今回の帰国を振り返って〜肩を張らずにフランス121
これまでになくサプライズの多い帰国だった。
大きな移動もあった。50年以上コンタクトのなかった親類、なぜか敬遠していた旧友との再会もあった。参加することを想像もしなかったイベントにも行った。新しい友人もできた。
義務的に感じていた帰国。この歳になってどこか苦痛にも思えていた。これほどの新鮮さを見せてくれるとはまるで思わなかった。帰国便の中で記事を書いているこの瞬間にもまた戻りたいと感じている自分がいる。全く驚きだ。こんなことは一度もなかった。
何が違ったんだろう?何がこれほどの違いを生んだんだろう?
実は答えは自分なりに出ている。日程の偶然もあったがそればかりじゃない。
出発前から蒔いておいた種が実をつけた。
手にしたことのなかった新しい種、ずっと持っていたのに蒔く時期を無くしていた種、持っていたことすら忘れていた種。
ダメ元で蒔いてみたものばかりだった。普段の自分からすると躊躇ってやりそうのないことを驚くほどナチュラルにやった。
60を超え何か思うところがあったのか、それとも子供帰りをしたのか。恥も外聞もなくよくここまでできたものだ。驚きの行動力!
人生まだまだ捨てたもんじゃないな。やっぱり新しい何かというのは待ってるだけじゃあやって来ない。新しくしようと決めて新しくしたから新しくなった。
当然だな。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?