【300冊から厳選】 “駆け出しコーチ”にオススメ本5選
こんにちは。
この記事に目を通していただき、ありがとうございます。
私は、キャリア支援事業を運営している大坂谷(オオサカヤ)です。
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今回は『コーチングの実践にオススメの書籍』をご紹介します。
以前も書籍をご紹介させていただきましたが「より実践的な本も教えてほしい」というお声をいただきましたので、今回は「クライアントにコーチングを提供する」という実践的な文脈でご紹介します。
おそらく、コーチングの入り口に立っている人にとっては「型」のある方がセッションとして提供しやすいかと思うので、そのあたりに焦点をあててご紹介していきます。
(ちなみに私は、年間300冊以上の書籍を読んでいますので、そこから厳選した5冊です)
なお「まずはコーチングについて知りたい」という方は以下の記事もどうぞ。
早速始めます。
❚こんな人にオススメ
今回の内容はコーチングスキルを活用して自分の実績をあげたいという方には向かない内容です。一方、「自分の関わる人のキャリア・人生に肯定的な影響を起こしたい」というニーズがある方に非常に刺さる内容になるかと思います。
書籍のリンクは最下部に貼っています。解説を読んでみて「役に立ちそう」と思ったものがありましたら、そちらからチェックしてみてください。
では早速、始めます。
❚1冊目
「全てがわかるなら、この1冊だけで充分じゃない?」
そう思われるかもしれません。
全てがわかるかはどうかはわかりませんが、プロなら押さえたい背景知識や理論が網羅されています。
この辺をイメージできる一冊です。
そして、随所にケーススタディーが載っているのが嬉しいです(このケーススタディも本当に素晴らしい)。コーチングの本というと、割と抽象度の高いことが書かれていたり、事例も抽象度が高くてイメージしにくかったりします。
しかし、この1冊に関してはかなり現場感のある事例が載っています。
この本の読み方としては理論・プロセスを丸暗記するというより、コーチングの「プロセスが進め方」「関連する理論」「コーチングの注意点」「コーチング質問の方向性」などをインプットするつもりで読み進めるのがオススメです。
❚2冊目
お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、以前もご紹介させていただいた本です。この本は初級〜中級〜上級のそれぞれのフェーズで学びのある1冊だと思っています。
この本の最も素晴らしい点は、コーチングにおけるスキル習得方法がエクササイズとして載っている点です。コーチングを学びたての頃を振り返ると「何からやっていいかわからない」と言う経験がありました。その頃にこの本を知っておけたなら、具体的な課題や目的を持ってコーチングの練習に挑めたんじゃなかろうかと思っています。
また、ケーススタディーも豊富に乗っています。
「コーチの関わり方によってクライアントにどのような変化が起きるか?」と言う点まで詳細に載ってるので本当に有り難いです。しかも、1つのケースに対して、3パターンぐらいの関わり方を紹介してくれているので、自分のコーチングセッションの性質が分かります。
さらに、巻末にはコーチングで活用できるツールキットも載っているので、実践してみることをおすすめします。
❚3冊目
③フセンで考えるとうまくいく~頭と心が忙しい人の自分整理術~ / 平本あきお
「コーチングの本じゃないじゃん」
そう驚かれた方もいるかもしれません。
実は、この本を書かれている平本さんは、オリンピック選手のメンタルコーチなどをやられています。コーチングスクールでプロコーチ育成もされています。
タイトルは「フセン」ですが、この本に書かれている事は、セルフコーチングスキルです。つまり自分自身でこの本を読みながらセルフワークをしたことをクライアントに提供することができます。
プロセスも非常にシンプルなのでコーチングをやり始めたばかりの人には非常に扱いやすい内容です。それこそ、私も駆け出しコーチのときには、この本に書かれているワークをクライアントに提供していました。
大変ありがたいのが、この本の中で出てくるワークシートは書籍を購入した人はPDFデータで配布されています。なので、それを印刷してコーチングセッションで使うことができます。
ただ、一点だけ注意点があります。
それは「人に提供する前にまずは自分で試す」です。
例えば「自分が食べたことも無い料理を、無理やり食べさせてくれる友人」とか嫌ですもんね。自分が試食してから提供するのがスマートだと思います。
❚4冊目
「別に子供にコーチングを提供したいと思ってないです…」
そう思われたかもしれません。
しかしこの本も3冊目で紹介した本と同様に、本質的にはコーチングの本です。しかも、子供を持つ親御さん向けの本なので、非常にわかりやすいワークが盛りだくさんです(コーチングのなかでも活用できます)。
とくに第3章の「夢を具体化するための6つのステップ」これは本当に素晴らしいワークです。人が変容していくために必要な要素が、ほとんど詰め込まれています。しつこいかもしれませんが、子供にもわかるように書かれているので本当にわかりやすいです。
しかも、お子さんたちが変容していく様が描かれているんですが、読んでいて感動します。そして、この実例もビジネスの硬い事例とかではなく、逆に抽象度の高すぎる事例でもなく、とにかくちょうどいいんです。多くの人が幼少期に経験したり、見聞きしたことがあるような事例です。
ちなみに、先ほどアマゾンで検索したら、廃盤にはなっていました。
しかし、中古だと1円から売っていました(安いからといって駄目な本というわけではないのでご安心を)
❚5冊目
「なんか堅苦しいタイトルの本だなぁ…」
思われるかもしれません。
実際、なかなか堅苦しい本ではあります。
有料でコーチングを提供しようとしている方にはお勧めの本です。
なぜなら、以下のような「気になっているけど、どうやって調べたら良いかがわからない」というような、かゆいところに手が届くような情報が一通り書かれています。
そして、私的に1番気にいっているページは、18ページの『コーチングの創始者たちと影響与えた心理学者』という表です。ここはコーチングがどのようなルーツを辿ってきたかを把握することができます。ルーツ上に描かれている流派や心理学を学ぶことで、おのずとコーチングスキルも上がります。
私もこの本を参考にして、コーチングの創始者と言われる人たちの本は一通り読みました。理論や思想をインストールできると、スクリプトやワークを使わなくてもコーチングセッションをすることができます。
ただ、コーチングをインストールするためには、理論や思想の前に実践が大事です。実践するとうまくいかないことうまくいく事が浮き彫りになります。それに対して「なぜ上手くいったのか?」「なぜうまくいかなかったか?」このヒントが理論や思想から読み解くことができます。
逆に言えば、いきなり理論や思想をインプットしようとしてもなんのこっちゃとなってしまいます。スポーツを習得するときに、いきなり本を読まないですもんね。バスケットボールであればまずはシュートを打ちます。サッカーであればサッカーボールを蹴ります。それと同じです。まずは実践してその後に理論で補填をする。これがコーチング習得の最短ルートだと思っていす。
❚読むより大事なこと
ここまでお勧めの書籍5冊を紹介させていただきました。
月次な表現ですが、コーチングを習得する上で大事な事はアウトプットであってインプットではありません。
一気に全て読もうとせず、ちょこちょこつまみ食いしながら実践していくのがコーチング習得の最短ルートになると思います。この実践と言うのも、まずは自分でやってみて、次に人にやると言うステップです。
また「もっとコーチングのメリットや効果を知りたい」という方は、コーチングのメリットや特徴について解説した動画がありますので、こちらをご視聴ください。
❚まとめ
おすすめ書籍5冊と、その概要についてご紹介させていただきました。今回ご紹介した5冊のポイントをまとめると以下のようになります。
以上!
◉ご紹介した本のリンク
本によっては表紙が変わっていますが、紹介している本と中身は同じです。
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