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私の人生と後悔、そしてこれから

先日、しばらく休職していた仕事を退職しました。
昔から、明確な将来の夢はありませんでした。高校生の時点ですら何も夢は無く、ただぼんやりとだけ、誰かの救いになれるような人でありたいと、そしてそれを仕事にしたいと、思っていたような気がします。
なぜ私が、「誰かの救いになりたい」と思ったのか。その思いをもとに探した社会福祉の大学で勉強をするうちに、段々とその理由に気づくこととなりました。

誰かの救いになりたい

私は、親との間に確実な何かがあります。それはきっとお互いの心理的な距離でもあり、私が勝手に抱えている、あの人たちへの鬱屈とした思いでもあるのだと思います。幼い頃、1番信頼できるはずの人で、当時の私にとって全てだったであろう人から言われた辛い言葉が、今でも頭から離れません。今では、その人から言われた言葉を私が自分自身で突きつけているような感覚にもなります。

身体ごと投げられたり、毎日のように叩かれたり、身体的なものなら全然耐えられました。その記憶が蘇ることも、そんなに多くありません。だけど、言葉はずっと私の中に残って、私を苦しめるものとなっています。
生きてていい理由を探さなければ、自分が生きていて良いと思えない。理由を探してもそんなものは見つからない。早く死んでしまいたい、未来が怖い。

学生時代は、なぜそんな思いが自分の中にあるのかもわからず、それが様々な苦しさに繋がっていても誰かに話すことなんて当たり前に出来ず、ただ苦しい毎日でした。
そんな毎日の中に、少しでもその苦しさに気づいて、話を聞いてくれる大人がいれば、私はもう少しだけ違った生き方をしていたのかもしれない。大学生活の中で、自分の人生や今までの生きづらさのきっかけを思い出して、理解して、そう思うようになりました。

そうして私は、当時の私のように何かに苦しみ、誰にも助けを求められないでいる子供たちの近くに居たいという思いを持ち始めました。
その後大学四年生でギリギリの就職活動を始め、自分のやりたいと思っていた仕事に就くことができました。その時は人生で初めて、これからの未来に少しの希望を持つことができたような気がします。

休職、自分と向き合う

でも働き始めてからも、自分自身が今まで抱えてきた苦しみや気持ちについては、何も解決しないまま無視をしてしまいました。そんな状態で、昔の私と同じような苦しみを持つ子供たちの話を聞いたり、職場の大人たちが言う誰かの悪口を耳にしたり、忙しない日々を過ごしたりしたせいか、気づけば毎日が苦しくて、今すぐにどこかへ行ってしまいたい気持ちに襲われることになりました。
その気持ちを沈めるために、私はしばらくやっていなかった過量服薬までしてしまいました。
出勤時でさえ多くの薬を飲んでしまった日、私はもう今の状態で仕事を続けてはいけないと感じました。こんな大人が子どもに関わるのは、失礼で危険だからです。それが、昨年の12月でした。

そこからは病院に通院しながら自分と向き合うことを努力してきました。でも今から数ヶ月前、これまでにない大きな希死念慮を感じた時から、受診をすることも嫌になりました。死ぬ勇気がないなら、今ある社会的な地位や繋がりを全て失えば、勇気も何も関係なく死ねるのでは無いか、そう思ったからです。(↓)

今は少しその思いは薄くなりましたが、そんな思いの中でわざわざ休職のための診断書を貰うことはできません。仮に今診断書を頂いたとしても、また自分と向き合う作業を継続して行える自信は全くありませんでした。

退職と悔しさ、これからのこと

そう考えると、仕事についてもこの先また同じ場所に戻るという未来を想像することができませんでした。だから私は、仕事を辞めるという決断をしました。

その決断をしてからは、毎日涙が出てきます。退職届を書こうとして、書き終わった冷たい文字を見て、こんな生き方しかできないことに悲しくなって、やりたかったことを続けられないことに悔しくなって、何度も涙が止まらなくなりました。それでも自分が出した決断だから、いつかはそれも前向きに変えなければなりません。今はまだ、無理そうです。

この先のことは何も決めていません。どうなるかも分かりません。でも、今まで大事な場面で適当な選択をし続けてきた私の人生の中で今回が初めて、自分なりにしっかり考えて決めた選択になることは間違いありません。今は前向きには捉えられないけど、またいつかしっかりと自分の気持ちを清算して、同じような仕事に戻って来たいと思います。ある意味これも、人生で初めての明確な目標かもしれません。
だからそのために生きようと思います。この先も死にたいと思うことは確実です。いつかまた、死ぬための行動をとってしまうのかもしれません。でも生きていられる間は、その初めての目標に向かって、少しずつ進みたいと思っています。



これまでの話と、これからの話でした。長くなってしまいましたが、最後まで読んでくださった方、本当にありがとうございます。
また、更新します。

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