。プレッシングのスイッチは、相手両SBのアーノルドとロバートソンの所にパスが出されそうな瞬間。

① イングスとウォルコットは、3&14にパスが出されそうな瞬間プレッシング。【背中で内側のコース(5や9)を消しながら。】
② 3&14は66&26にパス→アームストロングとジェネポは66&26に出されそうな瞬間プレッシング。【背中で内側のコース(15や11)を消しながら。】

 早速そのプレッシングが効果をもたらす。前半1分アーノルドのミスを誘いこぼれ球に反応し、ファールをもらう。そこで得たセットプレーで先制。幸先のいいスタート。その後も効果的なプレッシングでボールを奪いフィニッシュまで持ち込む。

 前半30分ジェネポが負傷交代。ウォルコットが左SHに入り、イングスとネイサン・テラのツートップ。トラブル発生するが、ウォルコットにはゲームモデルが頭の中にあるので難なくこなす。

➤後半【リバプールの猛攻】

 後半は立ち上がりからリバプールの猛攻を受ける。26が高い位置をとり、左サイドを10と攻略。相手陣地に押し込みフィニッシュまでもっていく。

 サウサンプトンは耐える時間が増える。だが、4-4-2のブロックと全員の献身的なハードワークにより枠内シュートは1本のみ。

 結果は、1-0のクリーンシート。今シーズン無失点試合は今回で8試合目。試合終了のホイッスルが鳴った瞬間、ハーゼンヒュットル監督の姿に胸が熱くなった。

➤最後に

 リバプールは前半、2人のCBの間に6が落ちてくる可変式。後半のように押し込んでからであれば、前半同様の形でよかったかもしれない。ハイプレスでくる相手であれば以下紹介する可変のがよいと思う。

 ① 66&26が取りどころになっていた。(サイドにボール入るとき追い込みやすい=角度がないから)
② 10は内側より外側でボールを受けた方がいい。(スピードが活きる。15が内側で駆け引きできる。)
③ 5&26&11の関係性がよい。(常に三角形ができている。ニアゾーンもとりにいける。)

 以上の理由から、後方からの可変はこの形がよかったのではないか。シティはこれをGKと2人のCBで可変していたから1人多く感じるのか…

 最後まで読んでいただきありがとうございました。

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