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英国 エジンバラ公 フィリップ殿下 逝去

フィリップ殿下 逝去

イギリス、エリザベス女王の旦那様、エジンバラ公爵フィリップ殿下が

2021年 4月9日 99歳、ウィンザー城で生涯を終えられました。

以前、フィリップ殿下を拝謁した事があるので、

とても悲しくご冥福をお祈りします。

そして、4月10日午後12時には、英国全地域で、ミリタリーによる

追悼セレモニーが行われました。

フィリップ殿下との初めての出会い

イギリス、ヒースロー空港で日経航空会社でクラブクラスでチェックインを

していた際に、

フィリップ殿下がたまたま空港の偵察に来ていらしていて、

チェクインカウンターから少し3−4メートル離れたあたりで、

立って談笑していらっしゃるのをお見受けしていました。 

お付き合いの方はそれほどいなくて、1−2人ぐらいの少ない感じだったので、(おそらく、離れたところにSPはいたと思いますが)周りの方もあんまり気づいていないようでした。

ファーストクラスチェクインをしていた先輩と

フィリップ殿下こんなにお近くで拝見できるなんてとお話しをしていると、、、、

なんと、フィリップ殿下が私達のチェックインカウンターの前までお近づきになるではないですか・・・

冷静を装い、にこやかに笑みを見せていましたが、

どこの航空会社?  Japan Airline?

とファーストクラス担当の先輩にお尋ねになったんですね。

私も隣に座っていたので、昨日の事のようにその時の映像が思い出されます。

日本の航空会社ですが、NIPPONは英語では認識あまりされていないので、

理解が少し難しいようでした。 

でも殿下はとっても、気さくな背の高いハンサムな紳士という感じで、

とても好印象でした。

それまでテレビで拝見する皇族の方という想いから

急に親近感が

勝手に私の中で増しました。 

それ依頼、フィリップ殿下がテレビに出られると

自然とつい目がいってしまいました。 

数年前から公務は控えていらして、つい最近手術をされて静養されているのは知っていましたが、順調にいっていると思っていたので、

今回のニュースは本当に残念で仕方がありません。あと数ヶ月で100歳の

お誕生日だったとのこと。残念でなりませんね。

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フィリップ殿下の家系、苦難

フィリップ殿下はギリシャとデンマーク、ノルウェーの王家の

グリュックスブルグ家の王子様。

(Prince of Greece and Denmarkの称号をエリザベス王女とご結婚の際に放棄されています。)

祖父にギリシャ王、アンドレアス(ゲオルギオス1世)、

曾祖父にデンマーク王、クリスチャン9世、 

高祖父にロシア皇帝ニコライ1世 

高祖母にイギリス女王 ヴィクトリア女王がいます。 

フィリップのお母様はヴィクトリア女王とアルバート公の次女 

アリス モードメアリーの娘 アリス・オブ・バッテンベルグ)

まーなんと高貴なお方なんでしょうか。。。

でもフィリップ殿下は幼少の頃から、

ギリシャから家族で国外追放された後、

家族で親戚のフランスで逃亡生活をしていたり、

お父様は愛人に溺れ、お母様は精神病を病い、

お姉様、4人がドイツ人貴族の方達とご結婚された後は1人ぼっちになり、

イギリスの祖母のヴィクトリア、叔父ジョージルイスとしばらく暮らしたり、

その後、ドイツのバーデン家の学校へ進学され、

再度、イギリスに戻り、イギリスの海軍兵学校でトップクラスで卒業され、

第2時世界大戦にも海軍で従軍されたりしてと、

本当にご苦労をされているんですね。

幼少時は悲劇のプリンスです。

その後、エリザベスとご結婚後も、ドイツの血筋(お母様方)が入っている、姉妹4人はドイツ人と結婚してい

王室も、1917年にビクトリアの夫のアルバートのファミリーサクス=コバーク=ゴータ家からジョージ5世によって第一次世界大戦の敵対国、ドイツをけ懸念をし、ウィンザー家の名で変更されているが、ハノーヴァー朝の後身

と見られる事が多い。


ロイヤルファミリーとしてのイメージを変え、


エリザベス女王の傍で支えながら築いてこられました。

英国民からのロイヤルファミリーに対する

Respectful (敬意)

はとても大きいです。 

それを象徴するように、

ロンドンのウエストミンスター寺院は

2021年 4月9日の午後6時から殿下がご生存された

99年間を意味する99回の鐘を鳴らして、

その悲しみを英国民にお伝えしました。テレビでも放映されました。

そして、次の日にはイギリス全土に渡り、41砲の礼砲が放たれました。

エリザベス女王の初恋

フィリップ殿下はエリザベス女王と73年以上もの間、そばに寄り添い王室を支え女王様にとってはさぞかし、心強い存在だった事でしょう。

エリザベス女王の幼少期からの初恋の想いを貫いて、

周囲の反対を押し切り、

ご結婚されたエリザベス女王。

なんだか素敵な恋愛物語じゃないですか?

絵本の中のプリンセスストーリーのようですよね。

高貴なプリンセスが、お金が目当てではなく純愛でプリンスとご結婚される。

色々あった事も確かなようですが、後期はお二人とも幸せに長生きされたの

でしょうね。 

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愛は力なりです。

ビクトリア女王とプリンスアルバート

ビクトリア女王もドイツ人の王子様、アルバートとのご結婚されてそうでしが、

素敵な旦那様が一緒だと国家も安定するのでしょうね。

アルバートのお父様は愛人を作り、

お母様との不仲が原因で幼少期は寂しい想いをされたようです。

それで、プリンスアルバートはとても家庭的な夫になったと言われています。

子供が6人もいらして、家族繁栄にも貢献されています。


ウーマンパワーのイギリス

そう、歴史を振り返ると、何百年も前から、

ウーマンパワーが国を制するイギリスって凄いと思いませんか? 

イギリス史を知ると本当に面白いです。

女性が制覇すると、国が平和で長続きして安定するんですよ。 

だから英国民は女王様が好きですね。

王室への献金、花束代をチャリティーに

国葬はされないようで、チャリティー活動を積極的に行っていた

バッキングハム宮殿より、 

花束代や献金をチャリティーに寄付してください

との声明が発表されています。

とっても良いアイデアだと思います。

ダイアナ妃が亡くなった後にイギリスに留学生として来英したのですが、

ケンジントンパレスの前にはダイアナ妃が亡くなった

4−5ヶ月後でもいつも花束が一杯で、

枯れてしまった宮殿の前の大量のお花を処理するのも大変でしょう

と密かに思いっていました。

確かに花束代のお金をチャリティーに献金したら、

もっと多くの貧しい人を助けられるでしょうし。 

イギリスは、社会保障がとても充実していて、

イギリス人のチャリティー精神には脱帽です。

ロイヤルファミリーは沢山の土地などを所持して、個人収入があるので、毎月多額の収入が税金以外にもあります。

その分、沢山のチャリティー献金もされています。

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当日は、公式WEBサイトで

フィリップ殿下がウインザー城で4月9日朝に逝去されたお知らせがありました。

4月17日土曜日、午後エジンバラ侯爵の葬儀が行われました。

ハリー王子もアメリカから駆けつけ、ウィリアム王子と歩きました。

私はこの光景をダイアナ妃の葬儀の光景を思い浮かべてしまいました。

あの頃は、まだ、若かったですね。

そして、チャールズ皇太子とアンドリュー王子も参加。

通常ならば、軍服を着るのですが、今回は軍服を着ることを許されていない方に合わせて、みなさんスーツ姿でしたね。

午後3時には、1分間のサイレントがありました。 もちろん国民もです。

厳かなセレモニーでした。

イギリスの王室に興味のある方は下記でチェックすると

最新の情報を得ることができます。

https://www.royal.uk/royal-family


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