努力して、我慢して、戦って。全てを自信に前へ進んで行こう。/2021年第101回天皇杯3回戦川崎F vs 千葉

2021年7月23日 01:43

どうも私です。
初フクアリ、気温もあって行くまではなかなか大変でしたが、すごく見やすいスタジアムでした。ゴール裏に傾斜ついてるのいいよね。あの距離感でサッカーが楽しめたら本当に楽しいよなあ。また行ってみたいスタジアムになりました。

さて、過酷な連戦の締めくくりは天皇杯3回戦。2回戦もかなり苦戦させられましたが、カテゴリーが違ったりいつも対戦していないチーム相手だと難しいものがありますよね。今回はジェフ千葉戦、しかも監督はユンさんと少し苦手モードも漂っていましたが、PK戦にもつれ込んだ中何とか勝利を収め4回戦へ駒を進めることができました。毎回心臓に悪いぜ全く……

内容を三行でまとめると
・終始決め手に欠ける展開
・苦しい時間を耐えて耐えて、耐え切る
・当たり前ではないこと
もっと詳しく見たいなって方は続きをどうぞ。

今回も見返しなし（スカパー未加入のため）のため、記憶と公式のゲーム記録をベースに書いております。間違いあったらすみません。。。

ちなみに選手のことは基本愛称で書いているので、気になる方はバックでお願いします。

1.スタメンとメンバーへの所感

我が軍のスタメンはこちら。
※現地観戦の際は試合後に書いています。

あれ……アキさんおるやん……！？
足の怪我結構重かったってオニさんも言ってたよな……？
驚異のフィジカル。

そしてタツヤ帰って来た！よかったー！でもベンチスタートなんかーい！
スタメンでガツガツいく感じ観たかったけど、大弥くんのコンディションがよかったんかなあ。
あと彰悟さんがベンチスタートってことは、ボランチとしての控えなんだろうなあと思っていたけれど。塚ちゃんはまだしばらくかかりそうね。
しかし先生がCBとして安定したパフォーマンスを続けているのは本当に素晴らしいしチームとしてもありがたいことだなあ。この過密日程の中でターンオーバーさせながらチームを成立させることができるのは見事だわ。

千葉側は……新井さんベンチなんかーーーーーーーい！
天皇杯だから控えの選手に出場機会を与えたかったという選手采配はすごくよくわかるし納得はするけれど、しかしあれだけインタビューやらコメントやらさせといて出さないんかーい笑
結局新井さんがいなくて助かった形にはなったけどね、こちらとしては……

2.試合内容

フィーリングがものすごく悪かった訳ではないと思います。コンディション的にも、最初から想定していたより、練習があまりできなかった割には結構よかったんだろうとも思います。ただ、芝の状態や積み重ねてきた疲れが頭と身体のギャップを少し生んでいたかもしれないな、と個人的には思いました。

特にダミアンやジェジエウはいつもよりもボールが収まっていないというか、当たり前のようにいつもできていたことができていないという印象でした。大弥くんも気持ちが少しから回っているというか、いいところまで行くのに決め切れない、みたいなシーンが多くて。惜しかったんだけどなあ。

試合を握れていたのは間違いなく川崎Fだと思います。セカンドボールが取れなかったとしても、中盤で奪い取る。今回は健人くんとジョアンがかなりよかったので、危ないところは最終ラインより手前で防げるシーンが多かったです。ジョアンがキレキレだったのも助かったけれど、健人くんの働きは本当に効いてました。よく走ってくれていたし、前にも切り込んでくれたし、あれくらいやってもらえると全体的に楽になりますね。

攻めに転じるシーンを観ても、特に先生のパスが最高でした。あの、あれ、何？ピタッと止めて正確に前線につけるパス最高じゃない？すんごいよかった。
不動のCBはジェジエウと彰悟さんだとずっと思っていて、スタメン級の控えでやまむーと先生だと思っていた私をぶん殴ってくれて構わない。普通にふたりが焦るレベルのクオリティのパフォーマンスを続けられていると思う。しかもこの過酷な環境で。最高かよ。

前半は攻撃で押して押して、それでも防がれる。ジェフ側は攻め込まれる展開はおそらく織り込み済みで、耐え切れればチャンスは巡ってくるという算段だったのではないでしょうか。最後のところで集中していたなと。
隙を狙われて攻め込まれ危ないシーンもありましたが、オフサイドで難を逃れました。基本的には川崎Fが攻め込み、ジェフがサイドからカウンターを狙う、という構図。前半はその図は変わらずのまま進みました。
だからこそ、決めておきたかった。惜しいシーンが何度もあったからこそ、チャンスを決めておきたかったです。

後半は大弥くんに代えてタツヤ。タツヤは身体のキレもよく、お休み取ってた割には悪くないなという印象でしたね。惜しいシーン何度もあったからこそ、結果が早くほしいところ。

内容的にも後半も悪くなかったように思いました。ただ、悪くないからといって勝てる訳ではないというのがサッカーの難しいところ。
失点シーンはほんの一瞬だったと思いますし、誰かの対応がものすごく悪かったようにも見えませんでした。左サイドからボックス内に運ばれ、危ない！と思った時にはボールがゴールに吸い込まれていました。現地でリプレイで観た時は、いつものソンリョンなら止められていた気がするなと思ったのですが、どうやらリフレクションがあってコースが変わったみたいですね。それは仕方ないな……
相手ベンチも試合が決まったかのような盛り上がりで、嫌な雰囲気でした。

けれど、そこで終わらないのが川崎Fの強さな訳で。
チャンスを迎えたのは59分。ノボリのパスに走り込んだ健人くんがボックス内まで入り込んだところで、たまらず相手DFがファールで止めてしまいPK獲得。キッカーはアキさんという安心感。
いつものルーティンで確実に決め、早い時間に同点にすることができました。というか健人くん、天皇杯に愛されている選手だなあ……またしても健人くんに助けられましたね。

飲水タイムに入ったところで、ヤスくんとジョアンに代えてリョウタと彰悟さんを投入。やっぱり身体の負荷もあるし、90分で何とか試合を決めたかったのだと思います。勝ち越せなければ後半投入があるだろうなと思っていたふたりが、予想通りに入りました。
それでもなかなか決め切れない我が軍。入らない時ってどうしてこうも入らないんだろうか。何といえばいいのか、本当にフィーリングなのかもしれないなあ。こういう展開で悠さまがいないのはじわじわ辛い。

段々と自陣でチャンスを作られ始め、CKも続けて取られるシーンもあり。終盤は忍耐の時間も結構多かったと思います。
この後くらいでごちゃごちゃしてバックパスでもめたところかな。詳しくはゲーム記録や試合の記事を見ていただきたいのですけれど。
もうね、アキさんのキレっぷりがものすごくて。ダミアン一緒にキレて主審に詰め寄ってたのに、ダミアンが思わず止めちゃうくらいにはガンギレ。こりゃヤバいなと彰悟さんが駆け寄ってきたのだけれど、主審にガンギレしたあとは副審にもガンギレ（そこにいたならお前も見えてたはずやろ的な怒りだったんだろうなと推測）。
結局オニさんが「もう下がれ！」と収めた形になり、間接FKは温情処理に。
まあこれが敗因にならなくてよかったとは思いつつ、決まっていればリョウタは無事だったよなとも思いつつ……まあ、そういう判断をするのがオニさんと彰悟さんだよねって理解はしていますけれどね。
にしても、あんなにガンギレしたの2019年くらいじゃない？鹿島のブエノにガンギレしたのアキさんだったよね確か。久々に見た。

攻守で奮闘していた健人くんはなるべく引っ張って、88分に天くんを交代で投入。あわよくば天くんに決めてほしかっただろうし、決め切れなかった場合の延長戦も見越した交代だったかな。チャンスは作っていたのだけれど、やはり決め切れず。むむむ。
96分の知念の投入は、延長前に5枠目を使い切る意図だったかなと思います。延長戦でフレッシュな前線を入れたかったんだろうな。交代直後にホイッスルで延長戦へ。

けれど、延長戦でも全然決められず。もうね、だいぶ押し上げできていなかったので、身体がかなり重く感じていたのではないかなと思います。いや、普通に考えたらサッカーできていることが奇跡だもんな。
知念が全然ボール収められずロストしまくっていたのだけが気がかりですね。知念は足元ももっとうまい選手だったと思うのだけど、コンディションだけの問題ではない気がして少し不安ですね。

99分にはリョウタにアクシデントで、急遽やまむーを投入。どうやら足の付け根らしいので内転筋じゃないかと言われておりましたけれど……あれだけの才能を持った選手が身体の筋肉にだけは恵まれなかったってどんだけ不幸だよ……担架に乗って顔を覆ったリョウタの姿を思い出すと泣きたくなる……
軽症であることを祈ります。来週になってもリリース出なければ軽症と判断する。勝手に。中断前だったことを不幸中の幸いだと思うしかないですね。

やまむーも急遽出場しましたけれど安定感があって、惜しいシーンもありました。やまむーってシュート巧いよね……もう少しだったね……
チャンスはかなり作ったと思いますがやっぱり決め切れず、PK戦へ。またかい。でも、私の中ではあまり心配はなかったというか。というのも、相手GKはフィードがラインを割ってしまうことも多くて、プレーにあまり安定感がなかったんですね。GKがPKにおいて一番大切なのって落ち着くことと普段通りにゴールを守ることだと思うので。そういう意味ではソンリョン以上のGKはいないなと思ったし、何より新井さんじゃないしっていう。笑
新井さんだったら2019のルヴァンを思い出して気が気じゃなかったと思う……

1本目は心配だった知念が落ち着いて決めてくれて（試合中もそれくらい落ち着いてくれ）、2本目はやまむーの川崎Fイチ巧いPK。3本目をタツヤが決め切り、相手選手が外したのでここで3-2に。4本目もすっかりプレーに安定感の出た先生がここでも問題なく成功。5本目、相手のシュートをソンリョンがばっちり押さえてくれたところで終了。
いやソンリョン……また止めるんかい……すごすぎる。ソンリョンが止められなかったとしても5本目は多分アキさんだったし相手が1本失敗しているので決まったとは思うのですが、GKがストップしてくれるってチームとしても盛り上がるしね。本当よかったね。

2回戦に続き3回戦もかなり苦戦させられましたが、駒を進められたことが全てだと思います。いやもう、本当、安心した。

3.当たり前ではないこと

試合後、オニさんがコメントを出していました。

オニさんの言葉に全て詰まっているというか。もう言葉にならないなと思いました。1ヶ月以上家族と一切会えず、いつもの家で過ごせず、ホテルでも部屋から出られず。練習の時とご飯の時、移動の時だけチームメイトやスタッフと直接会話できるような過酷な、いつもとは到底同じとは言えない状況で、8戦全勝は驚異的な数字だと思います。サッカーの内容としても、疲れは見えていましたが内容が破綻しているような試合はなかったはずです。

これだけオニさんが言っても多分全部はたくさんの人には伝わらないし、私たちは何となくの想像でしか理解できない。それくらい過酷で非日常的な環境で、どれだけの人たちが努力して、我慢して、練習して、いつも通りの強いフロンターレでいようとしてくれたのか。
芝も違う、ボールも違う、練習する環境も食べ物も違う、隔離され思うように活動できない。そんな中でピッチに立てて試合が成立しているだけでもう奇跡的なことなのに、選手にこれ以上、求められる状況なのか。私の中ではNoです。最後の最後まで、本当によくやったと思います。フロンターレに関わる全ての方に敬意を表したいです。

スポーツがあって、それを楽しんで、議論したり気持ちを共有できることは、当たり前のことではない。それを実感させられた期間でした。

4.今後の展望

さて、五輪中断期間に入り、選手たちはようやく一息ですね。今週いっぱいはまだ隔離期間のようですが、とにかく少しでも心身を休ませてほしいです。

天皇杯の4回戦は8/18（水）、清水戦ですね。またしても等々力が使えない都合でホーム扱いのアウェイでアイスタで開催予定ですが、私は平日ということもあり行かないと思うので、テレビ越しで応援したいと思います。
テレビ放送なかったら悩みますけれど、4回戦だし最悪またスカパーで配信されるであろう……

そしてリーグ戦は8/9（月・祝）、アウェイ大分戦。ビジター席は今のところ設置予定のようですが、果たしてどうなることやら……
私はこちらも行かない予定なのでDAZN観戦します。大分は出来得る限りの最大の補強をしてきており、更に昨シーズンホームで金星を挙げているので、ここで何とか叩いてやりたい気持ちはあると思います。
ほっくんを止めることも大事だけど、それ以上に最前線に誰が入るかに気をつけて好きにさせないことが大事。セットプレー作戦なら長沢だろうし、呉屋もいるし。あと守備に入っているエンリケトレヴィザンがなかなかいい仕事をするので、等々力で対戦した時とは少し違うやりにくさがあると思います。悠さまが万が一間に合ったとしても、ファーストチョイスはダミアンかな。

スポーツの祭典が始まり、我らがフロンターレからは移籍組含め5人も選出。再開までは寂しい思いをせずに済むかもしれませんね。
まずは若いチームの最高の結果を願いつつ、再開の日を心待ちにしましょう。

試合結果
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川崎F vs 千葉
1-1
（4 PK 3）
得点者

'60 家長昭博
'53 見木友哉
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