トンネルの中で、光の見えない恐怖と戦う。/2023年J1リーグ第4節新潟 vs 川崎F

2023年3月16日 11:26

どうも私です。
初新潟遠征！行ってまいりましたよ！
ちょっとバタバタにバタバタを重ねてしまったので新潟を隅から隅まで満喫という訳にはいかなかったのですが、それは次回に取っておきましょう、とうことでまた新潟に行きたいです。

さて、ビッグスワンに乗り込み、何としても勝点のほしかった我が軍。3戦負けなしと勢いのままに立ち向かってくる新潟相手にこてんぱんにやられ、1-0と敗戦。
おそらくソンリョンの活躍がなければ3失点はしていたでしょう。1失点で抑えてくれたソンリョンの頑張りを勝点に繋げたかったです。

このnoteのおしながき
1.スタメンとメンバーへの所感
2.選手感想
3.真っ暗闇真っただ中
4.今後の展望
5.おまけ
もっと詳しく見たいなって方は続きをどうぞ。

先日より選手別に感想を書いてます。あと対戦相手の感想も今回からつけてみました。
ちなみに選手のことは基本愛称で書いているので、気になる方はバックでお願いします。

1.スタメンとメンバーへの所感

我が軍のスタメンはこちら。
※現地観戦の際は試合後に書いています。

まあね、GKやCBが中2日っていうのはまあ、よくあるのですが。
引き分け→中3日→（移動）→敗戦（遠征）→中2日→（移動）→デイゲームっていうのは結構、いやかなりキツかったんじゃないかなとは思いますね。
日程くんなかなかの日程組んでくれるじゃない……せめて勝利していれば、少なくともメンタル的にはもう少し楽だったのかなとは思うのですが。
疲労ってメンタル面もかなり影響してくるよね。

意外性のある選抜はないかな。リョウタ、ずっとスタメンだし大丈夫なのかなとは思ってたのだけどなあ。油断した。
やまむーもだけど、結果が出なかったことよりもそっちの方がショックである……

オニさん、うまくいっててもそうでなくても、スタメンあんまり変える人じゃないよね。それがいい時もあるんだけど、結果が出ていない時は批判されがちだから難しいな。
起用法についてはそういう傾向がずっとあるから、監督を外部から呼んだりしなければ変わらないんだろうね。そこを変えて得られるものと失うものを天秤にかけたら、後者に比重を置くのが川崎フロンターレって感じはする。
なので、色々変えてほしいって気持ちもありつつ、それでも変えないことに理解はしている方かな、私は。
ていうか結果に繋がってくれて選手が楽しそうにサッカーしてくれたらもう何でもいいよ、私はね……

友人にアルビサポがいる関係で、フロサポの中では割と新潟に詳しい方だと思う私。メンバー観た時に既に吐きそうでした。
いかついって。新潟いかついんだって。
しかも序盤がめちゃくちゃ調子いいんだって。アルベルが監督してた時もシーズン前半ずっと上位にいたもん。えらい時に当たってしまった。。。

2.選手感想

1.ソンリョン
1失点したことよりも、複数ピンチを防いだことを評価すべきだろうなと思います。本当にすごいキーパーだ。いつもならなさそうな判断ミスをする試合が続いていたので、やっぱり本調子じゃないところがあるのかなと思っていましたが、ここぞって時にゴールマウスを守れるって半端ねえな。
失点部分もボールが見えなくて判断が遅れたって解説もあったし、見えてたら止められていたかも。キーパーとしての仕事は十二分にしました。

3.大南くん
前半より後半の方がよかったのは、相手に慣れたのもあるけれど右の方がやりやすいからなんだろうなという感じ。
いらないパスを減らしたり球離れが悪いのはもう少し慣れてきたら対応できるようになるのかなあ。緊急事態とはいえこの時期に試合に出られてある程度改善すべきポイントが見えてきているのはポジティブに考えるべきか。
最終ラインはしばらく大南くんが埋めるような形にはなると思うし、ここで活躍することで代表への道も見えてくるはず。中2日でしんどかったと思いますがよく頑張りました。

5.旭くん
去年よりもノボリっぽい動きが増えてきたような気がする。いいワンツーもあったし、SBにはそういう仕事を求めたいところでもある。クロスを上げるならもう少しクロスの精度は欲しいところだけど、上がらないとクロスは上げられない訳だし、全部をやろうとして何もできないなら、できることをひとつずつの方が現実的でしょうね。
後半からはCBに入りましたけど、元々学生時代やっていたポジションだし違和感なくできてました。意外と上背もあるしな。あとは勝利で自信をつけていければ最高ですね。

13.ミキくん
失点はミキくんが奪取されたところからなので、それやられちゃうと厳しいなという感想ですね。いやいやいや、W杯代表が何をやっているのだ。
ミキくんはもう、多くを求められるのが当たり前で、それをこなせる選手じゃなきゃいけないと思ってます。チーム状況も厳しいし新しいこともやり始めていて、多分彼への要求や負荷もすごいと思うのですが、ミキくんができる選手だと思っているから課されているもののはずなので。
代表に入りたいって、W杯に出たいって言って川崎Fに来て、本当にそういう次元の選手になったのだから、結果で示してもらわねば。

31.やまむー
現地では負傷だとは思っていなくて、戦術的な交代なのかなと思っていたのですよね。映像で観返した時に、恐らく8分の接触が原因っぽい強めの感じだったので、前半ずっと耐えてたのか……と思うとよくやってたなとは思いますね。失点のところもやまむーが止められればよかったのかもしれないけれど、まあ相手を褒めるべきシュートかなとは思いましたし。
カウンターはまあ、やまむーが止められればもちろんベストだけど、それは彼が止められなくてもやむなしとしている感じもあるっちゃある。てかカウンター食らうようなインターセプト食らってる時点でそこにも問題はある訳ですが……
とにかく怪我の具合が軽いといいなあ。心配です。

8.健人くん
昨シーズンまでボール奪取から味方に渡すのがすいすいできていたし全然感じたことがなかったのだけれど、今シーズンに関しての感想が「運動量と奪取はいいんだけど……」なのですよ。気になる。
オンザボールの方がマシってだけで、持ち過ぎるところも頑張りすぎるところもあるし、オフザボールに関しては「え、そこでいいんだっけ？」という立ち位置のこともあって、反応が遅れることもちょこちょこ。うーむ。
背負わなくていいものまで背負ってません？何でも背負うことだけがキャプテンの役割じゃないのよ。健人くんには健人くんのやるべきことがあるはずだ。

10.リョウタ
どうして……どうしてこうなった……(´;ω;｀)
序盤はまあまあ、もう少しできるだろうなとは思いつつも、いいパスも出ていて、段々上がってきたかなーとは思ってたんですよね。それがまさかの前半20分もプレーせず負傷交代……
原因はいくつかあるはずで、そんなもん専門家の方々はよっぽど調べたり究明してると思うのですが、それにしたってもう少し何とかならんのかなと、もどかしい気持ちでいっぱいです。サッカーの神さまは意地悪だ。

14.ヤスくん
本当にやっと、ちょっとずつらしさのあるプレーが増えてきました。現地では遠くてわからなかったところでも、映像で観たら何度かいいプレーも見えていて、求めていたのはそういうことだよ！と改めて。
とはいえ、一番の売りであるはずのプレースキックの精度には頭を抱えるレベルですね。チャンスが全然チャンスにならん。誰に合わせてるんだと。こんなに得点の香りがしないプレースキックがあるかと。いったい何があった。
ヤスくんらしいプレーがあるのなんて当たり前で、このチームを背負うと覚悟しての14番なのだから、その気持ちをもっとプレーに還元してほしいです。どれだけ調子が悪くても、ここぞという時に結果を残してこそ、川崎フロンターレの14番だと私は思いますよ。

23.マルちゃん
チャンスもあったし調子は悪くなさそうではあるのですが、チームの調子が上がり切らないこともあってずるずると雰囲気に引きずられている感じはしますね。相手は逆に乗っている状況だったし、余計やりにくかったかな。全くダメな感じでもなかっただけに難しいなあ。
ポジション的には、どんな状況でも結果を求められるポジションだと思うので、そろそろ一発ほしいなという感じ。得点の香りはするもんな。

33.大聖
やっていることが間違っているとも言えない、けれど本当はそうじゃないはずだ、がもどかしいところ。めっちゃくちゃ器用なのはわかってるんです。でも、今チームにほしいのは何より得点なのです。もどかしい。
できるとしても、できることをいつでもやればいいという訳ではないと思うのですよね。サイドに流れてチャンスを作れても、中央で受けられる選手がいなければ意味はない。落ちてきてボールを受けても、それを渡すべき最前列の選手はいない。
大聖だけの問題でないのがさらにもどかしいところですが、ストライカーとしては多分、自分のために動いてくれと言い続けることが大切なのかなと思います。チャンスは必ず来る。諦めさえしなければ。

41.アキさん
良くも悪くもいつも通りだなあと思っていて、それは常にコンディションが一定であることと、周囲の出来で本人の評価も変動していることでもあるなあと思いました。少なくとも「今日は調子悪そうだなあ」という印象は受けなかったかな。
序盤はボールタッチが少なかったのであまり目立たなかったように感じましたが、後半意識的に動いたことと中央に配置されたことで左右に動きやすくなってチャンスメイクが増えたのかな。プレースキックやクロスに関しては、多分一番可能性を感じたのはアキさんのキックだった。
アキさんが出る、出ないに関わらず、チームの命運は引き続きアキさんにかかっているような気がする。

17.大弥くん
リョウタの怪我によって急遽前半交代で出場。去年よりは嗅覚が鋭くなったよなーとずっと思っていますが、立ち位置で味方を邪魔してしまうようなポジションにいることもあって、ちょっと違うんだよな、という感覚もまだまだあるなとは思っています。
今節に関しては緊急事態による出場ではありますが、自分の役割を整理した状態でそこにいてほしいなって思うのですよね。点を獲るのか、潤滑油に徹するのか、守備に回るのか。そろそろ勢いで頑張れ！じゃなくて求めてもいい時期かなって。前には間違いなく進めていると思いますしね。

27.ナガネくん
やまむーの負傷によって後半頭から出場した訳ですが、結果的には最終ラインが一番動きやすい形にはなったようなので結果オーライなのかな。しかしナガネくん、何度観ても高卒ルーキーには見えない落ち着きですね。
クロス精度や細かなところでまだまだだなって思う時もありますが、そんなもん多少は目を瞑りますよと言えるくらいにはとてもいい動きと向上心。大変頼もしいです。本人は全く納得してないと思いますが。笑

6.ジョアン
せっかくジョアンが入ったのに、あまり高さや強さを活かし切れなかったかな。ボールタッチもそこまで多くなかったような気がする。
ジョアンは左足の配球もいいけど、ミドルもあるし競った時の高さや強さもあるし、もう少し意識的に周りが使えてあげられればよかったのかもしれない。そんな余裕はなかったとは思いますが、理想がないと絵も描けないってもんです。
今ピッチ上にはいわゆる外国籍選手のフィジカルが足りていないので、そういう意味でもジョアンは適度に組み込みながら戦えればいいかもな。

20.新くん
大聖がめちゃくちゃダメだった訳ではないのだけれど、新くんみたいにがむしゃらに走り回ってくれる選手が入ってくれて、後半はより助けられたように思いますね。そういうところからもチャンスは生まれたりする。
ストライカーとして物足りないと思うのは、悠さまやダミアン、大聖に比べるとパルプンテ狙い感が否めないところかなあ。適当にサイコロ振っていい結果出ればいいな！じゃなくて、狙って結果を出せるようになってほしい。
とはいえ、ストライカーってそういう時何故か一番いい目を出したりするのもまた事実。「持ってる男」を単発で終わらせたくないですね。

30.せがちゃん
プレータイムそこまで長くなかったはずですが、チャンスは作れていたのでさすがですね。惜しかったな。
チームのために走れる選手っていうイメージは元々あるけれど、チャンスを作る頻度が高いのを見ると、オニさんが交代カードのひとつとして重宝している理由もよくわかるなって思います。やっぱ嗅覚なのかなー。
あとやっぱりライン駆け引きとか、飛び出してくるタイミングとか、結構鋭い。点獲り屋の香り。

アルビレックス新潟
何なのめっちゃくちゃ強いじゃん（知ってた）。
今年こそ、今年こそを願い続けてようやく叶ったJ1復帰。盤石じゃないですか。アルベルの築いたベースに、力蔵さんが組み込んだエッセンスが入ったバランスが素晴らしい。やっぱりずっと整理されている。
メインで出ていた選手、多分3～4年目あたりが多いんじゃないかなと思うのですよね。千葉ちゃんが来た頃くらいから加入した選手たち。デジっちで見てたもん。笑その辺りの選手たちが成熟してきてベテラン組と合ってきて、いいバランスなんだろうなーって思っています。
あとはこの勢いが続けられれば、残留以上の結果も夢ではないんだろうなと思います。三戸くん多分パリ世代よね？若手も育っていて何よりだなあ。
まあ！等々力では！勝ちますけど！！！！！！！！！！！！

3.真っ暗闇真っただ中

いやー、しかし想像以上に何も残らなかった試合でした。新潟に押され続けてチャンスも外し続け、こちらに少し傾いた流れも取り戻されてしまった。こんなに「どうすりゃいいのかわからねえ」状態になるのも久々です。

電車に乗っていて、真っ暗で長いトンネルに入ると怖くなる時ってありませんか？窓からは何も見えないし、行く先に光も見えないし、このまま出られなかったらどうしようって。なんか、今の状況ってちょっと近いなって思っていて。
多分、抜けたらさらに広い世界が待ってる！と思ってトンネルに飛び込んだら走っても走っても出口にたどり着かなくて、いつ終わるかもわからなくて、真っ暗闇の中走れと言われてただただ走っている。モチベーションは上げにくいですよね。
どんなチームにもそんな時はあるらしいとのことですが、この数年を見ている方々にとっては「いつまでトンネルから抜け出せないんだよ！」って不満を感じたりすることも仕方ないことだと思います。

本当は道の途中で灯りを灯せるような、頑張ろうと声かけ続けられるような選手がいてくれたらいいんだろうなと思うのです。多分それがノボリだったり、悠さまやダミアンだったり、彰悟さんや憲剛さんだったんだろうなって思います。要を失ってしまっている状況なのでしょう。
いない選手のことを言っても仕方がないし、いる選手で解決しなければいけないことでもあると思っています。

トンネルは線路が続いている以上、抜けないまま終わることはありません。長い長い道のりかもしれないし、急にぱっと開けるかもしれないし、それは辿り着いてみないとわからないけれど。
前に進むんだと、挑戦することを決めたこのチームを、今は信じて応援するのみです。

4.今後の展望

次節はホームに戻り、C大阪戦です。C大阪……ｳｯ頭が……
昨シーズン辛酸なめまくった記憶がじわじわと蘇ってきます……等々力……乾……おっとこの辺で止めておこう。
そして今シーズンはなかなか波に乗れていなかったところ、今節戻ってきたスター香川真司がゴールを決め初勝利を挙げています。なんで川崎Fと戦う前に調子上げて来るのみんな！？

とはいえ、実はサッカーを本格的に観るようになったきっかけのひとつが香川真司の存在なので、自分の目で香川を観れるのがちょっと、いやすごく楽しみです。来る直前に怪我したりしないでくれよ……

どうやら当日は寒く天候も悪いようなので、皆さん体調管理には気を付けましょうね。私はよっぽどの横殴りの雨じゃない限り大丈夫。多分。

なかなか笑顔で帰れるような結果が出ていない今シーズンですが、今は辛抱の時です。ぐっと堪えて、来るべき日に備えましょう。

試合結果
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新潟 vs 川崎F
1-0
得点者

22' 伊藤涼太郎
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ウノゼロはやっぱメンタル的にきっつい。早く得点が観たいなあ。