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父のOLYMPUS OM-1の話。

こんにちは!

古いモノ好きのLINDAですっ!笑

NOTEには、イタリア料理について学んでいることのおさらいを中心に書いていますが、たまには、違うことも書いてみようかなーと思います。

あたしんちは、ビデオカメラがありませんでした。父が、圧倒的に写真派だったからです。父の趣味が写真を撮ることだったため、我が家では、記録として動画を撮るだけでなく、テレビ番組を録画する習慣もありません。

そんな父の影響を受けて、母もカメラで写真を撮るのが好きでした。父は、飛行機や風景などを被写体にしていましたが、母の写真の楽しみ方には、もっぱら家族や友人のスナップ写真を撮っては焼き増しし、みんなに配ることまでがパッケージングされていました。

子どもの頃のあたしは、ほんとは、運動会や誕生日など、動画で撮ってもらいたかったのですが、写真には、「その瞬間」を切り取るよさがあります。さらに、フィルムカメラには、どんな風に「その瞬間」が切り取られたのか、現像してみないと分からないというドキドキ感もあります。自分でピントを合わせたり、露出を決めたり、フィルムを巻き上げたり…と、自分で全てやらなければならないところや、それゆえに被写体にじっくり向き合うことができるところも、フィルムカメラのよさだと思うのです。

もちろん、あたしはデジカメもビデオカメラも持ってます。デジカメはコンデジも一眼レフも使ったことがあります。今はもっぱらiPhoneを活用しています。でも。あえてフィルムカメラで撮影するのは、父や母と同じ楽しみを感じたいという、郷愁のようなものなのかもしれません。

実家に帰ったときに、オリンパスのOM-1を見つけました。父が仕事で使っていたものでした。名機と言われたOM-1は、父のカメラ保管庫で静かに眠っているように見えました。

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シャッター音やフィルムの巻き上げ音が、瞬間を切り取るために空間にハサミを入れているように聞こえます。外観はところどころキズはありますが、レンズはカビもなく、きれいです。望遠レンズも一緒に、もらうことに成功しました。

残念ながら、肝心のフィルムカバーが開かなかったのですが、職場のカメラ好きなおっちゃんの手によって、パカっと開くようになりました。あとはフィルムを買ってくれば、撮影できます。

これから、OM-1と一緒に、あたしの大好きな人やモノ、風景などの「その瞬間」を記録していきたいと思います。

今、若い子たちの中で「写ルンです」で写真を撮るのが流行ってるぽいですね。フィルム写真がエモいとかって言われてるとか。どの辺がエモいのかはわかりませんが、フィルムカメラや写真のよさが伝わっているのであれば、すごくうれしいです。昭和とかってすぐバカにする人がいますが、とても豊かな時代だったと思います。少なくとも、コンプライアンスだのナントカハラスメントだのと、アレもコレもダメと言われている現代よりも、ずっと自由に自分らしく生きている人たちがたくさんいたような気がします。

結局、クルマもそうだけど、ひと癖あるモノが好きなのかな、と再認識しています。

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