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フランスの田舎から季節だより(裏の森)〜肩を張らずにフランス93

家の裏に森があります。以前にも書きましたがこの家の土地には森の一部がついていました。

小さな森を所有しているからといって何をするわけでもないです。土地としての価値もほとんどないですし。

森と隣接していることを気味悪がる人もいますが自分としてはむしろ逆で、どこか得をした気分。トトロの出る家というふうにも言われることがあったくらい。「おまえンチ、オッバケやーしきー!」という声が聞こえてきそう。

こらーっ、かんたー!

今の時期はまだ夏が終わりきっていないので目線から足元も緑が優勢。シダやイバラが鬱蒼と茂っています。足を踏み入れるのも躊躇するほどなので、そろそろ小道の部分だけでも草刈りしないといけません。

「草刈り」と呼ぶにはあまりに障害物が多い小道。森ですから枯れ枝も若木も混ぜこぜ。普通の芝刈り機では太刀打ちできません。

大昔ならこうやっていたんでしょう(実はこれもあるんですが、、、)。数年前にトラクター式の特化型の機械を中古で買いました。

どこが普通の芝刈り機と違うかというと、刃が違います。

宙ぶらりんの刃が回る仕組み。木の枝にぶつかっても刃は叩くだけで詰まることはない。草や若木が密集する場所に特化された機械です。餅は餅屋ですね。家を取り囲む生垣?の根本もこれで「掃除」します。年に2回くらいなのでそれほど苦にもなりません。

               ***

秋が深まるにつれ枯葉が積もり全体が薄茶色になっていきます。この森は松 « pin »、栗 « châtaignier »、樫 « chêne »がほとんど。特徴のあるギザギザの葉っぱで一面埋もれます。ヒイラギ « houx »も雑草みたいにあちこちに生えているので引っかかれないよう気をつけないといけません。

今のところはこんな程度。この先もっと季節が進むと面白いものに遭遇することがあります。


それはまたその季節になった時にお話ししましょう。

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