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#IELTS or #TOEFL ?

海外の大学_大学院留学にあたって、ノンネイティブスピーカーには必ずといっていいほど求められる要件が #IELTS#TOEFL の受験ではないでしょうか

拙稿より、僕が #大学院留学 を決意してから、英語試験においてターゲットスコアを獲得し、 #スイス 生活を始め、 #EPFL を卒業した今日でもなお続けている #英語 学習について、どのようなことをやってきたか_やっているかを記録いたします。それなりに上達できたと満足している一方で、コストや時間をかけすぎたと反省している点もあるので、留学を考えている方やより効率的な英語学習の確立を検討されている方にとっての、ヒントになれば幸いです

準備は余裕をもって入念に

#AISTS#FIFAMaster で迷っていた僕が、次に選択を迫られたのは英語アセスメントの試験でした

冒頭の通り、英語圏以外からのノンネイティブスピーカーの英語スキルを評価するため、留学にあたってはIELTSかTOEFLにおいて指定された条件以上のスコアを獲得した成績表を提出する必要があります。大学院_マスター留学の場合、IELTSでは6.5以上_ただし各項目6.0以上、TOEFL iBTでは85以上_ただし各項目20以上、という条件が概ね設定されています。ここでいう項目とは、言語4技能のことで、リスニング、スピーキング、リーディング、ライティングを指します

留学の準備といえば、このIELTSとTOEFL、どちらで受験するか_どちらが自分に合っているかという研究から始まりました。そして、大学院の申込締切日から逆算し、受験日や受験会場_東京でも毎週実施されていた訳ではないので、それらスケジュールを勘案していると、このテスト準備には最も時間をかけました。それから、お金も。。。

IELTSとTOEFLの情報については、ネット上にごまんと溢れていますので、ここでは僕の経験にフォーカスします

ネット情報を検索しながら、過去受験者のレビューなども参考にしつつ、また出勤途中に本屋へ毎朝立ち寄って、それぞれの参考書をよく眺めていました。当時_2017年晩冬、参考書の数が店頭に多かったのはTOEFLの方で、IELTSに関する参考書はそれに比べてはるかに少なかったと記憶しています。実際、僕が大学時代にイギリスへ留学する前に受験したのもTOEFLでした。ただ、その時と現在のテスト仕様は大きく変わっていますので、昔の経験は一切参考にしていません

それぞれ、試しに受験してみて、自分が気に入った方を選択しようかとも考えたのですが、それでは時間的にも経済的にも効率が悪いと思い直しました。というのも、1回の受験料がどちらも25,000円近くもするのです。また、 #AISTS _僕の目指す大学院の最終締切が2017年5月1日_残り3ヶ月もない状況でしたので、どちらか選んだ方で最低2回は受験できるようにスケジュールを組み、初回は雰囲気や問題形式に慣れ、2回目の受験で目標スコアを達成するという計画を立てました

決め手は、集中持続力

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結論、僕はIELTSを選択しました

その主な理由は、以下の通りです

1.  総所要時間が短いこと
2. リスニングとスピーキングの時間が短いこと
3. スピーキングのテストが対人であること

2017年当時、TOEFLのテストにかかる時間は全モジュールでおよそ3時間30分、受付などを入れると4時間近くといわれていました。2019年より試験時間が3時間にまで短縮されたようですが、IELTSの場合は、朝9時からリスニング、リーディング、ライティングの順に休憩なしのノンストップで行なわれ、その所要時間が2時間40分、お昼前には終了します。ただし、スピーキングの時間を除きます

試験など緊張する場面では、僕はトイレが近くなる傾向があり、最後まで途切れなく問題にだけ集中力を注ぐためにも、この所要時間の短さは大きなポイントでした。またIELTSの場合、スピーキングのテストが試験当日_土曜日の午後、あるいは翌日の日曜日に行なわれ、申込の際に選択することができます。この点については特段の好みはなかったのですが、ワンデイの場合は1日で試験が終わるので、土日の両方を潰さずに過ごすことができますし、両日の場合でしたら、スピーキングだけに向けて準備をすることができたり、気持ちをリフレッシュしたりすることができます。なお、ワンデイの方が人気が高いので、日曜日にスピーキング受験が難しい場合は早めに申し込む必要があります

また、以前のエントリーでも取り上げたのですが、僕は #スピーキング#リスニング に特に苦手意識があるので、少しでもその負担を減らしたかったということも考慮しました。IELTSの場合、リスニングは30分かけて4セッション、合計40の設問の回答を聞き取ります。その30分の後には回答用紙に答えを記載する時間が10分ありますので、問題の最中はリスニングだけに集中することができます。ちなみに、TOEFLの場合、リスニングの時間が41-57分とのことです

また、IELTSのスピーキングについては、個室に入って試験官とふたりだけのテストです。試験官も時間に限りがありますので、テストが長引くということは決してありません。短くて11分、長くとも14分で終了します

TOEFLの場合ですと、コンピューターに向かって話しかけるスタイルのようです。自分の場合、この点が向いていないと判断しました

というのも、スピーキングというのは相手の質問を聞き取る_リスニングのスキルも同時に求められていますので、対人スタイルの方が相手の表情や口の動きが見られることで音声以外の情報が得られることや、たとえ聞き取れなかったとしても、リフレーズ_言い換え表現を使って減点されないように質問を聞き返すテクニックが身につけられるなど、多くのメリットを感じました

この他にも、IELTSはブリティッシュ・カウンシルやケンブリッジ大学英語検定機構など、主にイギリスの組織が協同で運営している英語試験であることから、イギリス英語を多く出題する傾向があります。すなわち、アメリカ主体のTOEFLより、ヨーロッパでの認知度が高いので、ヨーロッパで馴染みの深いイギリス英語_発音に親しんでおくことが、将来的にスイスで生活することにおいてプラスになるだろうとも考えていました

ちなみに、IELTSはTOEFLのように、コンピューター試験を2019年より導入しているようで、平日での受験も可能になったとのことです。コンピューターにするか、それとも従来のハンドライティングで受験するか、選択肢が拡げられたこともメリットのひとつとなったといえるでしょう

永い路は、はじまったばかり

僕はIELTSを選択してよかったと想っています

なぜなら、IELTSのおかげで自分の英語に自信をもつことができましたし、なにより大学院留学という新しい扉を開くことができました。そして、IELTS対策の勉強をすることで、日本の義務教育の中で中学生から学んできた英語_リーディングとライティング中心から、より実用的なスキル_スピーキングとリスニングに重点をおいて、4技能をバランスよく習得することができました

こうして、IELTSのバンドスコア6.5獲得に向けての猛勉強を始めたのです

申込締切まで3ヶ月もない中で、IELTSに向けた勉強だけでなく、様々な書類の準備を進めなければなりませんでした

この時、2017年2月

夢路はまだまだ、はじまったばかりで、永く永く続いていくのです

でも、あれから3年も経っているとは、驚くばかりです


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