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聖者の行進#7

プレミアリーグ第28節

 リーグ戦では、1月リバプールに大金星をあげてから9試合勝利のなかったセインツ。シェフィールド戦でようやく勝利したが、前節のマンチェスター・シティに2-5の大敗。

 内容自体はそこまで悪くなかったが、今節は残留争いをするブライトンとの対戦。サウサンプトンは勝ち点33の14位、ブライトンは勝ち点26の16位と負ければ残留争いに巻き込まれかねない重要な一戦。

➤前半【ショートパスとロングボール】

 セインツは、ボール保持時には2パターンの形でショートパスで相手自陣に押し込む。

ブライトンの狙い

1⃣ロングボール→素早いトランジションから相手のミスを誘発しマイボールにする回数を多くする。
2⃣ロングボール→セカンドボールの回収
3⃣相手SBが喰いつかせる→空いたスペースにボールを運ぶor相手2CBと2FWを競らせて事故を誘発させる

 先制したのはロングボールで押し込むブライトン。16分右CKからダンクが頭で叩き込む。0-1

 セインツは先制されるも、ボールをもてる時間は長く、押し込む展開が続く。そして、約10分後の27分同点ゴールが生まれる。右CKのこぼれ球を右サイドから再びペナルティーエリア内に。バートランドが頭で折り返し、アダムズがニアサイドへ豪快に突き刺す。

サウサンプトンの狙い

1⃣相手2トップに対して+1の3バックでボール保持→ファーストプレスを回避する
2⃣内側に位置する南野&アームストロングと外側高い位置いるバートランド&ウォーカーピーターズで数的優位を作る
3⃣外側にボール供給→相手SBとSHが引き付けられるので1枚に対して2枚で対応→スペースが空いてくる

 CKを獲得したときはこのような展開から

➤後半【バランスを整えたブライトン】

 前半はボールを保持しながら、押し込めていたセインツ。対するブライトンは、後半からダン・バーンに代えてゼキリを投入

5-2-1-2のような形に変更。

ブライトンの狙い【後半】

1⃣2トップに対して+1でビルドアップされていた→ウェルベック、モペイ、トロサールでプレッシング
2⃣ゼキリとグロースは高い位置をとってくる相手SBをマークする→1枚に対して2枚で行くことがなくなる
3⃣ボール保持時に相手2トップに対して3バックでボールを保持できる
4⃣ハイプレスに来る相手に対しWBがボールを受ける→SBの後ろが空く

 後半立ち上がりからこのような狙いで押し込んでいくブライトン。形を変えてきた相手に対してうまく対応できなかったセインツ。

 先制点もこのような形から中央に数的優位を作られきれいに崩されてしまう。

1-2となり、レドモンドとジェネポを投入するも引いた相手を崩すことができない。

➤最後に

 下位相手に負けてしまったセインツ。次節は、1つ順位が下のバーンリーとの対戦。降格争いは避けたいため絶対勝利が必要である。

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