聖者の行進 #4
プレミアリーグ第22節
前節のアストン・ヴィラ戦で敗れ3連敗中のセインツ。ポゼッション平均は54%でリーグ5位。ハイプレス(ボール非保持)&可変式フォーメーション(ボール保持)がうまく機能していると言える。
ただ、シェ―フィールドU戦の複数得点以降、無得点が5試合、1得点が3試合と得点力不足に泣く。また、前節に続き主力のケガ人も目立つ。(ヴェステゴーア、ウォーカー=ピーターズ、ロメウ、ディアロ、ウォルコット)
そんな中明るいニュースも飛び込んできた。リヴァプールから南野拓実を獲得。互いにRBグループ出身であるヒュットル監督との相性(ゲームモデル)はいいはず。
それではスタメンから見ていこう
➤前半【開始1分30秒】
キックオフからわずか1分30秒、中盤でのルーズボールを拾った39に対して、遅れて足裏から飛び込んだヤンケヴィッツが一発退場。19歳初スタメンはかなり苦いデビュー戦となった。
10人で戦うことになったセインツ。ゲームプランを変更し4-4-1のブロックでユナイテッドの猛攻に耐える。
中央を優先的に閉めるため、両サイドがかなり空いてくる。10人でどこまで耐えられるか。
17分 ペナルティーエリア左でキープした10が後ろに戻す→ダイレクトで23がアーリークロス→ファーサイドに走り込んだ29が押し込む。
25分 左サイドからドリブルで運んだ23がニアゾーンにパス→エリア内左で受けた11がゴール前に折り返す→10がダイレクトでゴール右へと流し込む。
防戦一方のセインツ。28分 ペナルティーエリア手前でFKを獲得。ウォード=プラウスのキックはGK1が反応しセーブ。前半のチャンスはこれのみ。
34分 ペナルティーエリア右のルーズボールを、10がダイレクトでゴール前へ鋭いクロス。クリアをしようとしたベドナレクが触り、オウンゴール。
38分 11のサイドチェンジ→10がドリブルで運ぶ→ペナルティーエリア左手前の17にパス→相手を引き付け左サイドでフリーの23にパス→センタリングからフリーの7が頭で合わせる。
➤後半【ついに9人に】
0-4で折り返したセインツ。これ以上失点を避けるため、5-4のブロックで耐える。前半4点のリードを得たユナイテッドはハーフタイムに2人メンバー変更。
52分 FKのリスタートからエリア内右で受けたアダムスがシュート。一度はブロックされたものの、こぼれ球を押し込む。これがゴール左へと決まる。しかし、VARの結果、手がわずかに出ていたことでオフサイドとなり、ノーゴールとなった。正直微妙な判定。
10人で相手の攻撃を何とかしてしのいでいたが遂に68分 交代で出場の9にゴールを許し0-5。続く71分にもゴールを許し0-6。
そして、82分にはエリア内で9が倒されてPKの笛が鳴る。VARで判断がつかないため、オンフィールドレビュー。主審が出した判定はPK。そして倒したベドナレクはレッドカードが提示され、9人に。この判定にも疑問が残る。このPKを18が決めて0-7。
試合終了のホイッスルが鳴った時には0-9のビックスコア。
➤最後に
開始早々に退場者を出したセインツは優勝争いをするユナイテッド相手に大敗。2019年にもレスター相手に0-9と屈辱の大敗を喫した。しかし、その後チームを復活させたヒュットル監督。
ケガ人も多く、若い選手を使わざるを得ない。今後の指揮官の取り組みに注目。南野の加入&大敗を糧に躍進を遂げてほしい。
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