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『花びら雪が溶ける間に』仮名46文字のアナグラム詩8

かくも 
澄み
渡せり
白小夜(しろさよ)



染めぬる
花びら雪

頬や
手に
触れむ

あまね
土の上へ
溶けん

かくも
すみ
わたせり
しろさよ

こい

そめぬる
はなひらゆき

ほおや
てに
ふれむ

あまね
つちのうえへ
とけん

* あまたある雪をあらわす美しい日本語のひとつをテーマにしたアナグラム詩を冬の間にもうひとつ詠みたいと思い作りました *

* 小夜は「さよ」と読んで夜のこと。「さ」は接頭辞。「夜」を好ましいときと見立てていう言葉。白小夜(しろさよ)は雪の降る白い夜に見立てた造語です *

*「あ」から「ん」までの46音を1回ずつだけ使っています *

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