ほんの少しの「ひんやり」を。そんな願望を叶えるフィルム。
9月も気がつけば後半。
まだまだ暑い日が続きますので、みなさん体調には十分気をつけてくださいね。
ということで今回は、そんなじっとりした残暑にささやかな対抗をして・・・
ちょっぴりひんやりする映画を４作品、ご紹介いたします！
夏だから涼しさを求めているけど、過激なホラーやびっくりする恐怖映画は苦手…という人に向けて、常人でも耐えられるレベルのひんやり映画を選んでみました。
夏休み、課題を進める休憩のお供にいかがでしょう？
ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち／2017
まず最初にご紹介するのは、「ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち」。
「チャーリーとチョコレート工場」や「アリス・イン・ワンダーランド」で有名なティム・バートン監督が、全米ベストセラー小説である「ハヤブサが守る家」を映画化。
奇妙で不思議な能力持ったこどもや、ちょっぴり怖い見た目のこどもたちが登場する、ミステリー×ファンタジー映画です。
ホラーというよりも、「すこ〜しだけひんやりできる、ダークなおとぎ話に彷徨い込んだ感覚が体験できる映画」という印象。
まさに「奇妙」という言葉がしっくりきます。
ストーリーは小説を元にしているだけあって少し難しいところもありますが、さすがはティム・バートン監督・・・その小難しさをキャラクターの魅力や独特の世界観で納得させてくれます。
「ダークさを味わいながらワクワクも味わいたい！」という方にイチオシの作品です！
カメラを止めるな！／2018
次にご紹介するのは、「カメラを止めるな！」。
ジャンルはホラー・コメディと言ったところでしょうか？
一時期とっても話題になった映画なので、タイトルを耳にしたことがあるという人も多いかと思います。
なんとこちらは、映画専門学校「ENBUゼミナール」のワークショップ「シネマプロジェクト」の第7弾として製作された作品。
そのため当初は都内2館のみの上映だったのですが、その独創性や面白さからクチコミであっという間に評判が広がり、最終的には全国で上映されることとなった異例のヒット映画なんです・・・！
この面白さは果たしてどこからくるのか？
それは、この映画の構造にあるんです。
映画の前半だけ観ると、頭の中がはてなマークでいっぱいになってしまうこちらの作品。
しかし後半は、点と点を綺麗に繋いでくれる爽快感で満ちています。
観た人にしか分からない、「なるほどね〜！？」を提供してくれます！
内容はホラーですが、後半はコメディ要素多め。
ホラーが苦手という方でも、きっと安心して観ることができる作品なので、気になった方は是非チェックしてみてくださいね◎
少女／2016
お次は、「少女」。
湊かなえさんによる同名ミステリー小説を映画化した作品です。
こちらもかなり有名な作品なので、「映画館で観た！」という人も多いかもしれませんね。
こちらの作品はホラー映画ではありませんが、ミステリー小説ならではの背筋がゾクっとするあのひんやり感が凝縮されています。
物語が繰り広げられるのは、重くて冷たい画面の世界。
「人が死ぬ瞬間を見たい」という願望を持つ2人の女子高生が過ごす、それぞれの夏休み。
また、本作は女優の本田翼さんと山本美月のW主演なのですが、お二人ともドがつくスーパー美人なので、ダークな演技の迫力がこれまた凄まじいんです。
胸が締め付けられること間違いなし。
「人間味」という部分からのひんやりを味わいたい、という方にはピッタリハマる映画だと個人的には感じます…！
羊たちの沈黙／1991
最後にご紹介するのは、「羊たちの沈黙」。
アカデミー賞を受賞した、アメリカのサスペンス／クライム映画です。
洋画好きでこの作品を知らないという人の方が少ないかも・・・？
今回ご紹介する中では、一番怖い作品だと思います。
物語の中心になるのは、天才的な精神科医でありながら、自らの患者を次々と死に追いやったレクターという人物。
彼が織りなすサイコパスな出来事や誘拐事件・・・
少しショッキングなシーンもあるので、心が弱い方にはあまり観ることをおすすめしませんが、それでも観る価値があると思わせてくる名作です。
また、観る人にとってラストシーンの感じ方…つまり後味の悪さは様々で、解釈の幅も割と広めなのが本作の興味深いところ。
ただのサスペンスに囚われない、そして時代を経ても色褪せない映画です。
この記事を読んで、「ちょいヒヤじゃ物足りないかも！」なんて思っていた、そこの貴方に、おすすめです。
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今回は、「ちょいヒヤ」をテーマに映画をご紹介させていただきましたが、気になる作品は見つかりましたか？
また、こちらの記事では、夏の終わりに読みたいダークな雰囲気の小説についてもご紹介しています▼
まだまだじっとりとした季節が続きますが、みなさんのひんやりしたおうち時間を創り出すお手伝いが少しでもできていれば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました！
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