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プロの料理人の鴨ロースの焼き方【完全版】

鴨ロース肉(鴨胸肉)のローストは一般家庭ではあまり作る機会がないと思います。
よく調理されるのは牛、豚、鶏あたりでしょうか。

あまり馴染みがないので難しいと思っている方も少なくないと思うのですが、個人的には家庭で一番簡単に美味しく火入れできるのは鴨なんじゃないかと思っています。

理由は分厚い皮(脂肪)を持っているので、フライパンだけで火入れをしたとしても身に間接的にゆっくり火入れすることができるからです。
他のお肉は直接身に熱源が触れるので肉の温度が上がりやすく、パサつきがちになってしまいます。

ただじゃあ鴨は余裕やんけ、とはならないのがややこしいところ。
難しいのは難しいのです。
どっちやねんって感じですが、
難しいけどその難しい中では簡単である、というわけのわからない難易度となっております。

つまりは設備がなくても工夫すればプロの火入れができるってことです。

あ、でもこのnoteではフライパンとオーブン両方使います。
ただ温度調節がそんなにできないやつでも作れるレシピにしますのでハードルはまだ低めかと。

鴨を美味しくローストするためのポイント

①皮をしっかり香ばしく焼き、脂を程よく落とす。

②身は均一なロゼで仕上げる。

③肉の水っぽさを無くすために適度に水分を抜きながら火入れする。

大きなポイントはこの3つです。
これらを完璧にするだけで、ほどほどのお店の火入れは超えることができます。たぶん。

ではこの3つのポイントを念頭にクッソ細かく焼き方を解説していきます。

大まかな流れはYouTube動画、
『プロの料理人の鴨の焼き方』
をご覧ください。

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