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テイクアウト・デリバリー導入すべきか?

読者の皆様。このnoteを開いていただきありがとうございます。今回はコロナ禍で急激な成長を見せるデリバリー・テイクアウト市場と代表されるサービスをご紹介します。また、飲食店オーナーの皆様には実際、導入した方がいいのか?についてお答えしていきたいと思います。

まず、デリバリー・テイクアウトそれぞれの違いを整理しておきましょう。

デリバリー
お店の料理をお客さんが指定した場所まで配達(デリバリー)する
代表的なサービス:出前館、UberEats
テイクアウト
お店の料理を店頭で受け取る。店内飲食はしない
代表的なサービス:Picks、menu

家まで届けるのがデリバリーで、お店で渡すのがテイクアウトという認識を持っておけば大丈夫でしょう。まず、デリバリー・テイクアウト市場の伸びから見ていきましょう。

急成長する中食市場

厳密な定義をすると、デリバリー市場、テイクアウト市場はともに中食市場という大きな市場の中に分類されます。中食(惣菜)とは外食と内食の中間である、調理済みの自宅で食べることを前提として作られた食品です。ですので、飲食店のお弁当や、コンビニ弁当、スーパーの惣菜や、菓子パンなど様々な食品が対象となっています。ちなみにこの中食市場、10兆円を超える巨大な市場で、今なお成長している市場です。成長要因としては以下のようなものがあるでしょう。

・共働き夫婦の増加
・消費税率の違い
・少子高齢化
・核家族化
・女性の社会進出
・コロナウイルスによる外出自粛

よくコロナが落ち着けばデリバリー、テイクアウトはなくなるだろうという意見を耳にしますが、それは大きな間違いです。上の要因のうち、コロナウイルスに関連しているものは最後の1つだけです。実際に、米国や欧州ではコロナウイルス拡大前からデリバリー・テイクアウト文化は根付いていました。理由は日本よりも、女性の社会進出や核家族化が進んでいるからですね。ここで飲食店オーナーの方にお伝えしたかったことは、コロナが終わるまでの間のデリバリー・テイクアウトではなく、これからはデリバリー・テイクアウトを積極的に導入していかなければならないということです。

以下、デリバリー・テイクアウトの導入を考えている飲食店オーナー様向けに主要サービスをご紹介していきます。

出前館

言わずと知れた日本発祥のデリバリーサービス。最近ではダウンタウンの浜田さんがCMに出演されていますね。出前館は日本最大規模のデリバリーサービスです。掲載店舗数は21000店舗を超えており、対象地域は日本全国です。導入方法も掲載だけ、配達も依頼するなど様々選べるのでホームページを見てみるといいかもしれません。配達も出前館の専門スタッフが行うので安心して導入することができます。

UberEats

最近、流行りのUberEatsです。UberEatsは米国企業のウーバー・テクノロジーが提供しているサービスです。元々は2014年にUber FRESHというサービスで始まったのですがその後、Uber Eatsに名称が変更されました。UberEatsの特徴は配達員が一般の人であるということ。出前館は自社の社員、またはアルバイトの方々が配達をするのに対してUberEatsはパートナーを呼ばれる人たちが配達をしています。いわゆるシェアリングエコノミー型のビジネスモデルですね。配達員の確保という点では優れたサービスですが配達の質、という部分ではトラブルも起きているみたいなので要注意です。UberEatsのユーザーは年齢が若い方が多いので、ユーザーの特徴も考えて導入を検討してみてください。

Picks

Picksはテイクアウトをメインに行っているサービスです。現状は初期コスト、手数料が一切かからないようになっています。使い方としては注文をスマホ、またはタブレットで受け付けて来店時間までにお料理を準備しお渡しするといった流れです。株式会社DIRIGIOという会社によって運営されています。2016年設立の比較的新しい会社ですね。

menu

menuもPicks同様、テイクアウトをメインに行っているサービスです。最近は東京限定ですが、デリバリーも行っているみたいです。オードリーのお二人がCMをやられているので知っている方も多いのではないでしょうか。2022年3月まで初期費用、カード手数料、利用料がかからないようなので気軽に導入することができますね。テイクアウトサービスとしては日本最大級ではないでしょうか。日本全国でサービス展開をしているみたいなので、どの地域の飲食店でも導入することができますね。


コロナ禍で急激に伸びたテイクアウト、デリバリー需要に対応するために上記のようなサービスを導入してみてはいかがでしょうか。この内食市場は今後もさらなる成長を見せると考えています。飲食店オーナーの方の中には店で食べてもらうことが絶対の価値だと考えておられる方もいるでしょうが、お客さんのニーズに対応していかなければ今後生き残ることは難しいのではないでしょうか。いかに初期から導入し、新業態に慣れておくかが今後の飲食店成長戦略にカギになるはずです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。他にも飲食店経営者なら知っておくべき情報、マーケティング、最新トレンドなどの記事を書いていますので他の記事も読んでいただけるとありがたいです。

では。



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