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フィルムとお出かけ

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昔のフィルムを掘り出してみると、移動中に何気なく撮った写真が多い。

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駅のホームだったり、電車の中だったり。

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スマホを片手に持ってなかったころ、代わりに持っていたフィルムカメラ。どこかに出かけるのに、片手に持つのにちょうどよかった。おかげで、全然退屈しなかった。スマホよりも見える情報はずっと少ないのに。

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フィルムカメラがあるおかげで、いろんなところに出かける理由ができたし、いくらかの記憶としても残っている。断片的だけど、そんなふうに途中の風景を切り取っていたのは、もう10年も前になる。

今も写真を撮ることを続けられているのは、最初にフィルムカメラで撮る楽しさを覚えたからだ。フィルムのざらざらとした感触、光の落ち加減。フィルムによって変わる色味、彩度。マニュアルレンズで捉えた距離と絞りと光の加減。
失敗したことのほうが多いし、のっぺりとしたつまらない写真しか撮れない時期もあったけれど、写真をやめる理由は見当たらなかった。のらりくらりと写真を撮り続けて、ときどき当時の写真を思い出す。

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半端に残った最後の一枚は、適当にシャッターを切っておしまいにする。そんなふうに過ごしていた、駅の途中。

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