心からエールを送るキミ【街中のこども観察記#4】
多くの園児が通っている幼稚園。
幼稚園からほど近いそのお宅は、他の園児たちの通園途中にあります。
二世帯住宅でお姉ちゃんが幼稚園児。
弟くんがまだ未就園児みたいで、私が通勤する時にはお姉ちゃんを送った後のお母さんとその弟くんがお家の前でおじいちゃんと話をしている光景をよく目にしています。
ある時、弟くんが遠くから歩いてくるお父さんと女の子を見つけて「○○ちゃんがんばれー!!!」と大きな声でエールを送っている場面に出くわしました。
○○ちゃんは、お姉ちゃんのお友達なのかな?
その声が届いた〇〇ちゃんとお父さんも手を振り、弟くんのエールにこたえながら歩みを進める。
○○ちゃんとお父さんが見えなくなるまでずーっと「〇〇ちゃん、がんばれー!」とエールを送り続けていた弟くん。
なんて微笑ましい光景なんだろう。
弟くん、キミは来年あたり入園なのかな?
毎朝お姉ちゃんのお見送りについて行っているから、幼稚園の雰囲気には慣れているんだろね。(^_-)-☆
きっとキミが入園する時には、たくさんの子たちがママを恋しがって泣いていると思う。
そんな時にキミが他の子に向かって「○○ちゃんがんばれ!」って声をかけてあげたら、声をかけられた子はホッとするかもしれない。
世の中って「わっか」になっているんだ。
キミの心に余裕がある時はキミがエールを送ってあげる。
反対にキミの心がしぼんでいる時には、だれか他の心に余裕がある人がキミにエールを送ってくれる。
そうやってみんなで支え合って生きているんだ。
弟くん、キミは多分お父さんお母さんだけでなく、おじいちゃんおばあちゃんにお姉ちゃんからたくさん愛情をもらって心のコップが満タン。
コップどころか満タンなのはバケツかもしれないね。
溢れてしまう愛情を他の人へ回すことができるその才能、素晴らしすぎる!
キミの優しさが他の子たちにも伝播して、キミの周りがいつも幸せに満ち足りていますように!
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