ひとりはみんなのために、みんなはひとりのために。私たちは、選手の笑顔を見るために。/2021年J1リーグ第37節 川崎F vs G大阪
どうも私です。
久々の陸前高田ランド、心が躍りましたね。久々だなあと思ったら1年ぶりなんでした。いつもは春～夏にも一度やってますものね。餅まきを整理券制にしたり、大和田家のカキが出店できない分わいわいさんがカキを出してくれたり、色んな方の工夫と尽力で開催していただけてありがたい限りです。
さて、ホーム最終戦となりましたG大阪との第37節。先制の流れを活かし切れずに嫌な時間帯もありましたが、ギアを入れ直して終盤追加点を奪い、最後は先生のホームリーグ戦初ゴールのダメ押しで4-1と勝利で終えることができました。
なんと今シーズン、ホーム負けなしとのこと。いやそりゃそうか、福岡と鳥栖のアウェイでしか負けてないもんな……すごすぎて現実味ないな……
内容を三行でまとめると
・先制パンチが有効すぎる件
・ずるずると下がっていくライン
・等々力に行くのは選手の笑顔を見るためだ
もっと詳しく見たいなって方は続きをどうぞ。
ちなみに選手のことは基本愛称で書いているので、気になる方はバックでお願いします。
1.スタメンとメンバーへの所感
我が軍のスタメンはこちら。
※DAZN観戦の際は試合前に書いています。
前節と全く一緒のパターンのやつ！
あるあるですな。オニさんの采配って面白いなと思うのが、手堅い時とチャレンジする時と両面持っているところと、感情移入するのに大事な時には非情に切り捨てる判断力を失っていないところだなあと思うのですよね。
昨シーズン憲剛さんを天皇杯で起用しなかったこともそうなのだけど、ダミアンの得点王が見えてきて今節交代しなかったこともそうだし。多分勝ってなかったら代えていただろうなとは思うのだけれど。
オニさんは日々神経をすり減らしながら選手のことやチームのことをよく見てよく考えて采配しているんだろうなあ……と思うと、監督業って本当に大変ですな……
しかしサブのメンバーにDFひとりは笑う。みんな万能すぎるわ。
ガンバはなんと倉田が累積で出場停止……だと……（前節ノーチェックだったため当日メンバー見て気付いた）観たかった……
パトもだけど、宇佐美と井手口スタメンはちょっと嫌ね。
2.試合内容
1週空いたこともあってコンディションは悪くなかったと思うのですが、思っていた以上に風の影響を受けていそうだな、というのが最初の印象でした。席もかなり風は強かったのだけど、長いボールが結構収まっていない感じがしていて、やりにくいだろうなと思っていました。
まあでも、それを除いても彰悟さんは初っ端から少し上手く噛み合っていない感はあって、パト&宇佐美コンビの厄介さは感じました。
そんな心配をよそに、チャンスは開始から7分のところ。ミキくんが右側から崩してクロスを送ると、少し長くなったボールをマルちゃんが受けてサイドチェンジ。戻って来たボールをミキくんが再度中央へ送ると、それも少し長くなったものの飛び込んでいたダミアンの後ろ足へ。ダミアンはヒールでダイレクトおしゃシュート！さすがのダミアン！これでシーズン21点です。すごい。
そこから2分後に再びチャンス。アキさんがいつものクロスを入れると、反応したマルちゃんがヘディング。一度は外れますが、そのこぼれに飛び込んでいたレオくんがヘディングで合わせて2点目！超低空ヘディング。
喜び方めっちゃ可愛かったなあ。ここに飛び込んでいるのがレオくんクオリティ。
2点先制したところで、今日は大量得点の流れか？と思ったのですが、そう上手くはいかないのがサッカーというもので。
元々全体的にパスがズレ気味ではありましたが、アキさんのパスがちょっとズレてしまったところを奪われると、そのまま個人技で持ち運ばれる形に。うーん、アキさんのところはひとつのミスとして仕方ないとするとしても、その後の彰悟さんの対応がセーフティすぎて個人的にはよくなかったなと思います。1対1ならDOGSOの可能性あるしその判断はわかるんだけど、選手たくさんいたしペナ外でならスライディングとか、身体入れるとか、彰悟さんならもう少し何かいい対応できたんじゃないかなあ……たったひとつの判断ミスではあるのだけど、代表から一歩遠ざかった感じのプレーに見えました。もったいないなあ。
単純に宇佐美の個人技を褒めるべきなのかもしれないけれど、個で勝てないことは失点の言い訳にはならないと思うのでね。
失点シーンだけではないのだけれど、どうにもいつものようにボールを奪えていないところが散見されていて。何人か人数をかけるけど獲り切れないとか、セカンドボールを奪われたりとか、ボールは握れてはいたのだけれどチャンスを簡単に作らせてもらえていないなと思いました。
あとね、井手口と昌子はやっぱ守備巧いんですよね。絶対相手なら腹立つだろうなーっていう守備するんですよねえ。笑
システム的に噛み合わないのはもちろんあるけれど、特に中央の距離感がよくないままゲームが進んでしまいました。誰かしら相手選手がひとりフリーになってしまってるというか……中使おうとしても中の距離感がよくなくて相手にボールを奪われる繰り返し。
そしてパトリックに手を焼く守備陣。身体めっちゃ大きくて強いんだよな……とはいえ、結局最後のところでやらせなかったのはよかったです。まあ、入らなかったのは運がよかった面も多分にあったけれど。
相手サイドは割と目的は明確で、パトリックをターゲットにするカウンター気味のロングボール、中盤で奪い切って宇佐美を使うショートカウンターやセットプレー。あとラフに蹴らせてセカンドボール狙い。
1点返されたことで川崎Fサイドは少し後ろが重たくなってしまった感じはありました。せっかく前にボールを出しても中盤が重いので人数が足りなくて繋がらないのですよね。なかなかうまくいきませんでした。
前半は結局2-1のまま折り返し。後半開始早々チャンスは作りましたが、流れはなかなか取り戻せない状態でゲームが進みます。ピンチも何度かあったものの、ラッキーやソンリョンのセーブ、守備陣の対応で事なきを得ます。健人くんもだけど、ヤスくんもかなり前からの守備を意識してたろうなと思って観てました。中盤が空いてしまっている分走って埋めていた感じ。
62分にマルちゃんに代えてリョウタ。うん、今日の展開だとレオくんをウィングに入れたいのとリョウタにゲームメークをしてもらいたいという判断はすごくよくわかる。
実際には試合を通してリョウタはあまりボールを触れなかったのですけれど、動きがね。やっぱりリョウタって感じでした。まだまだ本調子ではないのはそうなのだけれど、オフザボールの動きで他の選手にチャンスを作れるのはさすがだなと思います。巧い。
あと外から観ていて「あー今リョウタに渡してくれていればチャンスだったなー！」というシーンもいくつかあったので、出場数が少ないが故に使い方も使われ方もお互いに慣れていないのもあるのかもしれない。
なかなか得点が入らない中、我が軍は選手交代を進めます。アキさん、レオくん、ヤスくんに代えて悠さま、天くん、大弥くんを投入。これはフレッシュさを求めた面が大きい交代だなと思いました。
あとダミアンを残したっていうのが、得点王を獲らせてあげたい気持ちが全面に出ていてすごくぐっときましたね。この後1点差にされたりすることがあれば終盤知念を投入することはあったかもしれないけれど、ダミアンを得点王にしたいっていう気持ちが守備陣からもコーチ陣からも伝わってくるというか、もう本当、エモい。笑
リョウタのパスから悠さまが飛び出したところは惜しかったですね。あの飛び込みは正に小林悠って感じがして大変よかった。あれはお互いがお互いに相手のことをよく知ってる形でしたねえ。
ピッチ上にフレッシュな選手が入ったことで、活性化する川崎F陣。解説の戸田さんも言ってたけれど、この時間から悠さま投入ってズルいよな。笑
更に83分には健人くんに代えてやまむー。ハイボール処理を確実にしたかったこともあるかな。指で2ってやってたけどリョウタと並んで2ボランチだったのかな……？
そして迎えた84分。ダミアンと昌子の競り合いでしたがダミアンが競り勝ちボックス内へ。シュートは角度がなく外れてしまいますが、逆サイドに天くんが詰めていたのでラインを割る前に拾います。ここで時間を作るプレーする天くん、なかなかやりおる。
サポートに来たリョウタとボール交換をしながら様子を伺うと、更にサポートに来たノボリへ。そして空いたスペースに走り込んだ大弥くんへパス。ここね、スペース作ってるのリョウタなんですよねえ。うまく相手を引きつけて動かしてくれている。さすがすぎる。
大弥くんは右サイドを見ると、悠さまへパス。ちょっとバランスを崩しながらでしたが、ミキくんの試合後コメント見ると声をかけられたから止まった時にバランスを崩した感じだったのかな。悠さまが時間を作っている間にオーバーラップしてきたミキくんへパス、そして速攻クロス。飛び込んでいたのは再びダミアン！！！素晴らしい！このゴールで22ゴール、得点王1位タイに。
その後も更に攻めます。リョウタまたしてもいいパスしたのだけれど、悠さまのボレーは入らず。惜しかったなー！
悠さまってめっちゃ今更だしめっちゃ失礼な言い方なのはわかってるんだけど、サッカーすごい巧いよな。ピッチ外の印象とは違って笑、ピッチ上ではすごくクレバーだなあとプレーを観る度思う。パスカットしたところ本当ナイスプレーだった。
流れを取り戻したアディショナルタイム。やまむーがサイドで持ち運んでコーナーキックを獲得。ていうかやまむーそういうプレーもできるの？何でもできるな？
キッカーは大弥くん。ヤスくんがいない時は大弥くんなんだよね。結構質のいいキックを持っている。
ラストワンプレー、いいボールが入ったなあと思って観ていたら、中央で競り勝って頭で合わせたのは、何と車屋先生！先生！マジか！！！綺麗なゴール！！！今シーズンどころか、なんと等々力でゴールを決めること自体が初なんだとか。貴重な瞬間に立ち会えた……
同い年リョウタがすごい喜んでるの微笑ましかったな。
そのままゲームは終了。蓋を開けてみれば4-1と、2試合連続で4得点することができました。最初に2点獲れていたことで焦らずにゲームを進めることができたし、終盤に2点獲ることでゲームのクローズとしても気持ち的にも楽に終えられました。最初の10分と終わりの10分、本当に大事。
3.等々力に行くのは選手の笑顔を見るためだ
ゴールが複数決まることで何が一番嬉しいかって、決まる度に選手たちが嬉しそうに笑う顔が見られることなんですよね。
もちろん、1点差でも勝てれば嬉しいし、引き分けでも敗戦でもいいゲームが観られれば応援しようと思いますし、また来ようと思えます。
でも、私が勝って嬉しいのは、選手たちが楽しそうにサッカーをしていて、そのサッカーで確かな結果が出たということに対してです。選手たちの日々の努力は、選手たちをずっと見ていればわかる。けれど、結果が出ることで、ずっと見ている訳ではない人たちにもその努力と才能が認められます。
私は、川崎フロンターレの選手ひとりひとりが素晴らしい選手たちで、日々の努力と研鑽を怠らず、並行してピッチ外の活動も行いながら結果を出し続けているんだということを、ひとりでも多くの人に知ってほしいなと思っています。だから、勝つことがすごく嬉しい。
今節の勝利により、史上2チーム目のシーズンホーム負けなし記録を達成したそうです。今シーズンは苦しい時期もあって簡単に勝てた試合はなかった印象なので、結果としてそういうことになったんだなってくらいの感覚なのですが、すごいことですよね。
2019シーズン辺りなんかは特に「等々力では勝たなきゃいけない」的なプレッシャーを感じている面もあるのかなと観ていて思うこともあったのですが、今回試合後の彰悟さんのコメントを見て、私たちの拍手や応援が本当に後押しになっているんだなと、選手たちの声から改めて実感することができて嬉しいです。
これからも、等々力でたくさんの選手たちの笑顔が見られるように、サポーターの応援が力になると言ってもらえる等々力を作っていきたいなと改めて思いました。
4.今後の展望
いよいよ最終節、横浜FM戦です。最終節で優勝が決まるなんて展開絶対やだ！と思ってたので優勝が早く決まってくれたのは大変よかったのですが、まさかの得点王争いが最終節にもつれ込むという。日程くんすごすぎかよ。
私、実は日産に行ったことが一度もなくて（同僚に見辛いことこの上ないから、テレビで観た方が絶対観やすいと言われ続けていた。笑）、今回ついに初日産に乗り込むことにしました。距離的には遠くないしね。
果たして得点王争いの結末は。そして無駄に前の方の席になってしまったので果たして席からサッカーが見えるのか。笑
スタメンはよっぽどトラブルがない限りは川崎Fも相手も今回とほぼ一緒かなと思うのですが、ここまで来たらプライドのぶつかり合いです。負けてシーズンを終えてなるものか。
気持ちよく勝って、ダミアンに得点王をかっさらってもらって、天皇杯に弾みを付けたいですね。
ちなみに翌日の優勝報告会も運よくいい席が取れたので、U-18の勝利を後押ししつつテープを投げてきたいと思います。楽しみ！
試合結果
--☆-☆-☆-☆-☆--
川崎F vs G大阪
4-1
得点者
07’ レアンドロ ダミアン
09’ 旗手 怜央
85’ レアンドロ ダミアン
90+4’車屋 紳太郎
17’ 宇佐美 貴史
--☆-☆-☆-☆-☆--
ついに得点王1位！来たぜダミアン。レオくんも先生もゴールおめでとう！
5.おまけ
陸前高田ランド、ずっと楽しみにしていた！！！
食べかけ写真撮ろうとしたらフォロワーさんがまだ食べてないものの写真撮らせてくれた。笑
もりもりすぎてクリームが端からこぼれる。
来年こそは大阪行きたいな……
風にはためくチーム旗やバスのエンブレムを見ながら、来シーズンはもうこのエンブレムじゃないんだなあと思ったらちょっと寂しくなったり。
もう今シーズンは対戦はないですが、来シーズンは無失点で！勝利したいと思います！！！
噂通りの監督人事なら来シーズン結構手強いんじゃないかしら。
でも絶対また勝つ！！！そして通算対戦成績もイーブンじゃなくて勝ち越す！
また来シーズンも等々力で会いましょう！
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