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マダム・イン・ニューヨーク

今日は、私がボリウッドにはまったきっかけの映画についてのお話しです。

娘が高校受験をしていた頃、難しい娘との距離の取り方に悩んでいた時に、アロマセラピストさんから「観ると良いよ」と言われて映画館に見に行きました。

マダム・イン・ニューヨーク』は2012年のインド映画。監督はガウリ・シンデー。出演はシュリデヴィなど。(English Vinglish)という主題歌からサブタイトルがつけられています。英語の苦手なインド人主婦がニューヨークの英語学校に通うようになったことをきっかけに自信と誇りを取り戻していく姿を描いていて2012年9月に開催された第三十七回トロント国際映画祭で初上映されました。

インド映画では「コメディ」と分類されていますが、それよりも「ハートウォーム映画」と言った方がいいかな。「ホームコメディ」でも良いかもしれない。

語学を学ぶということは、自分の意見を多言語に置き換えて、それを言葉に出すということ。母国語とは全く違う価値観を持つということなのだなぁと思います。

親が英語ができないことを馬鹿にしたりする子どもに
勉強は教えてもらえるけれど、
思いやりは、どうやったら、教えられるかと、吐息をつく。

愛情と敬意(love and respect)
他者への思いやりは、
たとえ家族であっても、大切で、
いつも、他人には、優しく思いやりをもって接したい、
とシャシ(シュリ・デヴィ)は言う。

このあたりからみんなぐんぐんとシャシに惹かれていきます。英会話教室の生徒たちもみんなシャシの生き方に影響されて、自分たちを取り戻して行く。
サリーの上に颯爽とトレンチコートを着てニューヨークを歩くシャシは最高です。

後半シャシに恋するフランス人シェフからの求愛を断って(ここら辺が一番の見せ場かも)、シャシの言うスピーチ(英会話教室最終日の課題)がすごくいい。
主題歌の下に書いておきますから見てみたい人はスクロールしてください。(ネタばれです)

http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=jqxF6MT4sZo













結婚は素晴らしいもの。
それは最も特別な友情。
なぜなら対等な者同士の友情だから。

人生は長い旅。
時には相手より劣っていると感じる時があるかもしれない。
そんな時は、お互いに助け合って、
対等と感じるようにすること。
そうすれば大丈夫。

時には、相手の気持ちがわからなくなるもの。
助け合う方法も見失う。
それは結婚の終わり?
いいえ、違う。
そんなときこそ、自分で自分を助ける時。
自分を大切にすることは、
あなた自身が一番うまくできるはず。
それができれば、再び、
相手と対等だと感じられるようになる。
友情関係が戻ってくる。
人生が輝き出す!

忙しいでしょうが、
家族をもうけてね。息子や娘を。
この広い世界の中で、
小さくてもとても大切なあなたたち家族の世界を、
とてもいいものよ。家族は…。

家族は、あなたを決して決めつけたり、
傷つけたり、
引け目を感じさせたりしない。
あなたの弱みを笑わないのは、家族だけ。
家族だけは、愛と敬意を与えてくれる。

末永く、お幸せに。ありがとう…。

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