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川崎の端で、愛を叫ぶ。/2023シーズン川崎F選手個人的所感(前編)

どうも私です。
昨シーズンはお休みしておりましたが、今シーズンも全選手への今シーズンの感想と愛を勝手にしたためることにしました。超個人的所感です。
ポジション別、背番号順に書いています(特別指定選手・レンタル中選手は今回も対象外にしています)。今回からFootball LABのデータを元に記録を転記しています。リーグ戦のみなので、カップ戦記録は含まれません。
写真は公式サイトから、その選手がベンチ入りしたり活躍した試合から転載しています。ゲーム記録から該当写真を探してみてね。

結構な量なので前編後編に分けました。
後編はこちら。

今回はGK・DF編。

GK

1.チョン ソンリョン

兄さんと言えば天皇杯決勝しかない。

リーグ戦22試合出場。
この数字はシーズン後半にスタメンの座を新井さんに明け渡した2019シーズン(27試合出場)よりも少ない数字です。いや、マジか。そんなに出てなかったか。※2019シーズンは新井さんが負傷していた時期もありますが。
そういう状況の中でも腐らず研鑽し続け、最終的には天皇杯のゴールマウスを守り、自分でPKを決めて止めて優勝を決めてしまうのだから、全くすごいハートの持ち主です。
もう7年もフロンターレで戦っているソンリョン兄さん。確かにできていなかったことも見えてきたようには思いますが「できないことが増えたまま」にしない、というところが兄さんの一番の強みでもあるように思います。あの天皇杯PK最後のインサイドは、自分に矢印を向け続けた努力が結実したキックだったなと改めて思っています。とってもカッコよかったなあ。

21.安藤 駿介

ルヴァン杯第6戦湘南戦より。今季はベンチ入りも少なめでした。

リーグ戦出場なし。ベンチ入り1試合。
ここ数年大きな怪我はなかった記憶でしたが、久々に怪我が長引いて苦労していたような印象。練習風景にあんちゃんがいない寂しさたるや。
ベンチ入りもリーグ戦はアウェイ横浜FM戦のみとなかなか見られる機会が少なかったですが、あんちゃんはチームにとって一番揺らがない根幹のような存在だと思っているので、気持ちの続く限りフロンターレで頑張ってほしいな、と思うのです。
ピッチ外でもチームのため、サポーターのために尽力してくれて、試合の後は欠かさずブログも更新してくれ、頭が上がりません。

22.早坂 勇希

ACLは全てでベンチ入りしていたので、一番いいソロ写真をと思い第5節のJDT戦より。

リーグ戦出場なし。
今季もリーグ戦デビューまでは届きませんでしたが、ACLは特にメイン側で観ることも多かったため、よく練習やピッチ外での様子が目に留まることも多くて。アップで出てくると必ずバックだけでなくメイン側にもお辞儀をして挨拶してくれるし、ファンサもしっかりするし、練習見学に行って接するとめっちゃくちゃ気さくで丁寧だし、沼が深いなって思ってます。笑
ノボリやあんちゃんの役割を引き継いでくれるのは早坂くんだと思っているので、できればフロンターレのユニフォームでデビューしてくれたら嬉しいな。

99.上福元 直人

リーグ戦デビューのホーム浦和戦より。出場時は「強み」を存分に発揮していた。

リーグ戦12試合出場。
ソンリョンとは違ったアグレッシブで現代的なプレースタイルに、チームに新たな変化をもたらしてくれる存在だなと感じた方も多かったのではないでしょうか。実際に出場時は活躍していたしね。
結果的にはシーズン後半、スタメンの座はソンリョンに譲る形にはなりましたが、そういう存在がいるからこそ切磋琢磨していけるというもの。天皇杯で優勝が決まった瞬間、誰よりも早くソンリョンに抱きつきに行った姿を見て、いいGKチームだったんだなあって思いました。
GKは他のポジションと比べても特殊だし、だからこそ出られない時の準備が大切なポジション。カミさんはそういう面も含めて、川崎でやっていける選手だと期待しています。

DF

2.登里 享平

肩を痛めたことでサポーターの記憶にも残った笑、今季2ゴール目のホーム柏戦より。

リーグ戦26試合出場。2ゴール2アシスト。
実は昨季の出場試合数は12試合(714分)だったので、稼働時間的には結構復調しています。ちなみに今季は2027分なのでポジションが確立してきた2019シーズンと同じくらい。久々のゴールが2回もあり、ピッチでの存在感は年々増してきている印象。あとチームが落ち込み気味な時にも声を出せる貴重な存在でもあるので、ピッチ内外で代えの利かないムードメーカーだなと改めて思います。
ノボリがこの数年背負ってきたものはものすごく重かったと思うので、そろそろ色んな選手たちに渡し始めてもいいんじゃないかな、と個人的には思っています。憲剛さんもキャプマ外してからの方がなんか生き生きしていた気がするし。
※書いた後に移籍が発表されたので少しだけ。自分以外のことに気を配らなければタイミングって大人ならいつかは来るのだけれど、そこからもう一度自分に目を向けられるタイミングって、実はそんなに多くないと思っています。本当に寂しいし、フロンターレに居続けてくれる選手だと思っていたのでとても残念だけれど、決断をしたノボリを尊重したいし、応援したいと思っています。怪我なく、ノボリらしく。またいつか、フロンターレに帰ってきてね。

3.大南 拓磨

値千金アシストのアウェイ横浜FM戦より。攻撃参加もできるのが強い。

リーグ戦29試合出場。1アシスト。
終わってみればなんと29試合出場。相次ぐ怪我人、不慣れな4バック、本人も不安な面も多々あったと思いますが、それを跳ねのける大活躍。高さがあるのもそうだし、攻撃も積極的で機動力があり、良さをたくさん見せられたシーズンになりました。サッカーセンスがいいんだろうな。とっても頼もしかったし、応援したい選手のひとりになりました。
技術的なところは年数を重ねていけば慣れると思うし、実際試合に出られて経験を積めているのもかなりアドバンテージですね。フロンターレから再び代表の座を勝ち取ってほしい。

4.ジェジエウ

リーグ戦フルタイム出場したのは、なんとアウェイ柏戦のみ。怪我に苦しんだ1年。

リーグ戦5試合出場。
開幕戦で退場し、3戦目で途中交代してから長期離脱。大きな怪我から復帰し期待された中で更に負傷してしまったことは本人的にも辛いシーズンだったと思います。一度戻ってきていた風だったのだけれど、実戦前に再び怪我って感じだったのかな。筋肉系って難しいよね……
チームとしてもジェジエウがいないことでしんどい序盤になりました。最終ラインに怪我が続きすぎてお祓いに行ってほしくなったぜ。終盤復帰しても身体は重そうだったので、キャンプを経て何とか感覚を取り戻してほしいところです。ジェジエウ、来季30歳らしいですよ。びっくりだぜ。

5.佐々木 旭

しんどい試合で結果を出してくれる選手は貴重。天皇杯高知ユナイテッド戦より。

リーグ15試合出場。1ゴール1アシスト。
ベンチ入りや途中出場はありましたが、昨季に比べると出場時間は激減。今季は怪我に苦しみました。筋肉系は癖になりがちだからね……良さも出てきて2年目は頑張ろうと本人も思っていたはずですが、悔しいシーズンになりました。
そんな中でも天皇杯で決勝ゴールを決めたり、ホーム札幌戦でも同点ゴールを決めたり、要所要所でいい仕事をしてくれる印象は強いです。上背があるのって強みのひとつだよね。
CBでもLSBでも出場できる選手なので、来季こそ怪我なく、幅広く活躍してほしいですね。

7.車屋 紳太郎

ゴールの瞬間の写真、ネットに絡まってて顔分からなかったのでこっち。笑 アウェイ横浜FM戦。

リーグ戦19試合出場。1ゴール。
先生のポテンシャルを考えれば物足りない出場試合数と時間。怪我がなあ。骨折(正確には一歩手前だけど)は本人だけの問題ではないので不運だなとは思いますが、筋肉系の怪我には毎年悩まされている印象。終盤戻って来られるかな?と思っていたのですが。ううむ。
出場できている時は一定の安定感でプレーできているので、あとはプレータイムをどれだけ戻せるかがキーなんだろうなと思います。出ないことにはね。
今季の印象的な試合は、アウェイ横浜FM戦を上げるしかないでしょう。最後身体を投げ出して決めたゴール、本当に目の前だったので大興奮でした。攻撃参加ができる点は先生の強みのひとつでもあると思いますし、まだまだこんなもんじゃないんだぞと自分の力で示し続けてほしいなと思います。

13.山根 視来

勝った試合の写真の方が縁起がいいねってことで、アウェイ札幌戦より。

リーグ戦33試合出場。2ゴール2アシスト。
数字にしてみるとこんなもんだっけな、と思うくらいには今季も存在感のある選手でした。そりゃそうだ、ほとんどの試合に出てんだもん。途中交代も1試合だけかな。とにかく鉄人に助けられました。
序盤は新しい試みもあって良さが出せず、本人も難しい状況だったと思いますが、持ち前のメンタルで踏ん張ってくれたことには感謝しかありません。天皇杯でPKを決めた後の表情、優勝が決まった後の涙、ミキくんの気持ちがぎゅっと詰められた瞬間でした。
海外挑戦ということで簡単なものではありませんが、再びのW杯代表入りも視野に入れての移籍のはず。野心溢れるミキくんの姿勢はカッコいいです。代表でまた観られるのを楽しみにしています。頑張れ!

15.田邉 秀斗

決勝ゴールのアシストを決めたアウェイ札幌戦より。J1初かな?

リーグ戦5試合出場。1アシスト。
最終ラインに怪我人が続出し、急遽レンタル先の千葉から戻す形でフロンターレに復帰。育成型のメリットを体感させられるとは、開幕前には全く予想つかなかったですね……
せっかく戻ってきたのもつかの間、結局秀斗くん自身も怪我をしてしまい、誰かが本気で呪いかけてるんじゃないかと不安になった時期もありましたが、終盤何とか戻ってきて、リーグ戦はあまり機会はなかったですがACLも経験できました。
麻生で実際にファンサを受けるとその体格のよさにびっくりします。背でっけえ。最終ラインの平均身長は毎年上がっている気がするなあ。今後はどちらかと言えばSBが主戦場になりそうですが、静学仕込みのサッカーセンスでチームを助ける存在になってほしいです。

27.松長根 悠仁

デビュー戦のホーム湘南戦より。アクシデント的な出場だったので素直に喜べなかったなあ。

ホーム戦2試合出場。
ユースから見ていて、入団が決まり、まさかこんなにも早くデビューするとは思っておらず。負傷により交代となった時はいやー、今かと。確かヤスくんがコンディションダメで前半で交代して、更にジェジエウも怪我して、みたいな状況だったと思うので、嬉しい気持ちよりも不安の方が大きくて。でも本人がめっちゃくちゃ落ち着いてゲームに入れていたので、この子すごいなと感心した覚えがあるんですよね。チーム状況ズタボロだったのにちゃんとやってて。フロンターレユースすげえなって思いました。
ACL最終戦ではやっちまいましたが、経験で補える範囲だとは思ってますし、メンタルちゃんとしてる選手は大丈夫。寺田さんの下で武者修行しっかりやってきて、戦力として帰ってきてほしいなと思ってます。仮パクされないでね。

29.高井 幸大

ほろにがリーグデビュー戦、ホーム名古屋戦より。まだ波は多い方かな。

リーグ戦14試合出場。
個人的には、開幕前のCBポジションを見た時に「ユース時代のクオリティなら出場が難しいシーズンかもな」と思っていたのですが、最終ライン野戦病院化により機会が増えるわ、「あれ?ユース時代のポンコツどこ行った?」というプレーの安定感を見せるわで、株が急上昇。こりゃスタメン定着あるかな……と思った矢先に世代別代表に引っこ抜かれ、なぜかSBをやらされ、帰ってきたらポンコツ復活しているというマジック。なんで……?
代表との感覚の乖離をようやく戻してきたところでシーズンが終了という絶妙な1年にはなりましたが、出場機会は同世代J1所属の中ではかなりあった方ですし、ポテンシャル的にも代表に継続的に呼ばれるであろう選手ではありますし、こういう状況にも早く慣れていってほしいかなとは思ってます。
なんか、こう、あれよ……板倉くんと同じルート辿るんじゃないかっていう一抹の不安が頭を過るよね……せめてフロンターレから行ってほしいかな、せめてね……

GK・DFだけで5,000字越えてしまいましたが、実はようやく折り返しっていうね!毎度のことだけど短く終わらせるのって難しいよね!
後編もそこそこ長いですが、お暇な時に読んでいただければ嬉しいです。
よろしくお願いします!



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