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いい進学先の選び方(第6章)#1

オープンキャンパスや体験入学などで、情報取集すること

体験入学は情報収集に最適

 体験入学やオープンキャンパスは情報収取に最適です。よく学校説明会だけや、入学相談室のような事務部門のスタッフからだけの説明を聞き、入学を決める方もおりますが、是非、オープンキャンパスや体験入学などに参加して、実際に先生や在学生から直接話を聞いてみてください。事務スタッフからでは説明しきれない、専門的な細部の話まで聞けるとことや、実際に実習、実技なども体験できるからです。
 例えば、実際に実習の授業を体験してみて、やっぱり自分には不向きだと感じたり、先生や在校生に直接話を聞いてみて、ここは私の進学先に相応しくないと思うかもしれません。それが説明会や学校見学だけで判断するのは極めて難しいと思います。
 私の経験上の話ですが、だいたいオープンキャンパスや体験入学に来た入学希望者で、そのまま入学を決めた方は、入学後もしっかりと勉強に取り組む方が多いです。それは、教員と直接話ができているからだと個人的には思っております。でも、体験入学にも参加せず、事務スタッフのみからの説明や説明会のみ、または学校見学だけに参加した方、さらにはホームページの閲覧のみで入学を決意した方などは極端で、学業に積極的な方と消極的な方とで二分しています。消極的な方はきっと、「こんなところに来るんじゃなかった・・・。」と思っているでしょう。
 しつこいようですが、入学相談室のような部門の事務スタッフは、ノルマが課せられている可能性があると思います。なので、訪問された方には是非入学してもらいたいので、いい事しか言いません。だって出願してもらい、入学させることが仕事なのですから、私がその立場でも同じことをします。
 しかしながら、教員はそうはいきません。自分が新入生を担当するかもしれないわけで、勤勉で熱意のある方に入学してもらいたいわけです。ですから体験入学で具体的な説明や体験をしてもらい、納得をして入学試験を受けてもらいたいのです。その後、縁あって入学したとします。教員は体験入学でその学生を担当した事をだいだい覚えています。いわば入学を決意させた責任の一端もあるからです。
 話が少し外れましたが、入学を希望する大学や専門学校などを決めるときは、是非オープンキャンパスや体験入学などに参加して、自分の目指しているものの体験、学校や教員、在校生の雰囲気、施設設備や環境をご自身の肌で感じてみてください。
 後編では、面接試験などにも触れおりますが、そこでも色々な内部事情があります・・・。
 
・メリット
  入学相談室のような部門の事務スタッフよりも、現実的なの話が聞けます。
 
・デメリット
  参加する時間と交通費がかかります(これだけです)。
 
ひとこと
 「事実は小説よりも奇なり」のケースもあります。

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