見出し画像

動物たち(その1)〜肩を張らずにフランス19

ガラッと話を変えよう。せっかく田舎に住んでいるので動物たちの話をしよう。

動物「たち」と言ったのは猫犬以外の野生動物もここにはいるから。普通に家にじっとしているだけでいろんな鳥の声が聞こえるし、2〜3キロ散歩でもしたら鹿、野ウサギ、ウサギと遭遇することも多い。

動物との付き合いはかれこれ30年近く続いている。

「初めに猫ありき」で猫から始まり今も猫がいる。途切れたのは最初の猫とその次の4匹を引き取るまでの2週間だけだ。しばらくは喪に服してと思っていたが3日ほどで我慢しきれなくなった。2週間でも永遠に感じた。

いきなり家族が増えた、、、

子猫が今にも生まれ落ちそうなお腹の大きな雌猫を知り合いから引き取ったのが始まりだった。すぐに子猫が4匹産まれ、3匹は里親が見つかり3ヶ月後に出て行った。引き取り手のなかった1匹と親猫が残った。何年か後に親猫はフッと姿を消したままいなくなることになる。

この親子猫2匹で1年ほど経った頃小さな犬を引き取った。6年ほど経ってある日獣医に預けていたところ手をすり抜けて外に逃げ出してしまった。探し回ったけれど見つからず。翌日の朝、県道にペシャンコになっているのを見つけた。タトゥーが残っていたので間違いない。手で剥がし袋に入れて持って帰り裏の森に埋めた。

全部を語ると相当なページ数になりそうなので割愛するが、猫を都合10匹ほど飼った。一時期5匹いたこともあった。雄猫の1匹がどこかに消えてしまった以外は今いる1匹を除いてみんな看取ったことになる。うちには歴代の猫が眠っている墓場がある。

何かの形で引き取ってきた動物たちばかりだった。中に1匹ふらふらやってきた奴もいた。ひどい状態だった。元気にはなったが生後の発育不良が祟ったのか長生きはしなかった。また1匹は生まれつき腎臓が弱く去年6歳で安楽死させざるを得なかった。毎回泣かされたが特にこいつの時には、泣いた。先ほども書いた通り現在は1匹だけ雌猫がいる。

辛気臭くなってしまった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?