食で始める、簡単むくみ対策
むくみに悩んでいませんか？
朝は開かない瞼と向き合って、昼はなんだか気だるく、夕方には脚がパンパン……。
そんな毎日を送っている女性は少なくないはず。
今回は、『簡単に起きてしまうむくみを、いかに簡単に対策するか』のお話です。
むくみはいつ、なぜ起きるの？
むくみが起きる原因で多いのは、血液の悪循環。
脚は心臓より下にあるため血液が巡りにくく、ふくらはぎの力で血液を心臓に戻しています。
ところが長時間同じ体勢のままでいると、ふくらはぎが働かず、脚の血液循環が悪くなってしまう。
これが、体の中で特に脚がむくみやすい理由です。
他の体の部位でも、似たことが起こります。
朝に顔がむくんでいるのは、いつも心臓の上にある顔が、寝ているときは同じ高さだから。
また、下着や靴下など、窮屈な衣服を身に着けることで、血行不良が起き、むくみに繋がるというケースもあります。
意外と難しい、むくみ対策
「むくみを解消したい」「むくまない体が欲しい」のは山々。
それでも、窮屈な通勤服でのデスクワークは続いてしまう。
毎日マッサージやストレッチをするのはなかなか大変。
そんなとき、みなさんはどうしますか？
実は日頃の食事からも、手軽にむくみ対策はできるんです。
今回ご紹介するのは、むくみ解消に役立つ「食べ物」と「飲み物」。
毎日の食事に積極的に取り入れて、むくみを減らしていきましょう。
むくみに効く！おすすめの「食べ物」
細胞の間に水分が溜まることで発生してしまうむくみ。
「デトックス効果」や「整腸作用」がある食べ物で対策しましょう。
野菜、果物
利尿作用があり、むくみの原因になる老廃物の排出を助ける「カリウム」。野菜や果物にはカリウムが豊富に含まれています。
中でも特に多いのが、“ほうれん草"、"小松菜"、"アボカド"、"バナナ" です。
また、カリウムに加え「食物繊維」も含まれているのが"きゅうり" 。
食物繊維による腸を整える効果まで期待できます。
納豆
納豆が持つ成分「ナットウキナーゼ」には強力な血流促進効果があり、老廃物をスムーズに排出してくれます。
善玉菌を増やして腸内環境を整える作用もあり、高いデトックス効果が期待できるんです。
料理の材料を増やしたい、物足りないからあと一品、最後のデザートと、取り入れやすいものばかりですよね。
むくみに効く！おすすめの「飲み物」
「むくんでいるときは水分の摂り過ぎ。それなら、水分をなるべく摂らないようにしよう……。」
そう思う方は多いですよね。
実は間違いです。
水分を控えればむくみを解消できるわけではありません。
また、水分を摂り過ぎればむくむわけでもありません。
人の体には適切な水分の割合があり、それを維持する仕組みが備わっています。
ですから、水分が足りなければ喉が渇き、多ければ排泄されます。
むくみの主な原因は、「血液循環の不良」であり、「水分量ではない」んですね。
水分は摂っても問題ないと分かったところで「水分補給しながら、むくみ対策できる飲み物」を紹介します。
ルイボスティー
老廃物をスムーズに排出する「ミネラル」。
"ルイボスティー"なら、ミネラルを豊富に含んでいるうえ、代謝の促進、リラックス効果、便秘解消など、女性に嬉しい効果がたくさん。
しかもノンカフェインなので、妊娠中の女性にもぴったりです。
あずき茶
あずき茶には、むくみ解消に効果的な成分がたくさん。
サポニン：利尿作用で水分代謝を高める
カリウム：余分な塩分を排出する
ポリフェノール：細胞の働きを助けて血流を促す
むくみの原因「水分」「塩分」の2つにアプローチできるのがポイントです。
細胞や血管もサポートしてくれるので、よりスムーズな血液循環を期待できます。
こまめに摂取しやすい飲み物なら、意識せずとも対策が済んでいるかもしれませんよ。
むくみの敵？「食べ物」「飲み物」
身体のむくみを改善したい。軽減したい。
そんなときは、この2つに注意しましょう。
塩分・お酒(アルコール)
体内に塩分が増えると、「塩分濃度」を下げるために水分を取り込もうとします。
また体内にアルコールが増えると、「アルコール濃度」が高まって水分の処理がうまくいかなくなります。
塩分もアルコールも、多く摂取すると体内での濃度が高くなるので、それを薄めるために貯えた水分を出ていかせまいとした結果、むくんでしまうというメカニズムです。
（明日の食事は塩分高そうなうえ、アルコールも飲む……）
そんな方は、純粋な水など利尿作用がないものを、たっぷり飲むことを心がけてみてください。
きれいな水分で、体内の塩分・アルコールを薄めましょう。
今回は、「食べ物」「飲み物」から、むくみに関係するものをご紹介しました。
振り返ってみると意外なことが起こります。
「野菜・果物・納豆を食べるようにしよう、いつものお茶を変えてみよう、塩分・お酒には同量の水！」
つまり、おいしいものを飲んで食べるだけで、むくみ解消に繋がるんですね。
疲れて帰ってきてからやるマッサージとは雲泥の差。
疲れて帰ってきたら、おいしいものを食べましょう。
まずは、今回出てきた飲食物を意識するところから。
「食事」と「むくみ」を関連づける習慣がつけば、むくまない軽い体にどんどん近付けるはずですよ。
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