見出し画像

「自分ごと化会議in月ヶ瀬」第三回/第四回開催。そして提案書の提出へ。

前回からだいぶ時間がたってしまいましたが、
自分ごと化会議も、おそらく最後のご報告です。

第二回~「提案書」の完成・提出までの流れ。


【自分ごと化会議in月ヶ瀬の開催の背景】
奈良市では、地域の住民や団体などが支えあい、行政や民間企業との連携によって、10年後20年後もずっと住民一人ひとりが生きがいをもって暮らしていく地域づくりを目指しています。
このプロジェクト推進にあたり、地域の皆さんが身近な問題や地域の未来などを自分ごととして考え、意見を出すことができる機会として企画されたものです。

会議の詳細は、HPのお知らせ資料や奈良市のリリースをご覧ください。https://www.city.nara.lg.jp/site/press-release/152145.html?fbclid=IwAR3EK-lL3IejpMIDvxJsY9VFJOehfsPbA9T_klcmN-XzXTeszJEZDaMb_X8...https://onoono-nara.jp/54/215/

昨年の夏の始まった、自分ごと化会議in月ヶ瀬も
いよいよ住民の皆さんへの報告会というタイミングとなりました。

報告会は、
第一回目~四回目までの会議の意見をまとめた
『「月ヶ瀬地区 自分ごと化会議」提案書』
を基に、これまでの議論を振り返り、
この提案に対する解決策についてもご説明させていただきます。

第二回会議終了後の
第三回、第四回目の会議、
そして提案書作成は以下のように進みました。

☆第二回会議 9/7開催
 :A班、B班に分かれて、それぞれのテーマで議論
  終了後以下をご提出いただく
  ・アンケート
  ・改善提案シート
   ※自分が思う課題に対して、改善提案を
    個人の取組/地域の取組/行政の取組
    の3つのレイヤーで、記載していくもの。
    それぞれの役割に沿って、
               コミュニティや自分でできることは何かを書くことで、
    解像度高くアクションを整理することができる。

☆第三回会議 10/6開催
 :A班、B班に分かれて、それぞれのテーマで議論
  ・前回振り返り:議論および改善提案シートの内容
  ・事例紹介
  終了後、以下をご提出いただく
  ・アンケート
  ・改善提案シート  

「月ヶ瀬地区 自分ごと化会議」提案書(案)作成

☆第四回会議 11/21開催
 :A班、B班に分かれて
  ・それぞれの班の「提案書(案)」についての意見交換
  終了後、以下をご提出いただく
  ・意見提出シートの記入

「月ヶ瀬地区 自分ごと化会議」提案書(案)を、ご出席者全員へ郵送

参加者からのご意見のフィードバック・提案書修正

自分ごと化会議参加者一同
のご意見として
『「月ヶ瀬地区 自分ごと化会議」提案書』 3/15 FIX
(60頁を超えるボリュームとなりました!)

市長への提出

会議を重ねるごとに、
日ごろの想いを語ること
年代も地域も異なる参加者の意見を聞き、知ること
更に意見交換することで
熱が上がっている様子をつぶさに拝見できましたし、
アンケート、改善提案シート
提案書(案)に対するフィードバックも、
用紙にぎっしりと、地域への課題感や想いを綴ってくださる方が多く
お一人お一人の思いをリアルに
地域への想いを秘めた方が多くいらっしゃることを体感し
この地域のポテンシャルの高さを肌で感じることができました。

ここでは、第三回、第四回の会議の概要を
ご報告します。

【自分ごと化会議第三回】

前回から約1か月後に開催された、
第三回自分ごと化会議in 月ヶ瀬』についてのご報告です。
2022年10月6 日19:00~
ONOONO /月ヶ瀬行政センター

第三回目も夜の開催にもかかわらず、無作為抽出によって選ばれた地元月ヶ瀬地域、奈良市東部地域(田原、柳生、大柳生、東里、狭川、都祁)、伊賀市から幅広い年代の方々約30名にお集まりいただきました。
今回は、それぞれの議題についての課題感、そしてそれをどう解決していくかという議論の2回目です。
2つテーマがあったので、場所を分けて議論いただきました。
A 共助・地域コミュニティの力を活用したヒト・モノの移動に関する地域課題解決
B 共助・地域コミュニティを強化する手法

前回の振り返りに加えて、
それぞれのチームで、
事例となる取り組みをお話して、議論のヒントとしていただくことから始めました。
●Aチーム:
 ・月ヶ瀬地区の移動の実施概要説明(奈良市より)
 ・田自治体での移動課題解決事例説明(セイノーホールディングスより)
●Bチーム
 ・MEGURU STATIONⓇ事例紹介(アミタホールディングスより)
 ・ONOONOの場づくりについて 

Bチームでは、議論を活発化させるため、4-5人の小グループに分かれて議論いただきました。

前回は、お一人お一人お話を伺う形でしたので、十分発言いただけない方もいらっしゃいましたが、
今回は、どのグループの参加者も積極的にお話いただき、
会場が熱気にあふれていました。

中には、会議終了後も残って、延長戦を繰り広げる方々も・・・

B班のご意見をピックアップした板書

前回の発言の中にもありましたが
これまでの組織体では
発言の機会がなかった
地域活動に参加しにくかったというご意見
(女性、若い方、移住者など)
活動に巻き込んでいくことがしにくい現状
等などのご意見もありました。

では、具体的にどんな方法があればよいかという
前向きな討議も活発に進んでいました。

ご紹介したONOONOの活動事例には
月ヶ瀬以外の方から
こんな場所が欲しいという嬉しいお声を
逆に、月ヶ瀬にいるけれど知らなかったというお声もいだだきました。

想いがあっても
なかなか形にできなかったことへ
一歩踏み出していただける兆しが見えた会議でした。

【自分ごと化会議第四回】

2022年11月21日19:00~
ONOONO /月ヶ瀬行政センター

第4回目も
夜の開催にもかかわらず、
無作為抽出によって選ばれた
地元月ヶ瀬地域、
奈良市東部地域(田原、柳生、大柳生、東里、狭川、都祁)、
伊賀市から
幅広い年代の方々約30名にお集まりいただきました。
傍聴の方も大勢いらっしゃいました。
2~3回目に引き続き、
2つのチームに分けて、議論をいただきました。
A 共助・地域コミュニティの力を活用したヒト・モノの移動に関する地域課題解決
B 共助・地域コミュニティを強化する手法
今回は、前回の振り返りとともに、
これまでの議論で出た内容を、
「提案書(案)」として
4つの提案として
10ページ弱にまとめた資料をたたき台に
プラッシュアップすることを前提に議論を進めました。
ご参加の皆さんの想いとズレがないか、
追加すべきところはないか、
B班では小グループに分かれて、
話し合っていただきました。
グループごとの議論に、
耳を傾けさせていただきましたが
毎回、熱量の高い議論と
皆さんの地域愛の強さに胸を打たれ
目の前にあるリアルな課題に真摯に議論されている様子に
どうすれば私たちのプロジェクトが役立てるのか考えるヒントをいただき
本当に多くを学ばせていただいただきました。
全4回を通じての感想では
・刺激になった。前向きなことを発信できる人間に成長したい
・ドキドキワクワクできる話ができる人を育てていきたい
・婦人だから、意見を出しちゃいけないと思っていたが、意見を出したら動くことが実感できて、前向きになった
・一歩踏み出したらついてきてくれる人がいるから、行動してほしい
など、たくさんのポジティブなご意見をいただけました。

・4回目にしてようやくエンジンがかかってきた!
・発言の場を用意してくれてありがとうございます。外から来たので皆さんと話ができてよかった

など、議論の場があることを評価いただく声もたくさんありました。

更に、
今後も、常に地域で「自分ごと化会議」のような場を常設化してほしい

というご意見もいただきました。

4回を通じて、
こういうきっかけさえあれば、
地域課題の
「自分ごと化」は叶うのだなということを
強く感じることができました。

せっかく芽吹いたこのムーブメントを次につなげるべく計画を進めています。

最後に
毎回、平日のお仕事帰りの時間に
お時間を割いて集まってくださった皆様の熱意と多大なるご協力に
改めて感謝申し上げます!!!

みなさま本当にありがとうございました。
一同感謝申し上げます。

今年度からのプロジェクトにどのように生かしていく予定であるか
ご報告会で皆様にお伝えする予定です。

引き続き、LocalCoopの活動にご注目いただけたら嬉しいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?