レバンテ〜パコ・ロペス戦記〜#2
ラ・リーガ第21節
前節レアル・バリャドリードと2-2で引き分けのレバンテ。今節は、2位のレアル・マドリードとの対戦。
パコロペス監督就任以降、マドリーとの戦績は2勝3敗と格上相手にはいい結果を残している。
それでは、スタメンから
➤前半【10人のマドリー】
前半6分相手が攻め込む中、クリアボールをマルティが納めラドヤにパス、ワンタッチで一気に相手の背後を狙う。セルヒオ・レオンがうまく抜け出しGKと1対1に。後ろから追っていた3がたまらずファール。
この場面で、一度はイエローカードが提示されたが、VARによりレッドカード。前半10分も経たないうちに10人になったマドリー。
しかし、先制したのはマドリー。自陣中央でボールを受けた8が右足のアウトサイドで右サイド前方へスルーパス。これを受けた11がGKと1対1になり、冷静にゴール左に。サッカーやっていた人はわかると思うが、この必殺技(クロースのアウトサイドで出したスルーパス)は反則級です。
1-0となり、ブロックを組むマドリー。1人多いレバンテは2CBでビルドアップ。両SBを高い位置にして、ゴンサロ・メレロとモラレスを内側にして数的優位を作り押し込む。
①守備が得意でない左サイド7に展開→ゴンサロ・メレロorセルヒオ・レオンがニアゾーンを攻略
②ニアゾーンにランニングする→5が喰いつく→内側セルヒオ・レオンorマルティが空いてくる
③スライドすると空いたところを使われる→ミラモンorクレルチにアプローチできない→余裕をもってセンタリング
述べた戦術により、チャンスを作るレバンテ。得点したシーンは③により、逆サイドで空いていたモラレスがダイレクトシュートでゴール。
➤後半【猛攻】
前半1-1で折り返し。後半は優位になると思われたレバンテ。ただ、マドリーの個人技と10のビルドアップ参加と守備がうますぎて本当に1人少ないのかと思わせられる展開に。
そこで、60分ルベン・ロチーナとバルディを投入。ここから、レバンテの猛攻が始まる。
ルベンロチーナが中盤でボールを受け、クレルチにスルーパス。代わって入った20がスライディング。これがPKの判定。キッカーはマルティ。しかしGK1にセーブされ逆転とはいかない。
押し込む展開が続くレバンテだが、なかなか崩すことができない。77分CKのチャンス。デザインされたショートCKによりPK失敗をしたマルティがゴール左に突き刺す。
➤最後に
逆転してから、耐える時間が多くなったがそのまま逃げ切り2-1で勝利。
格上相手に素晴らしい戦をしたレバンテ。パコ・ロペス監督も対マドリーに3勝3敗という戦績。
残るリーグ戦とコパ・デルレイ(準々決勝対ビジャレアル)が楽しみ。
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