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美術展2

 昨日の続きのようなものです。
 遠藤彰子さんの美術展を見ての気持ちの高ぶりが、まだ薄っすら続いていていい気分。
 展示のラストのあたりに、その巨大な作品を描くようすを映像で見れました。脚立を昇り降りしながらキャンパスに向う姿すら、楽しい。こんなふうに絵を描けたらどんな気分なのだろうと想像し、改めて創作することの素晴らしさを想う。
 お土産に買ったポスターとポストカードを見ながらもう数日楽しむことにする。

 そんな中、ふと思い出すのは、生前の祖父のこと。彼は、掛け軸を季節ごとにかけかえていた。恐らくはコピーであることは、子供のわたしにも何となく分かっていた。
 綺麗好きでキチッとした人だったから、掛け軸や絵を飾るのも「几帳面な性格だな」としか思っていなかった。しかし、今なら少しわかる。誰よりも毎日の楽しみ方を知っていたんだなと。わたしはおじいちゃん子だと、自分では思っているのだが、時が経つにつれて感心させられる祖父の人生は控えめに言っても凄い。
 

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