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川崎の端で、愛を叫ぶ。/2023シーズン川崎F選手個人的所感(後編)

どうも私です。
昨シーズンはお休みしておりましたが、今シーズンも全選手への今シーズンの感想と愛を勝手にしたためることにしました。超個人的所感です。
ポジション別、背番号順に書いています(特別指定選手・レンタル中選手は今回も対象外にしています)。今回からFootball LABのデータを元に記録を転記しています。リーグ戦のみなので、カップ戦記録は含まれません。
写真は公式サイトから、その選手がベンチ入りしたり活躍した試合から転載しています。ゲーム記録から該当写真を探してみてね。

結構な量なので前編後編に分けました。
前編はこちら。

今回はMF・FW編。

MF

6.ジョアン シミッチ

天皇杯決勝と悩んだけど、ホーム新潟戦のゴールがカッコよかったので。勝ちたかった。

リーグ戦30試合出場。1ゴール1アシスト。
出場試合数は2022シーズンより10試合も多いんですね。先発起用も多く、健人くんの不調や中盤の強度や高さ等でジョアンを必要とする機会が多かったんだろうなと思います。特に序盤は。
真面目で、日本食も大好きで、サッカーに対しても真摯で、Jリーグの中でもフロンターレにとてもマッチする選手だなと思っていただけに、退団はとても寂しいです。退団が発表された後でも韓国へ行き、ACL最終戦をしっかりと戦い抜いてくれた姿に、プロサッカー選手としての矜持を感じました。本当にありがとう。ブラジルでも元気でね。

8.橘田 健人

ピンの写真選ぶようにしてるのだけど、この時の背中はキャプテンだったなあと思ったので。

リーグ戦30試合出場。2ゴール1アシスト。
彰悟さんの移籍の翌年にキャプテン指名は、オニさんもなかなかの試練を与えるなと思いましたが、序盤はチーム状況も影響し、そのプレッシャーにだいぶやられているな、という印象でした。出場30試合の中で途中出場が10試合ということからも伺えますね。
まだキャプテンを担うには荷が重かったんじゃないかという声もありましたが、どこかで吹っ切れたのか、プレーが良くなったタイミングがあったのですよね。もう大丈夫でしょう。
天皇杯決勝でPKを決めた後、ソンリョンに駆け寄って声をかける姿を見た時に、健人くんに求めていたキャプテン像が見えたような気がしました。ヒーローインタビューがどこか抜けているところも含めて、健人くんらしさがあっていいなと思います。来季も大変なシーズンになるとは思いますが、らしさを忘れずにチームを引っ張って行ってほしいです。

10.大島 僚太

ピンの写真を選ぼうとは思ったんですよ?でも今季の大島僚太って言ったらこれじゃない?

リーグ戦14試合出場。1アシスト。
怪我さえなければ、アウェイ京都戦のようなプレーをもっと観られたんじゃないかなあと思うと寂しい気持ちです。本人が何もやっていない訳ではないところがまたつらい。頭ができることと身体ができることに乖離があるというのは選手にとってもつらいですね。何とかならんもんかなあ。
ただ、リョウタがフロンターレで生きる道というのはある程度見えているようには思うし、本人もサッカーを続けたいという意思が強いようにも思うので、あとはどうやって怪我と付き合いながら感覚を戻していくか、なのかな。ここ数年悔しいシーズンを過ごしているだけに、そろそろ「やっぱりフロンターレには大島僚太不可欠だわーMVPだわー」って言われるシーズンを欲しています。よろしくお願い申し上げます。

14.脇坂 泰斗

どこから選ぶか悩んだけど、バースデーゴールを決めたホーム広島戦に。

リーグ戦30試合出場。9ゴール6アシスト。J1リーグベストイレブン選出。
序盤の不調具合に「ここまでノリに乗っていたヤスくんでもスランプがやって来るんだなあ」と変に落ち着き払って見てしまってた時もありました。その後ベンチ外になったり途中交代したり、オニさんにしては結構荒療治な時期もありましたが、しっかり自分で取り戻してくるところにヤスくんの強さがあるなと思います。調子戻ってきてからは巧すぎて表現する時に語彙を失っちゃったもんね。
前に比べたら試合中にも結構感情を表すことが多くなってきた気がする。それは、勝敗に対しての執着からかもしれないし、世界で戦う上での表現の重要さを意識し始めたからなのかもしれない。でも、たとえ負けている試合だとしても、観客の心を揺さぶるのは選手の感情だとも思うので、いい傾向だと思っています。そういう姿を見るから、この選手と一緒に勝ちたい!って思えるというかね。大事だよ。
2024シーズンも一緒に戦うことを決断してくれてありがとう。その決断を後悔させないように、めいっぱい応援したいと思っています。

16.瀬古 樹

アウェイ横浜FC戦より。この時のゴール、決めた後の姿は今後も忘れないと思う。

リーグ戦28試合出場。1ゴール1アシスト。
2022シーズンから比べると出場試合数もプレータイムもかなり伸びました。シンプルに、めっちゃくちゃ巧くなっている。それは練習風景を見ていても、試合に出てプレーしている姿を観ていてもすごく感じるようになった。
そして、何よりチームが苦しい時に折れない芯の強さを見た時に、頼もしい選手がフロンターレを選んでくれて本当によかったなって思っています。個人的にはアウェイ横浜FC戦は、FK前の表情にぐっと来て。思わずX(旧Twitter)DAZN公式のゴール動画ブクマしちゃいましたもんね。カッコよかったなー。あれは覚悟の表情だった。
人柄も、キャプテンシーという観点からも、今後のフロンターレに必要だと思わせてくれる選手。もっともっと、次は代表を目指して頑張れ。

18.チャナティップ

アウェイG大阪戦より。もっとチャナのプレーも見たかったなあ。

リーグ戦2試合出場。2023年6月にBGパトゥム・ユナイテッドFC(タイ)へ完全移籍。
結果的にはなかなかうまくいかない移籍となってしまって、サポーター的にも残念だし、申し訳ないなという気持ちもあります。せめてタイトルを何か一緒に獲りたかった。本人も、出場機会や自分の年齢も加味したうえでの決断だったのでしょう。しかし寂しかったなあ。
その後、まさかACLの対戦相手として凱旋して等々力初ゴールを見せられるとは思ってなかったですけどね!HAHAHA!でも元気そうで何よりでした。また機会があれば日本に遊びに来てほしいな。恩返し弾はもういりませんからね!!!

24.名願 斗哉

ACLアウェイ蔚山戦より。もっとやれるぞ!

リーグ戦出場なし。
蔚山戦では先発も、持ち味が出せず苦しみました。高校サッカーでの名願くんを見ているのでこんなもんじゃねえと思うのですが、あれこれやらなきゃと思うと尻込みしちゃうのかなあ、とぼんやり思ったり。
仙台からのレンタルオファーは結構いいんじゃないかな。J2だし、立て直しを図っている最中だし、いいプレーが見せられればスタメン定着も可能性は全然あると思います。仙台という環境もいいと思う。
たくさん実戦を積んでぐぐっと伸びて、フロンターレを支えてくれる選手として帰ってきてくれることに期待しています。

26.永長 鷹虎

J1デビュー戦のホーム名古屋戦より。ほろにがデビュー。

リーグ戦1試合出場。2023年6月より水戸ホーリーホックへ育成型期限付き移籍。
ようやく巡ってきたJ1デビューでしたが、存分に出し切ったかどうかで言えば、もうちょっとできたような気もするなって感じですかね。前にプレーを観た時は結構しっかりサイド切り裂いていたし、そういうプレーを求められる選手だとも思うので、フロンターレでコンスタントに出るためにはもう少し何かがほしいかな。期待はしている。
水戸でも愛されていましたが、来季はまた別のクラブへ期限付き移籍。移籍先があるということは、一定のレベルで評価されているということでもあります。でも、片道切符にしないでね。

28.大関 友翔

やっと、やっと公式戦デビュー!おめでとう!

リーグ戦出場なし。
フィールドプレイヤーの同期たちが次々とデビューしていく中、ベンチ入りはあるもなかなか出場できなかったことに少し焦りもあったのではないかと思いますが、腐らず努力し続けました。ユース時代に比べたら身体もしっかりしてきて(それでもまだ細いけど)、世代別代表にもコンスタントに呼ばれ、メンタル的にも落ち着きが出てきたように思います。アウェイ蔚山戦は短い時間でしたが、自身の技術も見せられ、デビュー戦としてはまずまずだったのでは。
2024シーズンは福島での武者修行になりますが、フロンターレの中盤の層を見ればいい選択だと思います。次の五輪を考えても試合に出られる環境に身を置く方がプラスになると思うしね。めっちゃくちゃ寂しいけど、大関くんならみんなに愛される選手でいられるはず。レンタルバックしないでーって泣かれちゃうくらい大活躍して帰ってきてね。おみやげはりんごかな!

30.瀬川 祐輔

とどめの3点目を決めたホーム横浜FC戦。この写真めちゃくちゃいいな。

リーグ戦27試合出場。6ゴール1アシスト。
プレータイム自体はそこまで多くないのですが、出ると大体何かしらで活躍している印象ですね。本人はやっぱり先発で、という気持ちも強いと思いますが、ジョーカーとして切られて結果を残すのは簡単ではありません。今季来てくれて本当にありがとうな選手。
プレー以外にもムードメーカーとして、ピッチ内外で存在感のある選手でもありますね。阿部ちゃんみがあると言っているサポ友さんたち。わかるで……とても……
器用なタイプではないと思うのですが、SBもやっていたし、普段とは違うシステムの時も起用されていたし、何でもやってくれますよね。チームのために汗をかくことをためらわない選手は不可欠。いつもありがとうな……

31.山村 和也

ビューティフルアシストをしたホーム福岡戦より。前髪をおろした姿も素敵です。

リーグ戦16試合出場。1アシスト。
えっ……16試合しか出てないの……?と思うくらいには怒涛の活躍だった今季。でも確かにこのプレータイムでは、もう少し出られる環境には行きたいよな……うーん。
シーズン序盤から早々にDOGSO食らって退場した時は「彰悟さんから引き継がなくていいこと引き継いでね?」とは思いましたけど笑、その後もコンスタントにチームを助ける働きっぷりで、感謝しかありません。神さま仏さま山村さま。
移籍の一報を聞いた時は寂しすぎて地団駄踏んでましたが、現役でいられる年ってもう何年もある訳じゃないもんね。本人にとってもベストな選択をしてもらうのが一番。でも、、、寂しいな~~~~~~~~~!!!

41.家長 昭博

芸術的ゴールを決めたアウェイ札幌戦。これぞ家長昭博真骨頂。

リーグ戦33試合出場。2ゴール4アシスト。
今季はプレータイムが短くなったような気がする、と思ってましたが、2022に比べたらって話で2020より全然長かったです。多分結果がそこまでついてこなかったからなんだろうな。
それこそ12ゴールと比べれば今季は寂しいな、とは思いますが、ピッチ内での存在感はやっぱり健在かなと。チームがうまくいっていないこともあってミスもぱらぱら散見されましたが、それでもいないともっとうまくいかないのよね。大変困った。
最推しなので2024契約更新めっちゃくちゃ嬉しいのですが、チームとしては脱家長依存の課題を抱え続けるシーズンにもなりそう。ライバルがいた方がアキさんもヒリヒリワクワクすると思うので、そういう勢いのある選手が出てきたらいいなあ。

49.小塚 和季

天皇杯優勝には和季くんも貢献しているんだよという気持ちで、ホーム栃木シティFC戦より。

リーグ戦5試合出場。2023年7月に水原三星ブルーウィングス(大韓民国) へ完全移籍。
カップ戦でもリーグ戦でもベンチ入りや出場が増えてきて、今度こそ天才小塚の躍動が観られるのでは……!と思った矢先の韓国への移籍。正直ショックも大きかったですが、能力が認められてのオファーと思えば、フロンターレで過ごした日々に無駄なんてなかったんだと前向きに考えたいです。
水原はなかなか厳しい状況のようで2部降格とのことでしたが、チームでも活躍しているとの情報は耳にしますので、昇格のために尽力してほしいですね。

FW

9.レアンドロ ダミアン

ホーム鹿島戦より。ダミアンありがとう。愛してる。

リーグ戦12試合出場。3ゴール1アシスト。
出場試合数やプレータイムを見ても、苦しいシーズンだったことは想像に難くありません。この5シーズンの中でこんなにも怪我に苦しんだのは初めてじゃないだろうか。その中で、自分のキャリアについて改めて考えることもきっとあったでしょう。ダミアンの決断を尊重したい。
でも、本当にめっちゃくちゃ寂しいです。プレーでもメンタル的なところでも、チームを支えてくれた選手でした。ダミアンがいるからとフロンターレを選んでくれたブラジル籍選手もいたと思います。ダミアンがいたチームだからと日本に来てくれる選手もきっと今後たくさんいると思います。フロンターレにとって大きな財産となる選手です。
そんな選手に、このチームでリーグMVPを獲ってもらえたこと、最後のシーズンにタイトルを獲ってもらえたこと、とても嬉しいです。一緒に戦ってくれてありがとう。ダミアンのこれからの人生に幸あれ。

11.小林 悠

ホーム福岡戦より。このゴールが決まった瞬間の等々力はすごかった。鳥肌立つ。

リーグ戦16試合出場。4ゴール。
今季は怪我にも、そしてチーム状況にも振り回されるシーズンになりました。悠さまのスタイルって自分だけでどうにもならないことがあるから難しいよね。悠さまが前線で孤立してしまう状況は勿体なさすぎた。
アウェイ京都戦、そしてホーム福岡戦での悠さまのゴールは、サポーターの心を震わせました。フロンターレのエースはすごいんだ。なんというか、こう、理屈じゃ説明し切れない何かがある。
本人にとってはもちろん悔しさの残るシーズンではあったと思いますが、悔しさをバネにして努力できる人ですし、来季はまた2桁ゴール獲ることを期待したいですね。

17.遠野 大弥

ホーム福岡戦より。相変わらず古巣に強いマン。

リーグ戦30試合出場。1ゴール。
出場試合数とプレータイムを考えると結果がもう少しほしかったなとは思いますが、序盤よりは終盤の方がよかったかな。前は途中出場でも走らなかったり、周りと連携が取れていなかったり、ちぐはぐなところも多かったですが、後半は貢献度も高かった印象。
プレータイムを見ても移籍の可能性はあったと思いますが、2024シーズンも残ることを決断したということは、自分の中でも覚悟をしたってことだと思っています。もっとスタメンでの出場機会がほしいね。粘りやシュートでは光るものがあると思っているので、強みを出して行けるシーズンになるよう祈っています。

18.バフェティンビ ゴミス

ホーム福岡戦より。身体能力エグい。このバイシクルも惜しかったなー。

リーグ戦8試合出場。3アシスト。
ゴールこそなかったものの、アシストや起点になることも多く、その身体能力の高さにサポーターも驚かされました。年齢なんて全く感じないですね。途中加入でこれだけできるなら、キャンプからしっかり準備をしたらめちゃくちゃすごいのでは?巧いし強いし楽しみ過ぎる。
天皇杯のシュートは惜しかったなあ。あれが決まっていたら神だった。早くライオンパフォーマンスが見たいけど、来季に期待ですね。わくわく。

20.山田 新

チームを助けたアウェイ鹿島戦。プロ初ゴールが決勝ゴールはドラマである。

リーグ27試合出場。4ゴール1アシスト。
前線のタレントとプレータイムを考えれば、4ゴール1アシストはまあまあな結果なのかな。本人的にはもっとゴールほしかったと思いますけれど。
チームが苦しい時ほど頑張ってくれる選手だなあというのがシーズン通しての印象ですかね。
身体の強さやゴールへの執着心みたいなところはFWに必要な心身を備えている選手だと思っているし、チームを勝たせるストライカーのお手本は間近でたくさん見れたシーズンでもあると思うし、今後はチーム状況に関わらず活躍してくれることを期待したいな。

23.マルシーニョ

ホームFC東京戦より。決勝ゴールを決めた後のゴールパフォーマンス。

リーグ戦20試合出場。1ゴール3アシスト。
昨季の結果を知っているからこそ、今季の結果は寂しいものもありますが、怪我、復帰、再び怪我というシーズンだったので、むしろ終盤よく戻ってきたなという感じですかね。とはいえ、また最後怪我してたっぽいけど。。。筋肉系は癖になるし、ただでさえスプリントの多い選手だしね……無理は禁物ですね。
出場した時にはやっぱりファール以外で止められないって感じだったし、ペナ内で倒されてPK獲得も多かったし、色々なシーンでチームに貢献してくれる選手。来季も怪我に気を付けてぶっちぎってほしいですね。

33.宮代 大聖

大聖がゴール決めた試合の勝率、結構悪いんだよね……ということで勝利したホーム横浜FC戦。

リーグ戦30試合出場。8ゴール1アシスト。
今季はウイングでプレーしたり、2トップでシンタイセイを結成したり、色々と試行錯誤の年になりました。ユース仕込みの技術やサッカーセンスの高さは感じることができましたが、もう少しできる選手だよな、という感覚もずっとあって。徳島や鳥栖での活躍を考えると、本人的にも思うところはあったのかなあ、とは思います。
とはいえ、小学生からずっと川崎にいた選手が移籍してしまうという寂しさも強いし、大迫と組むって良さ絶対出るじゃん~~~!という悔しさもあるし、こうなったら川崎戦以外でめちゃくちゃ活躍して早く海外行ってくれって気持ちです。笑
個人的にはU-20 W杯の印象がものすごくて、あれが本来の輝きなんだよなってずっと思っているので、あの輝きを早く取り戻してほしい。頑張れ。


多分、これで全員、書いた……!
毎回難産ですが、書き始めれば勢いで書き切るスタイル。何とか新体制までに書けてよかった。
来季も出来る限りnoteは書こうと思っておりますので、引き続きよろしくお願いします。何卒。



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