見出し画像

【目覚め】久しぶりに真剣な話【夏の終わり】

さて。

コント編でお送りしてきた私とオジサンの日常に、
ノーマルエンドかバッドエンド、
白黒つける時期が近づいて参りました。

十中八九バッドエンドです、
これまで約1年楽しくお付き合い下さった皆さま、どうぞ店じまいまでお付き合いの程を。どうぞお心のご準備を笑 。
え?知ってた?んじゃ慰めのコメント、よろしくお願いしますね☆
(まさかのノーマルエンドの場合は荊の道に対する激励を笑)

とか言っちゃうぐらい、これを書いている現在はやさぐれモードでございます。あと羞恥心モード。自分が。

コロナ禍における会食の自粛は、
女子会という不定期かつ重要なミーティングの場を奪い、
何となくぬるま湯に浸かっていたい 怠惰な先延ばしグセを増長させました。
他人目線を挟み込まない、閉鎖的な「二人時間」を育んだによって、私は『コント編』などという番外編を7ヶ月も紡いだのでした。


そろそろ話を前に進めないとあっという間に、
あの吐きそうに号泣した35歳の誕生日から一年経ってしまいます。


分かっちゃいるけど…。というやつです。
去年はあんなに、「期限を切らねば。期待に殺されてはならぬ。」と自分で自分をギリギリ締め上げる事ができたのに。
ダッシュして歩く、ダッシュして歩く、私の人生そんなんです笑


夜の猛暑がほんの少し和らいだ某日。
久しぶりに女友達と会って二人で飲みました。

密を避けつつ外席で、斜向かいに座った友人は、
グラスが汗をかいてキラキラしているハイボール片手に、私の短い近況報告を聞いていました。

そして驚いて、
「えっ!……コロナ前から…状況が何っにも変わってなくない?!仲良くなってるのは分かるよ?分かるけど…、状況は変わってなくない?あんたたちの場合、状況が現状維持イコール悪化じゃない?!」
というような感想。

「ねー。そうなのよねー。」
透き通ったアジの刺身に、みょうがとショウガをのせ、私はのんきに応えます。

「分かってんねん。
私らの場合、私が動かさんと何一つ変わらん。だってCちゃん年末めちゃくちゃ盛り上がってくれてたけど、そもそもセフレと友達婚に持ち込むチカラ業の話であって、ロマンチックな話じゃないって言ってたでしょ?こーゆーことー笑」


自覚しながらもゆるゆるとやってきた事なので、
目が覚めるというか、客観的に驚いてくれてありがとう。さすが元上司。表現も的確。

「いや…こーゆーことって…。どーゆーことよ。ダメだ分からん。私は友達が苦しんでるのはイヤだな?"苦しい"の気持ちに鈍くなってない?」


"鈍くなる"の表現に私はハッとしました。
Oh!これがキラキラ粉飾。キラキラ麻酔。
そうかなるほど、分かっててやってりゃ麻酔じゃないってわけでもないのか。…ないのか?(←認めろや!)

楽しく観察日記をつけている場合ではないのですよ…。分かるよ…。

今回タチが悪いのは、
最初から今に至るまで、相手を「妖怪男」と分かっていてここまできたこと。
つまり相手がタチが悪いんではなく、
自分の怠惰グセと向き合わなくてはならないのがとことん嫌。

ただし、
「ここまで時間を浪費したんだから結婚しないと許さない」
ではなく、
「それはそれとして、再考」
と、心情的にも自分が選ぶ立場、考える立場でいられるのは良いことかと思います。


35歳の1年分を無駄にしたなんて思いたくないですが、
これで最終クロージングしてうやむやにする相手と、
36歳以降をさらに無駄に過ごすのか?
私の信条は、死ぬとき「面白い人生だった」と言うことでは?

それに、彼とあまりにも最悪な拗れ方で離れると、
私の青春である16年前にすらケチがついてしまう…。


妖怪男だからこちらからキリキリ締め上げて話を前に進める。
たったそれだけのことなんですが、
やっぱり第三者の目が入って揺さぶられるって、大きなきっかけなのだなと思いました。

次回、2回にわたって再プロポーズ編をお届けします。
しりひとみさんのプロポーズみたいに面白くステキにロマンチックにならなかったので(マジ天才だと思う)
私は私らしく超マジメに、時々ツッコミながらお届けいたします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?