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【一部の経営者の方々へのお願い】デザイン業界の悪しき風習を終わりにしましょう

デザインスクールを営んでいると、卒業生の方から「就職が決まりました!」「働いている会社で昇給しました!」などのうれしい報告を受けます。
その一方で、就職先が労働法を順守していないなどの残念なお話を聞くこともあります。
若い世代の経営者から業界の悪しき慣習をどんどん変えていきたいなと思い本日はこのようなお話をします。

● デザイン業界の悪しき風習を終わりにしましょう

スクールを卒業される方の多くは、一生懸命にポートフォリオをつくり、頑張っています。
今の時代にこんなに頑張っている方々がいることはすごいことですし、感動します。
「日本は将来どうなるのだろう…。」と不安に思うこともありますが、就活するレベルまでポートフォリオをつくり込んでいる生徒の方々を見ていると、みなさん会社で活躍できる方ばかりだと思っています。

そのように純粋に頑張っている方々を踏みにじるようなことをする経営者や会社のお話を聞くと、同じ経営者として非常に残念に思います。
雇用に関しては労働法というものが定められていますが、それを守らない経営者や会社が存在します。
労働法を守る・守らないは経営者の一存な部分があります。
指摘されなければ、労働法を守っていなくても、ばれないような事項もあります。
経営者や会社はそのような事項をどう捉えるかだと思います。
この業界の悪しき慣習なのかもしれませんが、残業代が出なかったり、始業時間よりも大幅に早く出社するのが当たり前などという慣習があります。
真面目な方ほど、抗議もできず損をすることが多いでしょう。
そういった方の善意を踏みにじってほしくないなと思います。
経営者や会社は、人を雇用することへの責任をもつべきです。
もちろん、従業員も雇用してもらえることに対して、全力で応えなければなりません。

人を雇用するということは、とても責任が重いことです。
最低限、労働法は守ってほしいと思います。
小さい会社は労働法を完璧に順守していたら、経営が難しいということもあるでしょう。
しかし、そういった場合はそのことを労働者の方にお伝えするべきですし、他の何らかの形でフォローすべきではないかと思います。
経営者は単なる1人の人間で、会社員と何も差はないと思います。
労働法は守るべきですし、守らないと逮捕されることもあります。

自身の経験からも、経営者は真面目にやればやるほど、大変だなと実感しています。
大変さを実感しているからこそ、雇用を増やすことを考えていません。

卒業生の方から、就職先が労働法を順守していないなどのお話を聞くと憤りを感じます。

この業界も、悪しき習慣がなくなっていき、よい循環が生まれていけばいいなと思います。


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