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いい進学先の選び方(第6章)#6

オープンキャンパスや体験入学などで、情報取集すること(その6)

実習・研修先を確認しましょう

 大学や専門学校などで、資格を取得するためや、研修などで外部での実習がある場合、どんな実習先があるか聞いてみてください。学校が都市部にあるからといって、実習、研修先も都市部とは限らないからです。実習先が遠方になるケースも多々あり、自宅や寮、アパートなどの住まいから遠くなると、実習、研修先に通うのにも大変です。
 お住まいなどから通えればいいのですが、実習先の近くにアパートや宿泊施設などを学校が借りて、そこから実習先に通うケースも稀にあります。ですが、基本的にお住まいからとなると、朝早く出て、夜遅くに帰宅することとなります。万が一、実習・研修先に寝坊などで遅刻するようなことがあったり、ギリギリになると指導者にもよりますが、かなりマイナス印象が高く、私も謝罪に行ったことがあります。
 実習・研修先などは多いほうが学校側にとっても、学生にとってもいいのですが、学校規模にもよりますが、実際は思った以上に実習・研修先が少ない場合もあります。だからこそ進学先を決めるときに確認が必要なのです。本来は実習先が相当数あり、自分が就職したいところが実習、研修先ならラッキーですが、それは少ないと思います。
 まとめると、意外と実習・研修先は年度で増えたり減ったりするのです。学生が粗相をしてしまい、次年度から受けてもらえないことも少なからずあるのですが、一番多いのが実習先の指導者と学校側の人間関係です。良好な関係が保てていればいいのですが、そうでなくなると次年度から受けてもらえないケースもあります。人間ですから当然です。そのために、教員は日頃から陰で努力しているのです。
 これから進学しようと考えている大学、専門学校の実習・研修先の数は、学校と外部の横のつながりレベルを表している可能性もあるかもしれません。ですから、オープンキャンパスや体験入学などに行った際、しっかりと確認してください。
 
〇ひとこと
 在学中などで、実体験できるのが実習・研修です。ただ立っているだけでは、実習・研修になりません。それだけ大事な実習・研修先が多く確保できているか、いないかは、極めて重要です。

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